りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

興味深い話

2009-12-21 09:22:04 | その他
私の落語会レポは演目名と感想だけで、ほとんど内容は書かない。
私の文章力で文章にすると、違和感があるのと、
やはり、そこに足を運んだ人だけの宝物だからという気持ちもあって…。

でも、昨日の座談会は、少し書きとめておきます。

春團治師匠が50年前、29才の若さで春團治という大きな名前を継ぐにあたって・・
・初代、二代目が50代で亡くなっていることから躊躇があった。
・父親である二代目が亡くなって4、5年たっていた。
・森繁久弥氏の春團治の映画をやっていて、襲名のチャンスだということになった。
というようなことがあり、三代目襲名されることになったそう。

春團治師匠は落語は噺家から直接習われた(台本で落語を覚えても忘れてしまうからとか)。
米朝師匠からも、「親子○(「親子酒」と聞こえましたが、「親子茶屋」の聞き違いかも)」、「代書屋」、「皿屋敷」を習った。
春團治師匠が自分の演目としてしっかり演じられているので、米朝師匠はその演目をかけるのを控えていた。
懐かしそうに笑顔で話される両師匠。

米團治師匠からの「師匠の息子だというプレッシャーはなかったか」には、「それはなかった」。
厳しい師匠だった。父親という意識はなかったとも。
そこで、進行役の南光師匠が米團治師匠にひと言、
「君は(父親である米朝師匠に)甘えているように思うよ」。(会場拍手)。
親子の形、師弟の形は色々あっていいと思います。

ざこば師匠、南光師匠、米團治師匠は春團治師匠にお稽古してもらったことがあるそうで、
習った演目や、お稽古のエピソードなど。

春團治師匠のお人柄が伝わってくるような、「桂春團治を語る」のテーマにふさわしい座談会でした。
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『桂春團治襲名50周年記念 年忘れ東西落語名人会』

2009-12-20 21:12:50 | 落語会レポ
のんびりボーッとしていたら、12時半の電車まで、あと1時間!
もう、お昼ごはん食べてる時間ないけど、夫と息子達の昼食作って、
髪をアップするのはあきらめ、
最低限なメイクして、
着物を着る。
今日のコーデのテーマは「春團治オレンジ」。
久しぶりのタレモノ、なんかグチャグチャな着付けを羽織でごまかす。
結局12時半の電車をあきらめ(次の電車は1時)、
こんなことなら、昼食、自分の分も作ればよかったよ~
と思いつつ、とりあえず冷蔵庫にあった肉まんを温めて食べました。
ふぅ。

『桂春團治襲名50周年記念 年忘れ東西落語名人会』
2009年12月20日(日) 14:00 中日劇場

桂 こごろう「阿弥陀池」
橘家圓太郎 「〆込み」
桂 米團治 「掛け取り」
桂 春團治 「祝のし」
座談会「桂春團治を語る」…桂春團治、桂ざこば、桂南光、桂米團治、桂米朝
桂 ざこば 「深川」
桂 米丸  「ジョーズ」

春團治師匠は「祝のし」。
ライブ繁昌亭で聴いたことはありますが、生で聴くのは初めて・・嬉しい。
お着物は春團治オレンジではなく、さわやかな薄紫。
1列目ですが、高座は見上げるほど高くなくて、ちょうど目が合う(ような気がする)。
目がハートになっていたと思います。

座談会は和やかで楽しそうで、その楽しさが会場全体に広がっていくよう。
米朝師匠と春團治師匠が並んで笑っていらっしゃる。
そして興味深い話いろいろ。
なんとも幸せなひととき。

今年、最後の落語会、心が満腹。
来年も素敵な落語に出会えますように。
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『落語教育委員会 番外編』(さるぼぼさんからの投稿)

2009-12-19 09:16:34 | 落語会レポ(投稿)
『第五回 落語教育委員会 番外編』
2009年12月18日 今池ガスホール

自分にとって今年最後の落語会。
席は1列目。最前列の席でこの3人の落語が味わえるのは本当に贅沢です。

柳家ろべえ 『鈴ヶ森』
柳家喜多八 『二番煎じ』
三遊亭歌武蔵『ぼやき酒屋』
柳家喬太郎 『文七元結』

この会は最初にコントをやりますが到着が遅れて間に合いませんでした…。(涙)

ろべえさんは喜多八師匠のお弟子さん。
しぐさがなんとなく似てる気がしました。

喜多八師匠は『二番煎じ』。
この噺は他の師匠方で何回か聴いたことがありましたが
それでも師匠はじわじわと世界に引き込んでいく感じで大満足。
落語って同じ噺でも楽しめますよね。

歌武蔵師匠の『ぼやき酒屋』は5月の会でも聴いた噺ですがとことん明るい雰囲気。
お酒が飲める人がうらやましくなります。

そして喬太郎師匠。
道楽のマクラから『文七元結』へ。
とにかくすごかったです。
文章にするのは難しいですが、会場の空気を操っていた感じがしました。

来年も素敵な落語にたくさん出会えるといいなぁと思いました。
下手な文章ですが来年もレポをして少しでもことりさんのブログに少しでも貢献できたらなと思います。

------------------------------------------------------コトリひとこと----------
以上、さるぼぼさんの落語会レポでした。
ありがとうございます。

