単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

お泊り保育

2013-11-30 | 暮らし・ジョギング

 

ムスメが、チビを「お泊り保育」してあげると、奥サンに申し出た。

「でも、お父さん、大丈夫? 寂しがらない?」

アホか!!オレはそんなに落ちぶれちゃ、いねーぞ。

 


 

奥サンの方は浮かぬ顔。ムスメの車に犬を乗せることが、面白くないのだ。

犬と一緒、家族でドライブしていても、「犬に車を汚され、だいなし!」と、嘆いた。

それを聞き流し、ヘラヘラ笑っているボクは、よく、彼女に怒られた。

 


 

たとえ1300CC でも、新車で購入したムスメの車は、奥サンにとって、高級車。

ボクの中古の「軽」なら我慢しても、ムスメの高級車が汚されるのは、許せないのだ。 

機嫌の悪い奥サンを横目に、ダンボールに入れられたチビは、高級車に乗って、お泊りへ。


お山王はん

2013-11-28 | 暮らし・ジョギング

 

この時季は風が強く、雨が降っても、傘は役に立たず、雨合羽は必需品。 

通勤途中にある、山王日枝神社。地元では「おさんのはん」と呼んでいる。

 


 

ガキ同士の間でも縄張りがあり、この辺りでは、ボク等「駅前っ子」は、よそ者。

「おさんのはん」の境内は、荒町・高町のO君やJ君たちの勢力範囲だった。

 


 

社務所では、毎週日曜、書道塾があり、小学校卒業までの三年間、嫌々、通った。 

縁日のお祭りも賑やかで、少ない小遣いを握り、露店を、うろうろ・きょろきょろ。

 


 

 

境内を抜け、小路に出ると「真島医院」。真島家は、広いお屋敷を持つ、旧家。

大人になったボクは、四週に一度、生活習慣病の治療で通う。

 


 

一日一日と冬色を増していく今日この頃、雪はまだなのに、寒さが身に沁みる。

チビが着ている威勢のいい「ちゃんちゃんこ」。ムスメが、浅草の仲見世で見つけてきた。

浅草の威勢のよさに、押し潰されたような、チビ


温水洗浄便座

2013-11-23 | 暮らし・ジョギング

 

調子が悪くなったのは、去年の今頃。ついに、全く、作動しなくなった。

パッドを押すと、異常事態を知らせるように、赤ランプが点灯。洗浄水は全く出ない。

 


 

パネルのビニール樹脂が、ヒビ割れたり剥がれたら、寿命なんだそうです。

25年間、頑張ってくれました。ここらが年貢の納め時。

 


 

YMD電機に行って、「安くて、いいヤツ」を見つけてきました。

TOTO、LIXIL、Pana、でもない。価格で選んだTOSHIBAさん。

 


 

「取説」読みながら、古い便座を外し、マジックリンで汚れをきれいに落とす。

樹脂製の取付ボルトが長くて、3cmほど切断するというハプニング。

三時間ほどかかった。YMD電機に頼めば7千円。価値ある労働です。


人間ドック

2013-11-22 | 暮らし・ジョギング

 

一泊二日の人間ドック。

前回は6年前、医師から「随分、間が空きましたねえ。」と言われた。

概ね、良好ですが、3ミリほどの大腸ポリープが見つかり、経過観測だそうです。 

 


 

同年代男性5人のグループでしたが、待合中も、食事中も、無言・・。

奥サンは、ドック友達ができるのに、この年代の「男」って、ダメですねえ。


折渡峠 羽後亀田 編

2013-11-18 | ちょこっと旅・温泉

 

折渡峠を下るとJR羽越線が見えてきた。白い建物は、折渡駅。

JR羽越本線 羽後本荘~羽後亀田は、小高い丘陵地の合間を縫うように走る。

 


 

折渡駅のホーム。もちろん無人駅。

旅情を誘いますねえ・・。

 


 

 

秋田方面に行くと、松本清張の小説「砂の器」にも登場する、羽後亀田。

「砂の器」と「飢餓海峡」、小説の持つ印象、重なりませんか? 

 


  

 

「天鷺の郷」という案内板について行くと、こんなモノに遭遇。

 


 

いつ、建設された・・、えっ?平成?! 

バブリーな時代の産物でしょうか。

 


 

羽後亀田の町から日本海へ。

国道7号を北上すると、間もなく、道の駅「岩城」。

 


 

今シーズンのスパ・ツーリングは、「港の湯」で納めとしましょう。

ここは、塩っぱいお湯っこです。

 


 

雲さえかかっていなければ、ボクの処からも眺められる、鳥海山。

お膝元の遊佐町からだと、どっしり感・護られてる感が、やっぱ、違うねえ。 


折渡峠 千体地蔵 編

2013-11-16 | ちょこっと旅・温泉

 

 

「待てば 海路の 日和あり」 絶好の日和となった、ラスト・ツーリング。

湯田へ行こうと思ったら、最上川峡にかかる低い雲を発見。「濃霧」です。

予定を変更。由利本荘の先、JR折渡駅辺りにでも、行こうか。

以前、電車の窓から見た山里の風景が、まるで一枚の風景画のようだった。

 


 

大内村から「折渡峠」を越える。

つづら折りの峠道を行くと、凛とした空気漂う神社が現れた。

 


 

神社の標柱に「南無折渡地蔵大菩薩」の文字。

鳥居をくぐり、石段を上った先の社に、延命地蔵尊。(撮影は憚られました。)

 


