親ロ派「共和国」宣言=ロシア部隊派遣要請を警告-ウクライナ・ドネツク
【モスクワ時事】ウクライナ東部ドネツクで政府庁舎を占拠した親ロシア派デモ隊が7日、「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言した。さらにウクライナ暫定 政権から攻撃を受けた場合、ロシアに平和維持軍の派遣を要請することもあり得ると警告。また、ロシア編入に向けた住民投票を5月11日までに行うと主張し た。ロシア国営テレビなどが伝えた。
共和国樹立宣言は、デモ隊が州議会を占拠して勝手に「臨時会議」を開き、議決を行ったもので、合法性はない。ただ、独立宣言や 住民投票を経てロシアへの編入を求める手法は、クリミア半島の編入プロセスに酷似しており、ウクライナ東部をめぐる情勢がさらに不安定化する恐れがある。 6日に2000人規模のデモが行われたドネツクでは7日、行政庁舎に続き、旧ソ連国家保安委員会(KGB)後継機関のウクライナ保安局(SBU)庁舎も新たに占拠された。ドネツク州は失脚したヤヌコビッチ前大統領の出身地。(2014/04/07-20:46
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