単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

隔離生活

2022-02-28 | 暮らし・ジョギング

 

二月最終日の朝、季節がやっと冬から春へ動き始めたと思わせる柔らかお天道様が拝めた。

この陽気がこのまま続くとは思わないけど、春が近いということだけでも、ホッとする。

 


 

実は、一関から戻った日から一週間、三代目んとこで閑古鳥と一緒に隔離生活をしていた。

カミさんは大丈夫よと言ってくれたけど、彼女の職場ではそういうルールなんだとか。

狭い世間の目が気になるし、彼女の立場を悪くしちゃいけないと思ってのことです。

隔離明けの朝は、まるで長期療養から解放されたような気分を味わいました。

 


 

その後は確定申告書に没頭・・・と言っても、閑古鳥を養う経費の簡易帳簿ですけど。

あんまり見たくない数字の作業でしたが、愚痴封じにはあの「金言」が効きました。

 


 

決算書申告書とも国税庁のHP上で作成し、プリントアウトしたものをポストにポイ!。

三代目を継いでからは、ずーーっと不愉快な数字の行く末に悩まされています。

おまけに、隔離期間中、水道管が凍結被害にあい、これは想定外の損失だよ。

このオンボロ建物があーー!!と怒鳴りたいところだけど、愚痴はご法度ご法度。


シロトリ君の町 築館町

2022-02-17 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

国道47号山形と宮城の県境。空模様と路面状況は、ここを境に変化する。

去年より路肩の雪の量は多いけれど、裏も表も天候はそれなりにまずまず。

 


 

途中、鳴子温泉街に寄り道。

鳴子駅近くの銀行の駐車場をこっそり拝借した。

 


 

午前十時の温泉街は、一段落ついたなあ~的な風情が漂う。

 


 

鳴子まんじゅうの製造元、西條菓子舗。

一朝一夕では醸しえない老舗の香りは、どこの町を歩いていても何故か感じ取れるものですね。

 


 

8個入り650円を二箱、購入しました。

一箱はコン先輩んち、もう一箱はボクんち。

いつの頃からか、自分でも驚くほど、小豆あんこ好きの甘党になった。

 


 

個人的な印象ですが、国道4号の入ると、どこか垢抜けた伊達藩の領域感を感じます。

ここ築館町は、シロトリ君の町だ。

今に思えば、一瞬の間の付き合いだったけど、ここを通れば必ず彼が現れる。

 


 

築館町の郊外、突然、黒い鳥の群れが上空高く、視界を横切って行った。

一瞬、カラスかと思ったけれど、カラスには出来ない編隊飛行だ。

門外漢にはよく分かりませんが、雁でしょうか。伊豆沼も近いしね。

 


 

いつの間にか、岩手山に代わり、ボクの岩手入りを迎えるお山になった栗駒山。

いつか、みんなで登頂しましょうよねえ。

 


 

雪道の影響もあり、岩手県との県境まで4時間ほどかかりました。

仙岩越えの岩手入りとは随分趣が違いますが、コン先輩んちまではあと数キロです。

 


 

坂の途中の空き地に車を止め、先輩んちのインターホンを押した。

タケシ君の嫁さんと入れ替わりで、コン先輩とキクちゃんに去年十月以来のご挨拶。

身近にコロナ禍を感じながら、お互い無事でよかったね。

 


 

お構いなくと言いながら、いつも通り、昼食をごちそうになった。

揚げたての天ぷら、玄人はだしの出汁と返しの味は、お世辞抜きにマジおいしかった。

先に挨拶に来たというカマさんが、自宅から愛子の駅までの16キロを歩いたという話。

カマさんのチャレンジに触発されたけど、カミさんには迷惑かけないようにしないとね。

ガン先輩の古希の話をしたら、オレ等も今年、いや、来年かあ? そんな歳なんだねえ。

空気も栄養になるというキクちゃんに、脇腹の肉を落とす体操を伝授した。

 


