映画音楽をタップリ聞かせてくれるのかな?と淡い期待を持ったが、ドキュメンタリー映画で映画音楽にかける40人の作曲家の心情が淡々と述べられていく。
今まで余り気付かなかったが、名場面に流れる名曲は、観客にセリフ以上の大きな感動を引き起こす。名作には必ず名曲が伴うことを再認識した。
ローキーの場面など、映画音楽が観客を興奮の中に引きこんでいく、アリアリと…!
『007』『荒野の七人』『ロッキー』『E.T.』『スター・ウォーズ』『バットマン』『グラディエーター』… ハリウッド映画を彩る映画音楽の名曲の数々。大ヒットした主題歌やメインテーマ曲など、映画史に輝く幾多のメロディがどのようにして生まれたのかが、いま紐解かれる。
映像からイメージされた最初のシンプルな旋律が、やがてオーケストラ演奏によるダイナミックで感動的な楽曲へと変貌を遂げていく。映画音楽が誕生して観客に届くまでの知られざる制作過程について、豊富な作品群を題材に描いた貴重な音楽ドキュメンタリー!
映画音楽にはオーケストラが絶対必要だそうだ。映画音楽がある限り、オーケストラはなくならないという作曲家の言葉が耳に残った。
ホルンの強弱一つで観客が受け取る場面の感情が変わる。監督が作曲家にイメージを伝えるだけで名曲が生まれる。彼らは天才だね…!
これから映画を見るとき、スクリーンミュージックをかなり意識するようになれば、この映画を見た価値があったと思うが…?
風邪をひいている中で映画はどうかと思ったが、この映画は昨日、今日、明日の三日間の上映。若い観客が多かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます