メルトダウン
中道左派新党が第1党=既成政党への不信浮き彫り-スロベニア
【ベルリン時事】経済危機に陥ったスロベニアで13日、国民議会(下院、定数90)選挙が行わ れ、非公式集計結果によると、中道左派の新党「ミロ・チェラール党」が36議席を獲得し、第1党となった。経済再建が進まず、政治腐敗が問題となる中、既 成政党への国民の不信感を浮き彫りにした。(2014/07/14-09:37)
イスラエル、ガザ空爆を継続=シリア、レバノンからロケット弾
【エルサレム時事】イスラエル軍は14日未明(日本時間同日午前)、パレスチナ自治区ガザへの空爆と砲撃を継続、イスラム原理主義組織ハマスの訓練施設 などを攻撃した。イスラエルのメディアによると、同国政府は13日に開いた治安閣議で、ガザへの地上侵攻に備え、ガザ境界地帯への部隊の増強を続けること を決定。地上部隊の投入についてはまだ決めておらず、それまでは空爆を続ける意向だという。
ハマスが実効支配するガザからイスラエルに向けたロケット弾攻撃の勢いは弱まっておらず、8日の戦闘開始以降、約940発のロ ケット弾が発射された。イスラエル軍は13日朝、発射拠点などの破壊のためガザ北部への大規模攻撃を警告。約1万7000人の住民が自宅からガザ市内へ避 難した。
ガザの救急当局によると、パレスチナ側の死者は172人、負傷者は約1230人となった。
停戦に向けた外交努力も続いている。ロイター通信によると、ケリー米国務長官は13日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、ガザでの戦闘激化に対する懸念を示した上で、「停戦の仲介をする準備ができていることを強調した」という。
また、ドイツのシュタインマイヤー外相が14~15日にイスラエルなどを訪問し、ネタニヤフ首相やアッバス・パレスチナ自治政府議長と会談する予定。ハマ スとイスラエルは2011年、ドイツなどの仲介で、ハマスが誘拐したイスラエル人兵士1人と引き換えにパレスチナ人囚人ら約1000人の釈放で合意した経 緯がある。
一方、イスラエルの隣国からのロケット弾着弾も相次いでいる。イスラエル軍によると、13日夜、シリアから発射されたロケット弾1発 がイスラエルの占領地ゴラン高原に着弾。14日未明には、レバノン南部からイスラエルに向けてロケット弾数発が発射された。イスラエル軍は両国側に、報復 として砲撃を加えた。レバノンからのロケット弾は8日以降で3度目。(2014/07/14-12:48)
空港で激しい戦闘=イスラム過激派が襲撃-リビア
【トリポリAFP=時事】リビアの首都トリポリの国際空港近くで13日、空港を掌握する武装勢力にイスラム過激派が攻撃を仕掛け、激しい戦闘が起きた。空港敷地内にもロケット弾が撃ち込まれ、離着陸に支障が出た。
リビア議会のイスラム政党系の武装組織と考えられている過激派が、フェイスブックを通じて空港襲撃を認めた。空港を掌握しているのは、トリポリ南西のジン タンで結成された武装勢力で、イスラム過激派による権力掌握に抵抗する議会リベラル派を支持している。(2014/07/13-17:44)
民家に砲弾、初の死者=ウクライナに「厳格対処」警告-ロシア
【モスクワ時事】ウクライナ国境に近いロシア南部ロストフ州で13日、民家に迫撃砲弾が着弾し、 住民の男性1人が死亡、女性1人が負傷した。ロシア通信などが伝えた。ウクライナ東部で4月に軍と親ロシア派の戦闘が始まって以来、ロシア側で死者が出た のは初めてで、両国関係がさらに悪化する恐れがある。
ロシア当局は殺人容疑などで捜査を開始した。地元当局者は砲弾がウクライナ側から飛来したと語ったが、誰が撃ち込んだかや、流れ弾かどうかなどは不明。ウクライナ軍は国境検問所などを占拠する親ロ派の掃討作戦を強化、親ロ派も重火器で徹底抗戦している。
死者が出たことを受け、ロシアのカラシン外務次官は「国境地帯で緊張がエスカレートし、国民への危険は高いレベルに達している。厳格かつ具体的に対処す る」とウクライナ側に警告した。同様の砲撃・銃撃は最近になって相次ぎ、ロシア外務省は12日の声明で、報復攻撃に出る可能性を明らかにしたばかり。 (2014/07/13-18:01)
民家に砲弾、初の死者=ロシアが報復示唆-ウクライナは否定
【モスクワ時事】ウクライナ国境に近いロシア南部ロストフ州で13日、民家に迫撃砲弾が着弾し、住民の男性1人が死亡、女性1人が負傷した。ロシア通信などが伝えた。ウクライナ東部で4月に軍と親ロシア派の戦闘が始まって以来、ロシア側で死者が出たのは初めて。
