これからしばらく、新谷宏実著 ”病気にならない生き方”の本要約と関連内容を書いていきます。
知は力なり
「江戸いろはかるた」の中に、仏教の教えをもとにした文言で、「知らぬが仏」ということばがあります。このことは、知らないことは心の平静を保てるが、知ることによって悩みが増すもの(=「知るは煩悩」)という。どちらかというと物事に対して消極的な態度と捉えられるかと思います。それに対して、知識を蓄えることや深く知ることが生きて働く力となるという考え=「知は力なり」があります。これは、積極性、前向き、探求心などのイメージがもてます。まあ、生活上、立場や場面でどちらも使い分けしているのが現状かと思います。
健康を維持・向上させるために、それぞれの年代や環境、立場などにより様々な方法でトライしていることと思います。私も、自分なりに考え、よかれ!と思うことをいろいろやってきました。歳をとり、余命や健康寿命を考えたり、身の回りに病気にわずらっている人がたくさんいることなどから、健康で、ある程度長生きするために何をべきが思案中でした。新谷宏実教授の本書;「病気にならない生き方」との出合いは、衝撃的で、画期的でした。実に、本書から「知は力なり」を身に染みて感じさせられました。
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「病気にならない生き方」(新谷宏実著)
~ミラクル・エンザイムが寿命を決める
~医学が進歩しているのに、病人が増えるのはなぜ?
~「病気になりたくない」;誰もが抱く願いをかなえる方法
本書に書かれている内容は、その気になり、やってみよう!と思えば、健康で長生きする秘訣がどっさり詰まった本だと思います。死ぬまで使わなくてはならない心と体、そして脳です。可能ならば、「病気にならない生き方」で、天寿を全うしたいものです。何か、この「新谷食事健康法」を実践していけば、死ぬ寸前まで元気で、そしてピンピンコロリと逝けそうな気にさせてくれます。
今まで、独りよがりの健康法をしてきた我が身を省み、教授の「今からでも遅くありません」には勇気づけられます。これまでの常識がくつがいさせられたり、おいしい・体にいいと信じ、食べていたり、日々の生活習慣が最悪なものだったりすることも。教授の最新医学の根拠と長年胃や腸の内科医としてやってきた経験・体験に基づいた話の展開は説得力があります。
健康法や人生観・死生観などは人それぞれです。ウン、これはイイかも、できる範囲でやってみよう!と賛同する人と、いや、人間どうせ死ぬのだから、自分は好きなものを食べ・飲んで「太く短く生きる」んだ!という両極端に分かれるか知れません。しかし、人間の本性は、よりよく生きたいと思い・願うもの。本書は、食にとどまらず、生活習慣についても熱く論じています。
当初、本の大事なことをまとめ、解説していこうと考えてました。しかし、例え章ごとダイジェスト的に書いても文字数が膨大になり、少なければ十分意を尽くさないことが予期されます。すぐ、私の脳力!ではまとめきれないことに気付きました。そこで、「章」の項目ごとに短く切って(全部の項にはなりませんがー)要約していくことにしました。できるだけ教授の理念や手法を正しく伝えるためには、文をまとめながらも、内容は忠実に書いていくことにしました。時折、私の感想も書いてありますが、内容は教授の立場で書いていきます。
プロローグ~病気にならないで長く生きる方法がある
第1章 常識を信じていると危ない!
◎40年間、私が死亡診断書を書かなかった理由
◎元気な百歳になる方法
◎流行の健康法はウソがいっぱい
◎肉を食べてもスタミナがつかない
◎胃相と腸相が教えてくれたこと
◎日本人の胃がん発生率はアメリカの10倍
◎胃薬を飲めば飲むほど胃は悪くなる
◎薬はすべて基本的に「毒」である
◎健康のカギは「エンザイム」の量だった
◎全ては「ミラクル・エンザイムで説明できる
◎抗がん剤でがんが治らないのはなぜ?
◎食の常識を信じると命が危ない
◎牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる
◎「ヨーグルト神話」に疑問を感じるこれだけの理由
◎新谷食事健康法でがんが再発しない理由
◎とにかくエンザイムの多いものを食べなさい
◎白米は死んだ食べ物である
◎「よくかむ」「腹八分目」が健康によい理由
第3章 この習慣が健康体をつくる
◎病気の大半は遺伝よりも習慣に原因がある
◎「酒」と「たばこ」は最悪の生活習慣である
◎還元力の強い水こそ「よい水」の条件
◎ミラクル・エンザイムの消耗を防ぐ生活習慣とは?
◎運動の「しすぎ」は百害あって一利なし
◎こまめに5分の仮眠をとれ
◎命には寿命をまっとうできる仕組みがある
◎臓器別医学は医者をだめにする
◎「今夜の焼肉」より「10年後の健康」を選べ!
◎人間が生きていけるのは微生物のおかげ
◎善玉菌が増えやすい腸内環境を整える
◎農薬を使った作物に生命エネルギーがない
◎すべては「命のシナリオ」に書き込まれている
これは、目次の抜粋ですが、これだけでも大まかな内容が把握できます。本書は、国民的なベストセラー(190万冊!)とのことですから、既に読まれた人も多いかと思いますが、もし読まれた方は、復習の意味で再読ください。