元首相暗殺の死刑囚減刑=最高裁「嘆願審査長すぎる」-インド
【ニューデリー時事】インド最高裁判所は18日、1991年にラジブ・ガンジー元首相を暗殺した罪で死刑が確定した3人について、終身刑に減刑するとの決定を下した。インド政府が3人から提出された赦免嘆願書を審査するのに11年を要したことを理由としている。
3人はスリランカの少数派タミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)のメンバー。2000年に大統領宛てに赦免嘆願書を提出したが、11年に却下された。
最高裁は減刑の理由について、政府が「妥当な期間内」に嘆願の可否を決定すべきだと説明。政府側は「審査の遅れが死刑囚に余分な苦しみをもたらした証拠はない」と主張していたが、最高裁は政府の主張を否定した。(2014/02/18-17:42)
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