ロシア外務省は、砲撃をウクライナ軍の行為と断定し、「取り返しのつかない結果を伴う。責任はウクライナ側にある」と報復を示唆。両国間の軍事的緊張が高まる恐れがある。
一方、ウクライナ国家安全保障・国防会議の報道官は、軍が砲撃した事実はないと否定。「軍の仕業と見せ掛けるため、親ロ派が銃撃・砲撃している証拠がある」と主張し、親ロ派などによる自作自演との見方を示した。(2014/07/13-20:54)
憲法9条の理念にノーベル平和賞を、運動活発化
2014年07月13日 10:20 発信地:東京
【7月13日 AFP】自衛隊の活動範囲を広げる動きに対し反発の声も上がる中、日本が長く堅持してきた平和主義に鑑みて日本国民に今年のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞させようという運動が活発になっている。
第2次世界大戦(World War II)後に制定された日本の平和主義憲法がノーベル平和賞の候補になることはできないため、この運動をしている団体は、この憲法を堅持してきた日本国民を候補者リストに載せるべく活動した。
ノーベル賞委員会は推薦状を正式に受理し、約1億2800万人の日本国民は正式にノーベル平和賞の候補になった。同団体が集めた署名は今月11日までに15万人分を超えた。
このアイデアを思い付いた主婦の鷹巣直美(Naomi Takasu)さん(37)は、数百人の候補者がいる中で受賞の可能性は低くとも、こうしたメッセージこそが重要だと話す。
鷹巣さんはAFPに対し、欧州連合(EU) がノーベル平和賞を受賞したというニュースをテレビで見て模範的な取り組みにもこの賞は与えられるということを知り、憲法9条について考えるきっかけに なったと話し、もし受賞できたら憲法が掲げる理想を伝えていく上で素晴らしいことだろうと語った。(c)AFP/Yuta YAGISHITA
砲弾の一発は、菜園に、残りの二発は、その隣に建つ民家に着弾したが,民家自体には大きな被害はなく、窓ガラスが砕け散ったにとどまった。しかし砲撃に より、女性1人が負傷、男性が死亡した。亡くなった男性のもとには、4人の子供達が残された。彼の家は現在、軍が立ち入り禁止にしている。
市の指導部も被害現地を視察、住民に話を聞き、沈静化に務めた。しかし現時点では、損害を受けた家の持主に対する補償などについてどうするのかは、まだ決まっていない。
インターファクス
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_13/274581896/
ロシア外務省のサイトには次のような声明が掲載されている―
「7月12日深夜3時、ロストフ州のクイブィシェフスキイ地区で、ロシアの国境警備兵が、自動小銃で銃撃された。その結果、国境警備隊員達を乗せた車の車体が損傷を受けた。車体からは、8つの弾痕が見つかった。幸い一人も負傷する事はなかった。
今後再びロシア側への、こうした挑発行為が繰り返された場合、我々には、自らの領土と市民の安全を保障するためロシア連邦法に規定されたあらゆる措置を講ずる権利がある。」
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_13/274579687/
親ロシア派がウクライナ基地を攻撃 19人死亡
2014.07.12 Sat posted at 11:18 JST
(CNN) ウクライナ東部で11日未明、親ロシア派がウクライナ軍基地をロケット弾で攻撃し、少なくとも19人の兵士が死亡した。ウクライナ軍が明らかにした。
ウクライナ軍によると、攻撃は11日午前4時半ごろ、ウクライナ東部ルハンシク州ゼレノポルスク近くで行われたという。同国のテロ対策局は、この攻撃で少なくとも55人が負傷したとしている。
ウクライナのポロシェンコ大統領は、今回のウクライナ部隊への攻撃でロシア製の自走多連装ロケット砲「グラ-ト」が使用されたことを明らかにした。
ポロシェンコ大統領は「親ロシア派は、ウクライナの兵士1人を殺害する代償として100人が死ぬことになる」と述べ、さらに「テロリストは誰一人、責任を逃れることはない。全員、罰を受けることになる」と付け加えた。
また欧州理事会(EC)は11日、ウクライナ危機をめぐる欧州連合(EU)の制裁対象リストに新たに11人を追加することを明らかにした。これにより、EU諸国への渡航禁止や資産凍結などの制裁対象者は72人となる。新たな制裁対象者は12日朝に発表される。
