単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

頭の中一ぱいに続く長い道

2024-07-09 | 趣味的音楽

 

「Okaさん、どうする? しばらく様子見る?」

 もう少し続けたいんですが・・・えっ? どっか紹介してくれんじゃなかったの?

「足の専門となると東北大病院かなあ、山形大病院にもあるなあ。どっちがいい?」

 どっちも同じ程度なら近い方が・・・わかんないよう、 そこは先生が決めてくださいよ。 

「じゃあ、山形大学にしましょう。紹介状を書きますから。」

「Okaさん、何やってんだっけ、トレッキング?」 ラグビーです。答えるのに躊躇した。

 


 

ラグビーやってますなんて、ボクの住む町では、まして、この歳で言うのは面倒くさいんです。

そのあと、必ずと言っていいほど、何とも面倒くさいリアクションがあるから。

でもラグビーですと答えた時、今のボクはまるでドン・キホーテかな?とも思ってしまった。

 


 

この頃、斉藤哲夫のアルバム「バイバイグッドバイサラバイ」の中の一曲をよく聴いています。    

  頭の中一ぱいに続く長い道(←YouTube)

盛岡でラグビーと出会った頃、級友が唄っていた「斉藤哲夫」とも出会いました。

彼独特の声に聴き入っていたら、少しかび臭かった畳の六畳間が浮かんできて、切なくなった。


春を待つ少女

2024-01-20 | 趣味的音楽

 

陽の光を受け、緑色のビロードのような輝きを見せる雄のカモ。

神秘的な深い光彩を放つ頭部は、自然界では敵に狙われやすいんじゃないのかなあ。

 


 

♪♪光る花はネコやなぎ 春の日を待ちながら~~

  ける娘は光の中 どこへ行く娘 (←YouTube)

穏やかな陽の光に誘われて、ふと口からついて出てきたメロディを歌いながら走った。

 


 

お前の柄じゃねえーって言われそうですが、ボクのイメージは心洗われるシモンズの歌声。

収録アルバムのデザインも、二人のジーパンとTシャツも、すっかり70年代初頭だね。

もう五十年の歳月が流れてしまっている・・・こればっかりはねえ、どうしようもない。

 


 

歌のタイトルは「春を待つ少女」、作者は高石ともやさん。

彼も所属していたザ・ナターシャ・セブン(←YouTube)がオリジナルになるのかな。

随分イメージ変わったなあと思ったほど、この頃の彼の歌は妙に優しかった。

 


 

今朝のニュースで、今日は大寒だと知りました。

この冬は、ボクがシモンズを歌いだすほどの混乱気味の暖かさ。

もうどうせなら、このまま立春を迎えて、春まっしぐらに突き進んで欲しいよ!!


風立ちぬ

2023-10-12 | 趣味的音楽

 

「風立ちぬ」に秋の訪れを連想するのは、♪風立ちぬ 今は秋・・(YouTube)の影響かな。

いい歌ですよねえ・・・、作曲した大瀧詠一さんが岩手県出身だったことには驚いたけど。

 


 

ボクにとっての「風立ちぬ」は、このフレディ・ハバードのリーダーアルバムだよ。

Ride Like the Wind →YouTube の邦題が「風立ちぬ」なのには違和感があるけどね。

 


 

フレディ・ハバードがフュージョン・サウンドに傾いていた頃の40年も前の作品です。

新しいオーディオのターン・テーブルに、何十年かぶりにレコードを載せた。

うーーーん、やっぱり、いいアルバムだねえ!!

 


 

先週土曜日から三代目稼業に身柄を取られ、今朝ようやく自由な朝を迎えられた。

初めていらしたの二人の客人は、「いいお部屋ですねえ」と言って帰られた。

そう言うしかないよ・・と自虐的に受け止めてはいるけど、お世辞ばかりでもなさそう。

 


 

四季折々どんな時も、赤川の流れは元気でいいなあ。

10日ぶり見る赤川の流れに、ここまで走ることができる幸せを感じるよ。

アキレス腱の完治はもう少し先かな、これからは走った後のストレッチが大事だね。

 


 

あっ、あの人だ・・・、そんなに速さを感じないのに、サーっと抜かれた。

走りの違いに気づいて、彼のピッチに合わせてみるんだけど、続かないんだよね。

今のボクが彼の走りに近づこうなんて考えてはいけないけど、目標にはなるね。

 


 

 

今年は9月まで盛夏が続いたので、ホントに短い秋になりそうです。

北の紅葉はどんどん過ぎていくし・・・、バイクに乗りてえーー!!

