単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

2018春 仲間たち(2/2)タイムスリップ

2018-04-29 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

明日の朝どうする? 三々五々でお別れしますか? そだねー、いつも春は、そだねー。

朝7時、ガン先輩とヤスにメールを残し、ホテルを出た。

 


 

去年同様、天気は申し分ないんだけど、「さあ!何処へいこうか。」とはいかない。

それでも岩手山を拝まないことにはと、開運橋越しの岩手山をカメラに収めた。

あとは、帰巣本能に任せて、西に走るだけだ。

 


 

萌黄色の仙岩峠を楽しみにしていたはずなのに、どうだったか、今もって印象がない。

帰り道のテンションじゃあ、ボクの気持ちが芽吹かないってことだ。

休憩のため駐車帯でバイクを降り、安全柵に手を掛けた瞬間、思わずのけぞった!!

 


 

なに!マムシだあ?!! もう、ほんとにヤダよ。勘弁してよ。

なにかあ? それで「蛇沢橋」だってかあ・・。冗談じゃねーよ、笑えるかあ!! 

オサムちゃん、姫神山は大丈夫? クマよりマムシの方が出る確率高いよ。

 


 

小岩井農場、田沢湖、刺巻、角館・・、前走車が次々ハンドル切って道を折れていく。

角館の桧木内川ほど名は知れていないけど、ここの桜並木もいいよ。

 


 

国道105号大仙市「道の駅なかせん」の裏手を流れる斉内川。この先で玉川に落ちる。

ここでは、花と川面とそれを愛でる人たちがひとつに調和して、穏やかな風景になる。

 


 

免許取りたての頃、盛岡へ向かって走った当時の道が旧道として所々に残っている。

当時から、国道105号は国道というよりも、そこに暮らす人たちの生活道路だった。

好きな道でした。時々、当時の記憶を呼び戻しながら、時間旅行を楽しみます。

 


 

特に印象深かったのは、ここにあった大曲市立中山小学校。

当時は廃校になったばかりの木造校舎が残っていて、いい雰囲気を醸していたんです。

 


 

ボクの入った小学校にはなかったけど、ボク等の親の世代ですね。二宮さん。

出張の帰り通った時、門柱の前で職場の先輩に撮ってもらった写真、どこかにあるはず。

 


 

現道との交差を繰り返しながら時間旅行を続けようとしたけど、なかなか難しい。

一度現道に出た後、その先、旧道への入口を見落としてしまう。

ほんのわずかタイムスリップしただけで、再び現実の世界に引き戻されてしまった。

 


 

よくよく考えれば、高速道路もバイパスも今のボクにはあんまり必要ないんだ。

昔走った思い出深い旧道をチンタラ走っているのが、ちょうどいい居場所なんだ。

二日間、ぐるーっと走ってみて、そう感じました。


2018春 仲間たち(1/2)北上川の東側

2018-04-28 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

岩手県平泉町。

国道4号から東に折れ、藤原氏の遺構群を背にして、北上川に架かる高舘橋を渡る。

予定通り、今回は北上川の東側を北上し、盛岡を目指しましょう。初めての路です。

 


 

高舘橋から10数キロ、県道14号一関北上線の沿道に立つ芭蕉と蘇民。

話題になったJRのポスターで初めて知った「蘇民祭」と黒石寺。

 


 

天平元年(729)行基菩薩が開山。NHKドラマ「大仏開眼」の時代、天平だぜ!

ミーハー的薄っぺらい感動で、すいません。

 


 

下帯ひとつの猛者たちが蘇民袋を奪い合う程度のことしか知らないけど・・。

引き継がれていることって、大したもんだよ。生活に根付いてなきゃ無理だもん。

 


 

作業中の数人の造園職人のほか、参詣者の姿は見えない。

静かです。柔らかい陽射し、清楚な空気・・、安らぎます。

 


 

今回、一番印象に残った風景は、この場所かな。

奥州市江刺、国道456号沿いの田んぼの中に一本だけ残る立派な松。

それなりの深~い訳があるんだろうけど、何も語らず ・・、そこがいい。

 


 

頭の中に覚え込んだ地図とお天道様の位置が頼り。

不安になるほど、どんどん、東の方、里山の方へ、ボクを導く初めての路。

期待通りの静かで奥ゆかしくて上品な風景が、どんどん広がっては過ぎていく。

 


 

前方の小高い丘の上に小さな東屋を見つけて間もなく、「観音堂橋」に遭遇。

ってえことは、あれが観音堂かあ・・? 