どなたかレポしてくださらないかなぁと切に思っていた会です。
行きたかった~。
喬太郎師匠は表現に窮する「すごさ」がありますね。
ぜひ来年もレポお願いいたします。

皆さまもよろしくお願いします。

※落語会レポ 募集中
落語会レポには、
落語会名、日にち、投稿者名(ハンドルネーム)をご記入ください。
宛先(りらっくご事務局):o-rakugo@mail.goo.ne.jp
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ブルブル

2009-12-18 17:42:39 | その他
今朝は凍えるような寒さの中、旗当番。
(なんでこんな寒い日に…。)
寒いけど、可愛い小学生達の元気な姿に思わずニッコリ。
帰宅して、洗濯物を干しながら、凍ったからだを解凍すべくお風呂に湯をはる。
さぁ、入ろうと浴室のドアを開けたら、湯がない!
(あ、このネタ去年も書いたような?…毎年同じことやってるのね。)
浴槽の栓をして、再度お湯はり。
ブルブル震えながら、お湯がたまるのを待つ。(←服を着ましょう。)
待ちきれなくて、浅いお湯につかって、なんとか、からだを折り曲げて温まる。
こういう時、ちっちゃいって便利。
私のからだは硬直する前なら折りたたんでスーツケースに入るな。
…からだを解かして、今日もフラへ。

週末も寒くなるみたいですね。
明日もフラのレッスンがあって、明後日は今年最後の落語会。
1年ぶりに生の春團治師匠が聴けます!
何着ていこうかな?
寒さに負けず、キモラクの予定です。
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アレモコレモ

2009-12-17 08:39:42 | その他
立ち読みするつもりだったのだけど、
久々に「きものサロン」買っちゃいました。
落語に関する特集があり、
3月に蒲郡の会で聴かせていただく柳家さん喬師匠が載っていたから。

以前は、着物の本、ちょこちょこ買っていましたが、
この頃、着物雑誌は見ないようにしてきた。
だって、うっとりするような着物や帯や小物が満載で、つい欲しくなってしまうから。

『りらっくご』を始めることを決めた時、もう着物は買わない!と心に決めたのです。
(「買わない!」というより、「買えないけどしかたないね」というのが本当のところ。)

久しぶりに見る着物雑誌は素敵なコーデがいっぱい。
眼福だけど目に毒。
(宝くじ買おうかな?)
ページをめくると、ときめいちゃって、落語の特集にたどりつけません。
いかん、いかん。

まずは、タンスに入りきらなくてクローゼットの床に積まれている着物達を着尽くさなくちゃね。
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落語界情報『桂吉弥独演会』2010/3/26

2009-12-16 14:04:01 | 落語会情報
『桂吉弥独演会 Vol.6』
2010年3月26日(金) 18:00開場 18:30開演
中電ホール
前売¥3300 当日¥3800
先行予約:12/21~25

※詳しくはアスターミュージックさんのHPをご覧ください。

またもや平日の夜。
3月はすでに2日(火)に『春蝶披露公演』のために夫に休みをとっていただく。
12日(金)にはフラのコンサート。
だから5日(金)の喬太郎師匠も19日(金)の三三師匠も自粛予定。
吉弥さん、聴きたいなぁ。
他の出演者も気になります。(←まだ決まっていないそうです。)
どうしよう?
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『安城落語会』

2009-12-15 16:24:39 | 落語会レポ
『第127回 安城落語会』
2009年12月14日(月) 18:30 安城市光徳寺

瀧川 鯉ちゃ「新聞記事」
瀧川 鯉昇 「味噌蔵」
お仲入り
瀧川 鯉之助「錦の袈裟」
春風亭昇太 「花筏」

ぎっしりのお客様。
お初の鯉昇師匠、聴きたかったんです。
温泉に入っているようなフニャ~とからだがとけていくような落語。
「始末の極意」から「味噌蔵」。
たっぷり聴かせていただきました。嬉しい。

昇太師匠は5日前に『SWA』で聴いたばかりですが、
じっくり『花筏』、古典もいいですね。

いっぱい笑った一日でした。
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『桂文三襲名披露興行』

2009-12-14 23:00:50 | 落語会レポ
今日はキモラク。
襲名披露興行だから華やかな着物にしたいところだけど、
諸事情により、シルクウールのアンサンブル。
帯は、起毛コットンのツリー柄。
着物の下もしっかり着込んで寒さ対策バッチリなコーデ。

会場の外で三若さんと遭遇。
2月の大須の会(獅篭さんとの『危険な二人会』)の日にちを尋ねたら、
2月20日とのこと…フラのレッスンとカブってるよ・・・。

『桂文三襲名披露興行 昼の部』
2009年12月14日(月) 15:00 愛知県勤労会館

桂 三若「カルシウム不足」
林家正蔵「味噌豆」
月亭八方「   」…演目名不明、ごめんなさい。
桂 三枝「ぼやき酒屋」
仲入り
口上
桂 文珍「老婆の休日」
桂 文三「ちりとてちん」