 

圧巻!! 背後の山の急斜面に、整然と並ぶ「千体地蔵」。

由利地方の観光パンフに、「折渡」「地蔵」の文字があったのを思い出した。

 


 

 

ご本尊の延命地蔵尊(別名イボトリ地蔵)は、二百年前に建立とあります。

千体地蔵は、平成元年から二年間に、信者が奉ったものだとか。

 


 

偶然の出会い。千体のお地蔵さんを一度に拝めた。ものすごく得をしたよう気分。

「ぶらり旅」の醍醐味って言うんでしょうか。

 


 

散り始めた紅葉の峠道。

ここを下れば、憧れの山里の風景に出会えるはずです。 


初冬の頃

2013-11-12 | 暮らし・ジョギング

 

 

昨日の予報は、「真冬並みの寒気が押し寄せ、平野部でも積雪が見られる。」

ほんの少~し、みぞれが降っただけだぜ。盛りすぎなんだよ!

 


 

NHK「家族へ乾杯」で、鶴瓶さんと野際陽子さんが、落合った場所。

白い大きな建物は、その時出会った、老舗鰻屋の女将さんの店です。

 


 

通勤を徒歩に変えた。夜明け前のジョギングも、悪天候にひるみっぱなし。

ラスト・ツーリングの日和を窺っています。果たして、チャンスは来るんでしょうか。


象潟 蚶満寺

2013-11-09 | ちょこっと旅・温泉

 

秋田県にかほ市象潟町の古刹蚶満寺。日差しは、思いの外、気持ちいい。

よく知られた話ですが、象潟は、その昔、「東の松島、西の象潟」と称された景勝地。

 


 

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入り江に浮かぶ九十九島の景観は、芭蕉を始め、多くの文人墨客を魅了したとか。

象潟は、「奥の細道」の北限の地。蚶満寺には、芭蕉が訪れた記録があるそうです。

 


 

蚶満寺から北へ、ちょっと行った先、金浦町「はまなす」で、立ち寄り湯。

褐色の塩ッパイお湯っこは、たっぷり、掛け流し。センター系ですが、人気がある。

 


 

この時季としては、とても穏やかな日本海。

去り行く秋を惜しむソロツーライダーと、たくさん、すれ違いました。

冬眠も近いけど、CB-SSは、もう少し、頑張ってみようかな。


もう一つの「峠越え」

2013-11-07 | ちょこっと旅・温泉

 

宿のご主人から教えられた道は、男助山の西側を抜けるコースでした。

 


 

「お山」の後姿を、こっそり覗いているような、不思議な感じです。

 


 

鶯宿ダムを過ぎて道が狭くなりましたが、見通しは悪くないし、勾配も楽です。

温泉を出て20分ほど走ったあたりで、峠のピークが近いような感じがします。

 


 

この先には、トンネルでも・・と思った瞬間、「貝沢トンネル」の坑口が現れた。

長さ100mほどの小さなトンネルです。意外に、古くない。

 


 

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貝沢トンネルを過ぎてまもなく、おいしいジェラートの店辺りで、県道に出た。

鶯宿温泉元湯「かどや」と、もう一つの「峠越え」。今回は、いい発見が出来た。

 


 

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湯田温泉を過ぎ、 秋田県に入り、道の駅「さんない」で休憩をとりました。

西日を浴びた山々の紅葉が、とても鮮やか。心が和みます。

 


 

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国道13号を走行中、背後から夕陽を受ける「鳥海山」と遭遇。

まるで、大きなスクリーンに映し出しされた、巨大なシルエット。

初めて見る神秘的な姿に魅了され、オートバイを停め、しばらく見入っていました。


鶯宿温泉かどや

2013-11-03 | ちょこっと旅・温泉

 

雫石町に入ってからも、どこの湯にしようか、いろいろ、思いあぐねた。

網張、いや、湯田か・・、ふと、いつもは素通りする「鶯宿」が、浮かんだ。

 


 

温泉街に、深く入っていく。

鴬宿川沿いの細い道の角に建つ、元湯旅館「かどや」。民宿のような、小さな旅館だ。

お向かいは、鴬宿屈指の大きな旅館「長栄館」。鴬宿温泉の代名詞・・、言い過ぎかな。

 


 

常連さんじゃないと入りづらい雰囲気はあるけど・・。

「立ち寄り湯ですがあ・・」

「はい、どうぞ。」と、人当たりのいいオバサン・・、女将さん。

 


 

掛け流しの湯船に、冷えた身体を沈めた。言葉にならない、至福の境地。

熱め。微かな硫黄の香り。何といっても、お湯が新鮮!!欲張らない大きさが、いい。

 


 

滞在の湯治客が数人いるようでしたが、一時間ほどは貸切状態。

内湯ですが、露天のような開放感。窓の下を流れる、鴬宿川の川音が心地いい。

 


 

汗が引くまで外で涼んでいたら、宿のご主人らしきお父さんに声をかけられた。

「山形からよく来たなあ。いづ出てきた?今からじゃ帰れねーべ。泊まれじゃ。」

「オレの倅もこんなさ乗ってでな。オレ、何ぼに見える?八十だじゃあ・・」等々。

 


 

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強烈なネイティブ南部弁に、ヤワな庄内弁は、ことごとく粉砕された。

KO寸前のボクを救ったのは女将さんの一声。お客さんの車を案内しなさいとの指示。

ここもやっぱり奥さんかあ・・。ボクは、この宿がとても気に入りました。