EUはすでに、ウクライナ東部スラビャンスクの市長を自称するバチェスラフ・ポノマリョフ氏やロシア軍空挺部隊のウラジーミル・シャマノフ司令官などを制裁対象としている。
ウクライナ兵30人死亡=親ロ派のロケット弾で
【モスクワ時事】ウクライナ東部ルガンスク州のロシアとの国境近くで11日、ウクライナ軍が親ロシア派のロケットランチャー「BM21グラード」の攻撃を受け、内務省によると兵士約30人が死亡した。インタファクス通信が伝えた。親ロ派も情報を確認した。
ポロシェンコ政権は6月30日で停戦を延長せず、東部2州で親ロ派に対して空爆を含む掃討作戦を本格化。親ロ派も徹底抗戦の構えで、今回の攻撃により、ウクライナ軍に対して一回の戦闘としては停戦後最大の被害が出たとみられる。(2014/07/11-23:12)
2人目申請は40組に1夫婦=「一人っ子政策」緩和に反応鈍く-中国
【北京時事】中国の人口抑制国策「一人っ子政策」の緩和が昨年11月に決定され、夫婦のどちらか 一方が一人っ子なら2人目を産むことが可能になったが、全国でこの条件を満たす夫婦は1100万組以上に達するにもかかわらず、申請したのは27万 1600組にとどまっていることが11日までに分かった。
条件を満たす夫婦のうち40組に1組しか申請していない計算。国家衛生計画出産委員会の担当幹部は記者会見で、「出産急増の状況は表れていない」と述べた。(2014/07/11-17:53)
制裁下でW杯外交=ブラジル訪問、中ロ会談も-プーチン氏
【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は11日、サッカー・ワールドカップ(W杯)開催中のブラジルなど中南米歴訪を開始した。ブラジルで15、16 の両日、新興5カ国(BRICS)首脳会議に参加するのが最大の目的。ウクライナ南部クリミア半島の編入後、日米など先進7カ国(G7)が対ロ制裁網を敷 く中、成長する「非欧米」の結束を確認したい考えだ。
BRICSに合わせ、中国の習近平国家主席とも6月の上海訪問時に続いて個別に首脳会談を行う見通し。G7をけん制する中ロの思惑をはらみながら、ブラジルを舞台に「W杯外交」が展開されることになる。
プーチン大統領は11日、最初に中米キューバを訪問。ソ連時代以来の債務を最近取り消しており、ロシアによる投資強化につなげる意図がある。高齢のフィデ ル・カストロ前国家評議会議長との会談も予定され、久々に公の場に姿を見せるフィデル氏の健康状態に関心が集まりそうだ。
プーチン氏は12日に 南米アルゼンチンに立ち寄った後、13日にブラジル入り。2018年のW杯開催国ロシアの大統領として、ドイツとアルゼンチンの決勝(13日)を観戦す る。閉会式でブラジルのルセフ大統領から引き継ぎを受け、14年2月のソチ冬季五輪に続くスポーツの大型イベントとなる次回W杯に向けた機運を高める狙い がある。(2014/07/11-22:56)
ガザ空爆、死者数100人超に=ハマス、空港への攻撃警告-増える民間人被害
【エルサレム時事】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で、ガザの保健省は11日、パレスチナ人の死者数が102人に達したと明らかにし た。イスラエルの軍事作戦開始から4日目を迎え、停戦を求める国際社会の声が大きくなっているが、双方にまだ攻撃をやめる気配は見られない。
イ スラエル軍は作戦を開始した8日以降、武装勢力の拠点など1000カ所以上を攻撃。パレスチナ人の死者の中には女性や子供約40人も含まれ、負傷者は 670人以上に上る。イスラエル側は、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマス指導者の拠点などが標的だと説明しているが、民家や公共施設の被害も 増えている。(2014/07/11-22:57)
スンニ派囚人255人処刑=イラク政権が報復-国際人権団体
【カイロ時事】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW、本部ニューヨーク)は11日、声明を出し、イラクのイスラム教シーア派を支持基盤とするマリキ政権側の部隊が、スンニ派の囚人少なくとも255人を超法規的な形で処刑したと表明した。
HRWは、イラク各地の住民証言などを基に、スンニ派の過激組織「イスラム国」が北部モスルへの攻撃を開始した6月9日以降、モスルを含む六つの都市や村で虐殺が行われたと指摘した。(2014/07/12-06:15)