 


 

何の説明もなく鎮座するお堂。

いや、石柱に「江刺三十三観音霊場第二十四番札所 岩ノ目観音堂」と読める。

笑ってしまうほどの無造作感。わざわざバイクを停めて登る奴にも笑ってしまうけど。

 


 

目の当たりにして、まあビックリ! かなり朽ちている。

お堂の周りの高欄なんか、ほぞが穴から外れてるし。

 


 

いいねえ!! 眺望は期待したとおりの一級品。

文字通り、お山の大将にでもなった気分。爽快だ。

 


 

見下ろせば、急で荒れた坂道。

足元を滑らせながら、やっとのことで下りた坂道を、ボクは再び登るはめに。

お堂の横にヘルメットを忘れた。っていうか、なぜメットを被って登るんだ?!ってことだよ。

 


 

一関から盛岡まで100キロほど。あちこち寄っても4時間あれば・・。

12時に一関を出て、東和温泉に着いたのは、もう3時を過ぎていた。

これじゃあ、温泉どころか賢治記念館も諦めないと。おまけに、どこも満車だし。

 


 

あとは南大橋をめざし、ひたすら走るだけ。

とは言っても、ギラギラした看板と車の喧騒で溢れた国道4号とは真逆の風景だもの。

ちょくちょく停まって、癒されたいよ。

 


 

紫波町を過ぎて矢巾町に入る。あと盛岡まで10キロちょっと。

スッとした山の形・・、まさか姫神山? いや、低い。第一、近すぎる。

「矢巾辺りから見えるスッとした山って、姫神?」とオサムに訊いたら、「そ、姫神だよ。」

 


 

今秋、ヤスとボクは、オサムの案内で姫神山の初登頂を計画している。

「小学校の遠足でも登る山だよ。」と言ってたから、あんなもんだろか・・?

二月の会が流れたロートルOB達が再び「いかり」に参集した。

「二月になっても案内来ないし・・」という秋田のアネと大崎のコマツは、この会は初めて。

 


 

酔っ払いおやじたちが持つ袋の中は、キクちゃんが一つ一つ心を込めて焼いてくれたパイ。

しっかりぶら下げて、定番の二次会場「食道園」へ。

キクちゃん、安心して。みんな忘れずに持ち帰ったから。ありがとうございました。

 


 

 


やばいよ やばいよ

2018-04-26 | オートバイ・メンテ

 

週末は盛岡まで走るけど、オイルの量は大丈夫かな・・待てよ。いつ換えたんだっけ?

ブログ記事によれば・・・、一昨年の8月じゃないか。やばい。5千キロ越えてるよ。

補充どころじゃない。ホームセンターに走りオイル二缶調達、全部入れ替えです。

 


 

ドレーン二か所に、これまでひとつの受け皿で処理していましたが、今回二つ用意した。

当たり前のことを、何故、今までやらなかったか。適当な容器が見つからなかっただけ。

 


 

フィルター交換時1.8リッターと記載されてるけど、2.0リッターが適量の気がします。

交換の目安も、取説では6千キロだけど、巷では純正使用でも3千キロが常識らしい。

 


 

オイル・フィルターも交換しました。マグネット付きです。

これも記事によると、前回の交換はオイルの更に一年前。2015年7月でした。

オドメーターの記録がないので走行距離は不明。備忘録としてはいけませんねえ。

 


 

荷造りは明日にしましょう。今回はOB戦がないので荷造りも楽です。

時間的にも余裕があるので、一関経由でコン先輩に挨拶していこうかなと考えています。

そのあとは、いつもの4号は避け、北上川の東側を北上しようと思います。

経路には賢治記念館もあるし、いつもと違うイーハトーヴに出会えるかもしれません。


携行アイテム

2018-04-19 | ちょこっと旅・温泉

 

車検明けの今シーズンの初乗りでしたが、気温15度前後ではまだ寒い。

国道107号秋田県旧山内村黒沢地区。岩手県との県境はすぐそこ。

 


 

こんなに雪が残っているとは思わなかった。

晴れてはいるものの陽射しから受ける熱量は弱い。残雪の風景がさらに寒気を助長する。

 


 

この時季の錦秋湖は少し白濁したような淡い緑色。

「 木々の葉っぱの色が雪解け水に溶けだすから。」と教えてくれたのは確か・・、ヤス。

 


 

身体が冷えて錦秋湖周辺を散策する意欲が削がれてしまった。温泉が欲しい!!

