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ローマ法王:14年ぶりキューバ訪問 進む「雪解け」

2012年03月27日 | 国際 中南米
ローマ法王:14年ぶりキューバ訪問 進む「雪解け」


キューバ訪問を開始したローマ法王ベネディクト16世(左)。右はラウル・カストロ国家評議会議長=2012年3月26日、AP

 【メキシコ市・國枝すみれ】世界約12億人のカトリック教徒の頂点に立つローマ法王ベネディクト16世(84)が26日、キューバ東部サンティアゴデクーバに到着し、3日間の訪問を開始した。法王のキューバ訪問は98年の前法王ヨハネ・パウロ2世以来、14年ぶり。カトリック教会は59年のキューバ革命で反革命派を支持したことから、長く弾圧を受けてきたが、政府は前法王の訪問を機にクリスマスを「休日」と定めるなど、近年は「雪解け」が進んでいる。

 ラウル・カストロ国家評議会議長らに出迎えられた法王は空港で「キューバ政府と教会の関係には、さらなる発展の余地がある」とあいさつ。教会の権利拡大のほか、在米の亡命キューバ人との和解や政治犯の釈放などを暗に求めた。議長は「キューバ憲法は信教の自由を保障している」と述べ、教会と対立してきたキューバの変化を印象づけた。

 法王はキューバ入りに先立ち、経済改革を進めながらも社会主義体制を堅持するキューバを念頭に「マルクス主義が現実的でないことは明らか」と述べたが、キューバ到着後には「あるべき価値観を欠いた人間を作る」と資本主義も批判した。

 キューバでは革命以前、人口の8割がカトリック教徒だったが、教会統計によると、90年には41.2%にまで低下した。その後、回復傾向にあり、2010年には59.7%まで戻った。

 改革を進めるキューバ政府は最近、政治犯の釈放問題で教会の仲介を利用している。法王の訪問で信教の自由がさらに拡大すれば、教会の「隠れ信者」が立場を公にする可能性がある。

 ハバナ在住のカトリック教徒の女性(35)は「母から『信者であることは秘密にするように』と言われて育った。今回の法王訪問では記者会見の様子がテレビで放映されるなど、98年の前回訪問時と比べて隔世の感がある」と驚きを口にした。

 法王は26日午後、サンティアゴデクーバ市内でミサを執り行った。

毎日新聞 2012年3月27日 12時26分(最終更新 3月27日 14時10分)


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