さまよいOKEIの気ままなブログ!!

ハイキング、ウォーキング、お散歩や趣味に

スターリンの葬送狂騒曲(映画)

2018-09-03 | 映画・演劇

スターリンは200万人近い人民を粛清し、恐怖政治を行ったソ連の独裁者。カンボジアのポルポトに似ている…?

スターリンは1953年に死んだので当時を覚えていないが、スターリンショックという株価が暴落したニュースは何故か覚えている。

我々のソ連といえばフルシチョフの時代だったが、どのように権力を引き継いだのか、興味があったので見に行って来た。

ブラックコメディーなので真実とは異なるだろうが、当時は幹部ほど簡単に粛清されたので、太鼓持ちぶりは異常。演奏の録音を聞きたいといわれ、慌てて演奏会をやり直したり、子が親を密告したり、脳溢血で倒れても呼び寄せるまともな医者がいなかったり、今でも似たような国があると思うと恐怖を感じる。

政敵や気に食わない知識人を殺すのは当たり前という時代が、ホンの少し前にあったことを思い出させられました。

1953年の旧ソ連を舞台に、独裁者スターリンの死によって巻き起こった政権内部の争いを辛辣かつコミカルに描き、ロシアで上映禁止となって話題を集めたブラックコメディ。粛清という恐怖で国を支配していた絶対的独裁者スターリンが急死した。厳かな国葬が執り行われる一方、その裏では次期最高権力者の座を狙う側近たちが熾烈な争いを繰り広げる。

新作の映画だが、実物とよく似た俳優を探してくるね。フルシチョフなどそっくりな感じがした。

中国は10年ごとにトップが変わり、辛うじて独裁政治を免れてきたが、習近平は永久的な国家主席の権限を手に入れたという。独裁政治の怖さをこれから知ることになるのだろうな~?

それにしても選挙によらない権力の交代は凄まじいものがあると感じた映画でした。

コメント    この記事についてブログを書く
« 編笠山★ | トップ | 六ツ石山(棒の木尾根)★ »

コメントを投稿