シャッターが故障しているジャンクのHOLGA 120GCFNを入手しました。このホルガについているチープなつくりのレンズをデジタルで使ってみようと思い、レンズを摘出しました。裏ブタを開けてフィルム室側のネジを外し、表側からレンズを捻ると外れました。あまりにも簡単にレンズが摘出できました。
さらに、レンズ後ろに付いていた円形絞りもドライバーを差し込んではがしました。レンズにはOPTICAL LENS 60mm F8と書いてありますが、絞りを外したことで60mm F6.3程度になったようです。
このレンズの後端に昔のテレプラスから摘出したM42マウントをマスキングテープで固定しました。これでM42ヘリコイドを使ってピント合わせが可能になります。今回は、そこにM42/マイクロフォーサーズ薄型アダプターを組み合わせてLumix G2で使ってみました。35mmフィルム換算で120mmの画角になります。
遠景を撮影すると、やや若干滲みがあるものの中心部分は解像しています。周辺は少し流れるような味のある描写です。
近距離撮影では、中心部はしっかり解像しています。
ボケもなかなかきれいな感じです。
玉ボケも出ます。どうも近距離のほうが優秀なようです。
いずれもLumix G2+HOLGA OPTICAL LENS 60mm
意外にもしっかり写るトイレンズでした。次はフルサイズで撮影して、画面四隅の暴れ具合を楽しんでみたいとみたいと思います。
※カメラやレンズの分解や改造は自己責任でお願いします。