平日の昼間の会ですが、いっぱいのお客様。
また、そのお客様がよく笑う。

文枝一門のカラーが色濃く感じた会でした。

この後、急いで、『安城落語会』へ。
そちらのレポは明日UPします。
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それなりの週末

2009-12-13 20:13:51 | その他
大名古屋らくご祭も今日が最終日ですね。
実家の両親は『六人の会(昼の部)』に行く予定だったのですが、
母は体調悪く、父だけ行ったとのこと。
20日の中日劇場は一緒に行けるといいな。

今週は落語会のない週末。

昨日はヤス(中1)の授業参観。
いつも無愛想なヤスが手を振ってくるので、私も手を振って応える。
あとで訊いたら「ヤックンの母さんどこ?」と同級生に訊かれたらしいです。
あぁ、そういう年頃なのね…思い出がよみがえってきます。
私が中学生の頃、若くて美しい母は同級生だけじゃなく先生方からも注目の的。
同級生の男子から「母さんの写真が欲しい」と言われたことも。(←私の写真じゃないのかよ!)
だから授業参観はなんとなく嬉しい気分でした。
母に似たかったなぁと子どもの頃は思ったけれど、
美しいことと幸せなことの両立は難しそうだ、容姿はソコソコでいいという思いにたどりつく。
(最近、ソコソコを維持することも難しくなってきたけど。)
美しい母にはなれないけど、面白い母になりたいなぁ。

午後は中学校主催の資源回収。
新聞紙やチラシ、牛乳パックなど、持っていかせたのですが、
少年ジャンプ、山ほど持って帰ってきました。

今日はシュン(小5)の仲間達とその母達でクリスマス会。
クリスマス会なんて自分が子どもの頃以来。
新鮮で思いのほか楽しかったです。

予定どおり競馬に行った夫については、報告すべきことがありません。
(夕食ごちそうしてもらいたくて健闘を祈っていたのですが…来週に期待!)

落語会はなくても、それなりに楽しい週末でした。

明日は『桂文三襲名披露興行(昼の部)』です。
三枝師匠と文三師匠がお初かな?
トモさんとキモラクの予定です。
何着ていこうかな?
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『大名古屋らくご祭 談春独演会』(鶴鹿さんからの投稿)

2009-12-12 20:29:22 | 落語会レポ(投稿)
大名古屋らくご祭 談春独演会
12月11日(金) アートピアホール

三夜連続のそして僕にとっておそらく今年最後の落語会が立川談春師匠の独演会です。

開演していきなりの談春師匠の登場に会場がどよめく、

「今夜は長いのをやらなきゃいけないから
前座なんかやらせてる時間が無いんですよ。」

のセリフに会場全体から大きな拍手。僕も期待でワクワク
まくらは三遊亭円楽師匠の逸話を披露、円楽師匠と談志師匠との
エピソードも交えて笑わせてくれました。

立川談春「一分茶番」
中入り
立川談春「文七元結」(ぶんしちもっとい)


「一分茶番」
素人芝居で代役を頼まれた飯炊きの権助が芝居をめちゃくちゃにしてしまうというお噺。
お国訛りの権助と代役を頼む番頭さんとの掛け合いが面白い。

「文七元結」
談春師匠が江戸っ子気質で職人肌の長兵衛を熱演されてました。
橋から身投げをしようとする文七を必死になって止めるくだりでは
師匠の目に光るものが見えたのは僕の錯覚でしょうか。
不覚にも僕もウルウル、客席の横をふと見ると同じように
ハンカチで涙を拭いてるお客さんがたくさんいました。

熱演が終わった後、会場全体が感動の嵐!「日本一!」の掛け声。
師匠が制するまで大きな拍手がいつまでも鳴り止まず
スタンディング・オベーションでも始まるんじゃ無いかと思ったくらいです。

いやぁ良かった。本当に良かった。
「紺屋高尾」も良かったけど「文七元結」も良かった。
落語を聞いて鳥肌がたったのは初めてで僕にとって今年最高の高座だと思います。

最後は三本締めで終わりましたが本当に良かった(スイマセン、ボキャ不足で)
今年最後で最高の落語会を良い席で観れたのもことりさんの情報のおかげです。
ありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。

なおその後すっぽかした忘年会に二次会から参加し
ハイテンションのまま3時過ぎまで呑んでました。今朝は二日酔いです。


------------------------------------------------------コトリひとこと----------
以上、鶴鹿さんの落語会レポでした。
ありがとうございます。
つたないブログですが、お役に立てて嬉しく思います。

二日酔いは回復されたでしょうか?

昨日も書いたように、談春師匠、聴いたことないのです。
両親・友人・知人、みんながいいと言うので、
いつか談春師匠を聴いた時、自分がどんなふうに感じるのかな?って想像するだけでワクワク。
お酒はほとんど飲めないので二日酔いの経験はありませんが、
談春師匠の落語に酔う日が楽しみです。

※落語会レポ 募集中
落語会レポには、
落語会名、日にち、投稿者名(ハンドルネーム)をご記入ください。
宛先(りらっくご事務局):o-rakugo@mail.goo.ne.jp
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