本当は静かな「穴ゆっこ」にしたかったけど、冷えた身体がそこまでもたない。ここでいい。

 


 

はじめはボクひとり。あとから前後して70歳過ぎのお爺さんがふたり入ってきた。

「どちらから?」「江刺の方から・・」「そっちだば、もう土掘ってらだが?」

面識がなくても、お百姓さんは「土」の話題ですぐ友だちになれる。すごいことだと思う。

 


 

「あつめ」の湯は、これまでになく熱かった。

駅舎の前で涼んでいる時、「駅百選」の看板に気付いた。

あん時のあの駅と一緒じゃん。 ここは温泉併設が選定理由かなあ?

 


 

今回出番がなかったけど、久しぶりに携行したアイテム。恥ずかしいのでボカシをいれた。

カメラはすぐにその場を立ち去ってしまうけど、これなら下手なりに小一時間は風景と向き合う。

写真より印象の深い思い出になるけど、とても人に見せらる代物じゃない

厚顔無恥を自認、いつかお見せしましょう。そん時は笑ってやってください。 


出不精

2018-04-12 | 暮らし・ジョギング

 

赤川堤の桜も、ほぼ満開。

一週間ぶりのジョギングは、花を愛でながらのチンタラ散歩。

 


 

春の作業が始まっている。

バイパスとの間に残る畑には、市民農園も多くあるらしい。

 


 

あちこちに保育園児たちの姿が・・。土手で園児と遭遇するのは稀な事。

土手の道路が車両通行止めになったからかもしれない。おかげでボクも安心して走れるし。

 


 

中州に繁茂する灌木の淡い彩りが、たまらないほど優しい。

もえぎ色に染まる仙岩の山々。♪♪ こぶし咲く あの丘 北国の 北国の〜春・・・かあ。

 


 

サボり癖のツケが回って、かなりゆっくり目に走っていても、後半、結構、きつい。

なぜ、ボクは継続できないのか。サボり癖とは言ってみたけど、今、その訳が分かった。

きっと、生来の「出不精」に起因する。(それって、つまり、サボりのこと?)

 


 

走り終え、膝を抱えてしゃがみ込む。呼吸が落ち着いてきた。

心地よい疲労感と、これでも、ちょっとした達成感も感じる。

走れるということが、どんなに幸せなことか・・。出不精を解消しなければいけない。 


失礼だろ

2018-04-10 | 暮らし・ジョギング

 

自宅から徒歩15分ほどのところ、内川端にある小さな公園。

例年より10日ほど早い開花は、ここでも例外じゃない。

これから二年ぶり7回目の車検を終えたマイ・オートバイを迎えに行く。

 


 

途中、年金の手続きに必要な奥サンの所得証明を取りに市役所に寄った。

隣接する鶴岡公園には露店もチラホラ見える。桜が人を呼ぶ。

 


 

ヘルメットをぶら下げながら歩くこと約一時間。店の外に仕上がったバイクが出ていた。

劣化で裂けてしまったフロントフォークのカバーは交換した方がいいと言われた。

ボクもバイクもいい年だし、いつまで走れるか・・と思いつつ、今月中に交換することにした。 

 


 

帰路、鶴岡公園近くにある母校の前を通る。ここでの三年間の記憶は驚くほど薄い。

外構の壁に、運動部で優秀な成績を修めた生徒の名前と実績がバンバン張り出されてる。

皮肉を込めて言えば、進学を競う名門校が、難関大学合格者の名前は何故出さないんだろ。

 


 

ビックリした!!  強風による倒木では、ここまで見事な丸裸にはならないだろう。

由緒ある稲荷神社に何があったんだろ。新たな外構工事でも始まるんだろうか。

 


 

巷では、高齢者の運転免許証の返上が話題になっています。

先日は、このボクを「高齢者」扱いにしたお上からの郵便物が届いた。失礼だろ!!

とは言え、機能の退化は素直に認め、安全にそして豊かの気分で走れたらいい。

いい思い出になるようなツーリングをしたい。