インドア派のボクとジョガーのボクとの間に、ライダーのボクが入り込むのは難しいかあ。

あるライダーさんのブログに、小岩井の草原の向こうに座す岩手山の姿を観たんだよなあ。

行きてえーー!! 行くぞおーー!!


No Music No Life

2023-09-03 | 趣味的音楽

 

プリメインアンプ YAMAHA  A-S301-S とCD・カセットテープ一体型 TEAC AD-850-SE

シンプルなフォルムが素敵だね・・・、思い切ってオーディオを更新しました。

 


 

まずはレコードを聴こうとアンプにターンテーブルを繋ぎ、スタートボタンを押した。

えっ!スイングアームがピクリともしない・・・二三日前からまずいなあとは思っていた。

アームを制御するモーターがお釈迦だよ・・・もう30年いや40年近く経っているからね。

 


 

ボクの落胆とアナログ音源への渇望は急加速し、もう誰も止めることができない。

アンプとCDデッキではあんなに躊躇したのに、えいっ!とばかり、ポチッとな!!

 


 

フルオートマチック・ ターンテーブルシステム DENON DP-29F

今まで使っていた Lo-D と同程度の機種と見ました。

初心者向けとの評価もあるけど、何がどうだと初心者なんでしょうねえ。

 


 

押入れに仕舞いこんでいたカセットテープが、再び日の目を見る日が来るとはねえ。

レコードの摩耗を避けるためコピーしたものとFM放送をエアチェックしたものです。

過去が再び蘇ってきたような感情にワクワクしている自分に気づき、思わず苦笑した。

 


 

真新しいオーディオで最初に聴いたのは、「CCS」→YouTube

ブリティッシュ・ブルースの大物アレクシス・コーナー率いるジャズロックのビックバンド。

高校生の頃、偶然ラジオで聴いて魅了され、やっと購入した二枚のうちの一枚。

不安定な出力に悩まされず、ノー・ストレスで聴いていられる安らぎのひととき。

やっぱり、音楽はスピーカーで聴くのが一番ですねえ、ボクはね。

中学一年生から続いているささやかな贅沢なので・・・心の中で奥サンに言い訳したりして。

気づけばボクも、No Music No Life なんだよね。


プリメインアンプ

2023-08-27 | 趣味的音楽

 

CDプレーヤの音飛びが、再びちょこちょこ発生するようになりました。

レンズのクリーニングをしましたが改善せず、もうピックアップが寿命なんですね。

 


 

ボクのオーディオは99年に購入した "ONKYO INTEC275" もう24年経過しています。

購入当初は、スピーカー抜きでしたが、アンプ、チューナー、テープ、CD、MD のフル装備。

それこそ清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入しましたが、今はアンプとCDデッキのみ。

メーカーに修理を依頼した時は、「製造終了、交換部品無し」の憂き目にあった。

ジャンク品からの部品取りで多少の技量があれば、ボクでも修理できそうなんですけどね。

 


 

通販で見つけた最安値の TEAC のCDデッキ、それにカセットテープと一体型もありました。

CDデッキは3万4千円、カセットテープ一体型だと5万円かあ・・・欲しいよう!

特に当時あればいいなあと思っていたCDとカセットテープの一体型には心動きます。

 


 

更にアンプの切替スイッチの不良による音声出力の異常には、何年も不快な思いをしている。

通販最安値のプリメインアンプが YAMAHAA-S301-S、 お値段は3万6千円也。

CD・カセットテープ一体型との組合せなら、8万6千円かあ・・・・メソメソ

 


 

CDを聴くことだけなら、スピーカーまで付いた良質で安価なものもあります。

ボクがコンポーネントに拘るのは、お気に入りのスピーカーを活かしたいからなんです。

中古品ですが、 KENWOOD LS-11EX とは15年来のお付き合い。

何十年も聴いてきたレコードから、聴いたことのない音が聴こえた時の衝撃は忘れられません。

 


 

それにボクが聴く音源の半分は、中学高校時代に買いだめたLPレコードです。

PHONO端子のあるプリメインアンプは、どうしても欲しいんだよね。

誰を説得しているんだろねえ・・・大好きな The Walker Brothers を聴きながら。


ライチャス・ブラザーズを水洗いしたら

2023-08-02 | 趣味的音楽

 

朝方の夢に流れていた曲を収録しているLPレコードを水洗いした。

専用スプレーとベルべットのような布地で埃をふき取っていた頃には考えられない暴挙。

後年、知り合いの電気屋さんに「水洗いが一番」と言われ、試したら・・・ホンマやあ!!

