ブラジル大統領選、ルラ前大統領出馬への期待高まる
[ブラジリア 1日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選挙を前にルセフ大統領の支持率が低下する中、ルセフ氏に代わってルラ前大統領が労働党の候補として出馬することへの期待が高まっている。
柔軟性に欠けるうえ、電力市場に介入するなど強引な政策をとるルセフ大統領へのいら立ちから、弁舌が巧みで、政策に関しても現実的な姿勢を取っていたルラ氏を懐かしむ投資家も多い。
議会では、ルセフ氏率いる連立与党内でもルラ氏を支持する声が高まっており、共和国党の議員20人が今週、ブラジルが内外で危機に直面している今、ルラ氏の指導力が必要だと訴える声明に署名した。
同党の院内幹事は党事務所にルラ氏の写真を掲げ、記者団に対し、ルセフ氏の出馬は望んでおらず、ルラ氏を支持すると語った。
2人に近い複数の関係筋がロイターに明らかにしたところでは、ルセフ氏が今年、労働党の候補となることはほぼ確実。だが同筋は、ルラ氏復帰の可能性も完全には排除しなかった。
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