中国の3月イラン産原油輸入、前年比36.1%増=税関当局
[北京 21日 ロイター] -中国税関当局が21日発表したデータによると、3月のイラン産原油輸入は日量55万5182バレルで、前年同月比36.1%増加した。これにより、1─3月のイラン産原油輸入量が、約2年前の対イラン制裁発動前に近い水準となった。
2月の55万2613バレルからは0.5%増加。
イランが欧米と結んだ暫定合意によると、イランの原油輸出量は7月20日までの半年間、平均で日量100万バレルとすることになっている。しかし、税関や出荷統計によると、アジアへの輸出は昨年11月以来、この水準を上回っている。
トレーダーらは、今年に入って中国のイラン産原油輸入が増加した背景として、主にコンデンセートの輸入増と、製油最大手の中国石油化工(シノペック)(600028.SS: 株価, 企業情報, レポート)(0386.HK: 株価, 企業情報, レポート)が長期合意に基づいて輸入を拡大した可能性を挙げた。
1─3月のイラン産原油輸入は日量55万7605バレルで、前年同期比36.2%増となった。
ロイターが先週閲覧した船積みデータでは、3月のタンカー予定表による今月の原油およびコンデンセートの輸入は日量56万2000バレル、5月には同60万バレル超になるとみられている。
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