 


 

夢に流れていた曲は、「ドーヴァーの白い崖 THE WHITE CLIFFS OF DOVER」←You tube

いつ頃かなあ・・・このLPレコードで初めて聴いた曲でした。

伸びやかな歌声と流れるような美しいメロディに一瞬で魅了されてしまったねえ。

 


 

唄っているのは、ライチャス・ブラザーズの高音パートのボビー・ハットフィールド(右)

左はLPジャケットの画像ですが、彼らのイメージは右側のキラキラ瞳の好青年って感じ。

後に人気映画で使れた「アンチェインド・メロディ」「ふられた気持ち」は再ヒットしたね。

 


 

夢を見たのは、昨日、「赤川の褐色の壁」を眺めながら、この曲を口ずさんでいたからかな。

はあーはあー言いながら、♪♪THE BROWN CLIFFS OF RED_RIVER ・・・・なんてさ。

 


 

この曲については、アルバムにライナー・ノーツもなかったし、何にも知らない。

ライチャス・ブラザーズの甘い歌声を聴きながら、初めて検索してみたら・・・

 


 

色々調べていくうちに、彼らの明るい歌声とは裏腹に、だんだん気持ちが沈んできた・・・ 

オリジナルは1942年、「イギリス軍の恋人」と称されたヴェラ・リンという女性歌手。

時代は第二次世界大戦の真っ最中、この歌は戦争と無関係じゃなかったんだね。

 


 

彼女の歌を聴いてみてください→→→Youtube ヴェラ・リン「ドーヴァーの白い崖」

曲の背景を思い浮かべながら彼女の歌を聴いていたら、しんみりしちゃってさあ・・・

でも、40年後の彼女が歌う姿を観たら、ちょっぴり気持ちが晴れたよ。

それにしても、ライチャスを水洗いしたことをブログにアップしたら、色んな事を知った。

そのことの驚きが、また、心地いいね。


バカラックに針を落とした

2023-02-11 | 趣味的音楽

 

バート・バカラック、そしてついこの間は、デビッド・クロスビー・・・

心の中で大事にしていたものが、ひとつずつもぎ取られていくような思いです。

 


 

バカラックが自身の曲を自ら編曲し指揮を執り、渋い声で歌も披露した一枚。

小遣いが足りず、いいアルバムだからと弟の小遣いで買わせ、ボクのものにした。

お洒落の意味が解らないボクが、彼の音楽が都会的でお洒落と言われると腑に落ちるのです。

 


 

デビッド・クロスビーという名は、当時購読していた音楽誌でよく目にしました。

活字や写真をいくら読んでも観ても、彼の音楽をイメージすることができませんでした

今のように古今東西の名曲を簡単に聴ける時代じゃなかっし、まして片田舎ではね。

高校時代、CS&N そしてその後の CSN&Yで初めて彼の音楽を聴いた。

時代は、ニュー・ロック、アート・ロックという言葉が飛び交っていたころ。

彼の音楽は、時間をたっぷりかけてボクの心に沁みてきた。ボクが大人になってからね。

 


 

そして、ジェフ・ベックも・・・・

ジミヘン、クラプトンの音が聴こえてきても、彼のギターはなかなか聴こえてこなかった。

デビッド同様、音楽誌にはよく登場していたんだけどね。

レンタル・レコード店の閉店セールでやっと見つけたこのアルバムが、唯一の一枚。

 


 

50年以上も前に制作されたレコード盤に今も針を落として聴いています。

少ない小遣いの中で厳選したものばかりだけど、欲しいレコードはその何倍もあった。

ウォーカー・ブラザースは、今でも最高のボーカル・グループだと思っている。

スコットとジョン二人の対照的なボーカリストによるハーモニーには心震えるよ。

ジョンも、そして、スコットも・・・・、仕方のないことだけど、寂しいよ。

そういえば、バカラックのLPタイトルになっている「Make it ease on yourself」

ウォーカーズも取り上げて(邦題「涙でさようなら」)、全英一位を獲得したんだよ。


木曽は山の中・・・Blue In The Rain

2022-06-30 | 趣味的音楽

 

♪木曽は山の中(Youtube) を初めて聴いたのは、盛岡での学生時代でした。

心象風景のような記憶では、深夜放送のラジオからその曲が静かに流れてきました。

一度聴いただけで、印象的な歌詞とメロディラインが、じーーんと心に沁みてきました。

どこで見つけたかは記憶にないけど、コード譜を切り取ってスクラップもしたんですよね。

 


 

苗字がボクんちの本家のある奈良の葛城と同じだあ・・・なんて思ったりもしてね。

その後、彼女の曲は聴かれなくなり、画像ですらまだ彼女の姿を見たことがありませんでした。

そして、突然、ボニータイラーの曲をカバーした「葛城ユキ」が現れた。ビックリした!

