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🅼‐6.病気にならない生き方(6)~「日本人の胃がんの発生率はアメリカ人の十倍」他から

2022-04-23 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第1章 『常識を信じていると危ない』「アメリカ人の腸と日本人の腸は何が違うのか」「日本人の胃がんの発生率はアメリカ人の十倍を要約します。



 1960年代、高度成長期に入った日本は、アメリカに追いつき追い越せと食生活も含めアメリカに習い、1961年頃から学校給食に牛乳が取り入れられ、乳製品も日常的に食べれるようになった。これまでの野菜と魚中心だった食卓は、ハンバーガーやステーキ、フライドチキンなどの動物性タンパク質を中心とする高タンパク・高脂肪の食事に変化。今もその傾向は大きく変わらない。
 一方アメリカでは、1977年の「マクガバン・レポート」を機に、国をあげて食事改善を推進。その結果、両国民の異相に変化が現れた。きれいだった日本人の胃相は、食生活の変化とともに年々悪化し、今ではすっかり肉を常食しているアメリカ人の腸相に似てきた。それに対して、アメリカ人の中でも真剣に自分の健康を考え、高タンパク・高脂肪食を改善した人たちの腸相は、見事改善。その結果、大腸ポリープやがんの発症率も低下している。

 腸相は、肉食文化の影響でアメリカ人の方が悪いが、胃相は日本人の方がはるかに悪い。胃の粘膜が薄くなる萎縮性胃炎になる人は、日本人の方が20倍近くも。この萎縮性胃炎は胃がんを発生させることが多いため、胃がん発生率も日本人の方が10倍も多い。
 
 アメリカ人の胃腸が丈夫なのは、消化器官が丈夫であることとビタミンAの量にある。さらには、消化酵素=エンザイムの量が多いこと。食べ物の消化吸収のよしあしは、消化酵素の量で決まる。消化の段階に合わせていろいろな消化酵素が出されるが、消化酵素が不十分だと消化不良を起こし臓器に負担がかかる。日本人の多くが、胃粘膜の状態がそれほど悪くないのに、胃痛や胃もたれなどの症状を感じやすいのは、もともと消化酵素の量が少ないからだと考えられる。


 さらに、日本人は胃の調子が悪いと胃薬を服用する。この胃酸を抑える薬をすぐに服用することが、日本人の胃を悪化させることに拍車をかけている。最近日本で人気の高い薬の中に、胃液の分泌を抑える働きが高いことをウリにしているものもあるが、胃酸を薬で押さえてしまうと、胃粘膜が収縮する。それが、悪循環になり、胃がんへと発展していく。
 
 胃もたれや胃痛を感じる人は、医師にきちんと体調を伝え、症状に合わせたエンザイム・サプリメントを処方してもらうこと。安易に市販の胃薬(抗酸剤・制酸剤)を飲まないこと。消化エンザイ
ムのサプリメントを飲むことで、充分改善される。

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