New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

グアテマラへ

2016-03-02 14:03:00 | 2016年3月中米ツアー
 今日からは国際交流基金の要請での中米二ヶ国でのコンサートツアーである。

 ドラムのトニー・マシン(本名はアンソニー・クラシンスキー)彼はNew York Dollsという70年代の人気バンドに在籍し、武道館での演奏の為に日本にも行った事がある。ギターは神戸の甲陽音楽学院からバークレー音楽院に進み卒業した若手有望株の金澤悠人、彼はジャズギターの原点を知りつつ、新しい音を作ってくれる。この3人でのツアーどうなる事やら……?

 メキシコシティまでアエロ・メキシコ航空機は空いていて横になりながらの5時間、機内案内のスペイン語が異国情緒を醸してくれる。乗客をゲストとしてもてなしてくれるのが、米国航空便との大きな違いである。

 午後3時にメキシコシティのモダンで大きな空港に到着。ここから先が英語が通じないので困った。我々は乗り換えでグアテマラに行くのだが、一度、メキシコ入国審査を受けてから、荷物を受け取って、税関を通って、横の通路で再度、荷物を預けて、また身体検査を受けてから乗り換えゲートに向かう。

 ここは最終到着地ではないので、スーツケースについている荷物札を捨ててはいけないし、これでメキシコを出るんだからと入国審査で渡された紙切れを捨ててもいけない。グアテマラ行きの飛行機に乗る際に必要とされる。

 さて、これだけ歩かされても乗り換え時間に余裕があるので慌てずに済んだ。楽器に付けるエフェクター器材は持ち込み荷物に入っているから何回も出して検査されることになる。

 夕方6時、グアテマラ空港には日本大使館からのお迎えの車、VIPな待遇ですね~。各国からミュージシャンが参加するグアテマラ・ジャズ・フェスティバルの日本代表としての演奏だからでしょうね。

 ホテルはRadissonの大きな部屋、夕食は隣にあるレストラン、ここの料理が絶品です。満腹してチップ込みで一人$20以下だった。夜間の外出は危険です、との注意あり。犯罪の発生率は日本の44倍という。農業従事者の最低日当は1180円也。