迷レンズ探訪

あまり陽の目を見ないレンズやカメラを取り上げていきます。

クラッシックな味わいが楽しめる広角レンズ Pentacon 30mmF3.5(M42マウント)

2019-05-19 00:03:59 | Lens made in GERMANY

旧東ドイツ製の広角レンズPentacon 30mmF3.5の紹介です。エキザクタマウントもありますが、本レンズはM42マウントです。
 

    レンズ構成   5群5枚
    最短撮影距離  0.35m
    重量      195g
    フィルター径  49mm

レンズ銘にはMADE IN G.D.Rと書かれており、発売開始は1972年頃のようです。

最近では30mmという焦点距離のレンズはシグマから出ていますが、その昔はなかなか見ない焦点距離でした。
たしか35mmフィルム用のレンズとしては、smc Pentax 30mm F2.8、Rodenstock Eurygon 30mm F2.8、Meyer-Optik Lydith 30mm F3.5などと並んで、今回紹介するPentacon 30mm F3.5がありました。
PentaconとLydithは、両方とも旧東独製でスペックがそっくりですので、光学系は同じものかもしれません。前玉が湾曲していて、後ろ玉がけっこう小さいという典型的なレトロフォーカスタイプのようです。

プリセット絞りで、円形に近い絞り形状をしています。最短撮影距離付近で絞り開放で撮影すると、この程度は背景をぼかすことができます。


絞り開放では周囲が少し甘くなりますが、F8くらいまで絞ればきっちりとした絵になります。

   いずれもSONY α7+Pentacon 30mmF3.5

クラシカルな味わいが楽しめるレンズです。


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