木曽の山の中で歌っていた人が、バリバリのカーリーヘアで現れたんだもんなあ。

 


 

いつ頃かは忘れましたが、レコード店で彼女の初アルバムを見つけたのは偶然のことでした。

木曽は山の中(レコード版:Youtube)」の世界を期待して購入したのですが・・・

針を落とした瞬間、オヤジ語ですけど、しびれましたねえ、しーっびれまくりましたあ!

♪Blue In The Rain  が特に好きです。是非聴いて下さい→→Youtube「Blue In The Rain 」

 


 

ボクが保有するレコードの数なんてたかが知れていますが、邦楽では一番好きなアルバムです。

ボヘミアーー~~ン!!って、シャウトする彼女とは少し印象が違うかもしれないけどね。

「寡黙」に初めて針を落とした時、「木曽は」とは別人だと思ったのは思慮不足でしたね。

改めて「寡黙」を聴き通してみて、思い直しました。

彼女は、独り山峡の湯につかり恵那の山を眺めるのが好きな、寡黙な人なんだよ。きっと。


年越しのラブ・バラード

2021-01-06 | 趣味的音楽

 

ボクが好きな音楽を聴くのは、朝の4時半頃から一時間ほどの時間帯だ。

去年の暮れから入れたままのCDは、ジョン・コルトレーン。 今朝も聴いていた。

 


 

アイ・シー・ユア・フェイス・ビフォー・ミー  I see your face before me

「セッティン・ザ・ピース」の収録曲の中にこの曲名を見つけ、購入しことを覚えている。

今でも聴くとグッとくるこの曲との出会いは、ボクが高校生のまだまだ初々しかった頃。

 


 

この曲を初めてボクに聴かせてくれたのは、ジョン・ウォーカー。

ウォーカー・ブラザーズ解散後、二枚目のソロ・アルバムに収録されていた。

後にも先にもファンクラブなるものに入会したのは、その時の彼の小さなファンクラブだけ。

 


 

1969年リリースの「THIS IS JOHN WALKER」、日本での発売はその翌年。

渋いハスキー・ボイスが、ボクには初めてのジャズの名曲を教えてくれた。

聴くたびに今でも思う。どうしてみんなもっと彼を聴いてくれなかったんだろうって。

 


 

彼の I see your face before me を聴いてほしい。

I see your face before me   Crowding my every dream   で始まり

I can't erase  your beautiful face before me   と終えるラブ・バラード。

ジョン・コルトレーンの演奏にジョン・ウォーカーの歌声が重なる・・・、いいねえ。

 


 

元日の早朝から続いた除雪作業から、6日目にして解放された。

二三日後には、爆弾低気圧が来て、そのあと、また強烈寒波が来るらしい。

春が来たら、また、みんなに会える・・・そう信じて、冬を生きよう。


TURN OUT THE MOON 月に消えた恋

2020-09-26 | 趣味的音楽

 

「私の歌を聴くお客さんが、私の衣装の上に歌の印象を自由に描けるように、・・・」

黒い衣装を着て歌う理由を問われ、ジュリエット・グレコさんはそう答えました。

ボクが中学、いや、高校生の頃かなあ。NHKの音楽番組に出演した時のことでした。

 


 

ハンドマイクを使わず、スタンドマイクを前に両腕を駆使し表現豊かに歌う姿に圧倒された。

知性、理性、勇気、質実剛健・・・、彼女から強く感じ取ることができた。

彼女を通して、初めてシャンソンやフランスという国の本質を垣間見たような気がした。

 


 

同じ頃、夢中になって聴いていた、ウォーカー・ブラザーズ。

TURN OUT THE MOON(月に消えた恋は、とにかく、美しい曲です。

素晴らしいハーモニーを聴かせてくれる Scott Walker と John Walker も、既に・・・・

いつかこの曲を紹介したいと思っていました。YouTube→TURN OUT THE MOON(月に消えた恋)