陶芸教室の時間、「お茶の先生の玄関に水琴窟がー」
とのKIさんの話から、水琴窟の話題になりました。
以前、TVで家の軒下に水琴窟を作る作業の様子をみたこと
があります。それは、雨が降り雨水が地下に浸透すると、
音が鳴るもので、雨が降りやんでも少しの間鳴っています。
一方、茶庭に設置してあるつくばいの地下から鳴るものも
紹介されていました。これは、手水を使った後、その水が
地下に浸透し鳴るといったものです。その音の響きはすば
らしく、よくできているなア、と感心してみていました。
ところが、地下に埋め込まずに作ることができる!と聞き
心が動きました。netで調べてみると、卓上式のものが開
発されているのです。動画では、いろいろな音色があり、
しかも音の間隔も様々です。仕組みはシンプルで、これは
陶芸の分野!、何とかなりそう!!と、展望が開けました。
解決すべき課題が2つあります。
❶ どのようにして水を点滴のようにシズクとして落下させるか
❷ 壺の底に一定の水を入れますが、たまった水をどう処理するか
いろいろシミレーションしました。
小型の水中ポンプで循環する方法が当然考えられます。これは
音が連続的になり、間隔をおいた高い音が出ないのではー。
そこで、私なりの条件を整理すると、
① あまり大がかりのものでなくシンプルなもの。
② 聴きたいときに聴くことができるもの。
③ 衛生的で最小限のメンテナンスで済むもの…。
↓
[構 想] ❶ 水をシズクとして落とすために、上は鉢を置き草花を植える。
❷ 土の下には、ミズゴケかスポンジを敷き、水持ちをよくする。
❸ そのウツワの下には3種類の大小のアナを開けること。
草花に水をやるとき少し多めにやり水が浸透すると、
スポンジやミズゴケが吸収し飽和状態になり、大小の
穴から壺の中にシズクとして落下するのでないかーと。
次に、壺に落下した水はだんだん溜まっていったら水かさが
増えてきます。この処理をどうするかーです。
設計図~A案とB案
[A 案] 壺に受け皿を置き、壺の底を開けあらかじめ水を入れて
おく方法です。この場合、受け皿を大きく、深くしておくと上か
ら水をある程度多く落としても大丈夫か、また、頻繁に水をやら
なければ、受け皿にたまった水は蒸発するかーと考えました。
もう一つは、
[B 案] 壺の中の水の深さを想定し、その以上の水を排水すると
いった発想です。そのためには、壺の壁に穴を開け、粘土で筒状の
パイプを付け、それをウツワで受けいっぱいになったら捨てるとい
ったものです。いずれにしても、どのようになるかわかりませんが、
まずはトライです。
率先垂範!、まずは、私が実験的に簡易水琴窟作りに挑戦す
ることにしました。どのような結果になるでしょうか?