 

午後一時を目途に帰ろうと一度は腰を上げたけど、結局、二時近くになってしまった。

二代目から引き継いだものに何かと愚痴をこぼすボクに、キクちゃんが金言をくれた。

そうかあ、そういうことだよなあ・・・と頷きながら、帰りの空を眺めていた。

 


 

暖かくなったら、また、みんなで集まって一杯やりましょう。

みんなとの縁をボクに作ってくれたのは、コン先輩なんだよなあ・・・

札幌のコン先輩と鶴岡のボクを繋いだのは、岩大ラグビー部。この縁も奇跡だよなあ。

さあ、気を付けて帰ろう。山の向こうも、穏やかでありますように。


そろそろ飽きてきた

2022-02-09 | 暮らし・ジョギング

 

ボクを呼びとめるようなあの鳴き声が、頭上から聞こえてきた。

ちょっと切なさを感じるけど、やっぱり、心が動く。

 


 

羽黒橋のすぐ下流にポツンと浮かんでいる一羽見つけました。

何故に君だけが・・・って、思っちゃいますねえ。

 


 

哀愁漂う君の背中は、何を語る。

 


 

橋の上流右岸に十数羽、更に上流左岸に同じほどの数の白鳥が羽を休めていました。

羽黒橋から見る数としては、今日が一番多い。うれしいですね。

 


 

ほとんどの白鳥が、羽の中に顔をうずめ、静かに休息しています。

橋の高欄に身を隠して眺めていました。

 


 

一番近くにいた白鳥を、めいっぱいズームして撮っても、これが精一杯。

二十メートルほどあったかなあ。これが程よいボクと白鳥との距離感なのかも。

 


 

左岸側の中州にも、ポツンと一羽。

 


 

近くにいたカモが寄ってきたのかと思ったら、カラスじゃねーかあ。

嫌われ者のカラスのお前が、白鳥に気安く寄るんじゃない!と、言ってはいけない。

 


 

冷え冷えとした色のない風景を走ることに、そろそろ飽きてきた。

やがて始まる白鳥たちの北帰行を見送るのは寂しいけれど、やっぱり、春は恋しいよ。


水鳥たちに教わる

2022-02-04 | 暮らし・ジョギング

 

このところ続く湿り気の多い雪は、春が近いことを期待させるんですが・・・

気づいてみれば、排雪場にしている裏庭の雪の量がとんでもないことになっています。

雪が多いからと言って、この冬が特段に寒いかといえば、むしろ感覚的には暖かい。

地球温暖化は海水温の上昇による豪雨・豪雪を招くという事の実証みたいなもんですよ。

 


 

立春を迎えて、もうこの冬もピークアウトだ!

そう思いきかせ、少しでも気持ちを前向きに持っていきながら、走り出した。

心の片隅では、何のために走るんだろ・・とか、筋トレだけで十分じゃね・・と思いつつ。

 


 

鬱々した気持ちがふーーっと晴れるのは、静謐な赤川の流れを目の前にしたとき。

今日のように、雪の白さに紛れるように羽を休める白鳥を目にした時なんざ、超ウレシー!!

 


 

赤川の流れも、白鳥の姿も、あるがまま。

じーーっと観ているだけで、気持ちが和らいでくるのがわかります・・・が、寒い。

吹きっさらしの橋の上では、薄っすら汗をかいた身体が一気に冷える。

 


 

復路の内川では、川鵜に遭遇。

理由は自分でもわかりませんが、川鵜にはひょうきん者のイメージがあります。

 


 

夏は暑い!だとか、真冬の風は身に染みるだとか・・・

言わないもんね、水鳥たちは。

くじけそうになると、自然のすべてを受け入れる君たちの生きざまに教わることが多いよ。

 


 

濡れたシューズをすぐ乾かしているうちは、ボクもまだまだ大丈夫かな。

濡れたまま放ったらかしにするようになった時には、よーーく考えろよ、お前。