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Fukushima50(映画)

2020-07-02 | 映画・演劇

久し振りに映画を見に行って来た。選んだのがFukusima50。東日本大震災の時に福島第一原発で何が起きたのか知りたかった。

炉心溶融や建屋爆発のニュースは目にしていたが、当時の政府の発表は問題ないということばかりだった。現地の社員は2号機の炉心爆発で、自らの死と、東日本一帯に放射能が巻散る事態を覚悟したが奇跡的に炉内圧が下がり炉心爆発を免れたという。

この映画を見ながら現在コロナで戦っている医療従事者をオーバーラップしつつ、目頭を熱くしながら見ていた。感染するかもしれない、死ぬかもしれないと覚悟をしながら逃げずに使命を果たしていく。一人一人が予想外の異常事態に全力で自らの使命を果たしていく姿は感動的だった。

3.11のあの日、福島第一原子力発電所の中で何が起こっていたのか。90人以上に取材した門田隆将氏のノンフィクションをもとに、作業員たちの闘いをリアルに描いた作品。

津波によって電力を失った福島原発。1・2号機の当直長・伊崎(佐藤浩市)は作業員と原発内に残り、所長の吉田(渡辺謙)は東電本店とのやりとりに追われる。しかし原子炉内の圧力は刻一刻と上がり、このままではメルトダウンを起こし、放射能がばらまかれてしまう。緊迫と焦りのなか、伊崎は原子炉内に入り「ベント」を行うことを決断するが~。

個人的に原発は反対ではなかった。この原発事故であらゆる人工物は自然を克服できないと悟った。千年、一万年、十万年などは地球の歴史から見ればほんの一瞬。この間自然界で何が起ろうが不思議でない。100年安全など信用しないことにしている。

最近読んだ本に百田尚樹の「日本国記」とブレイディみかこの「ぼくはイエローでホワイトで、ブルー」を読んだ。真逆的な内容で百田は日本人の素晴らしい伝統と精神を強調し、朝鮮併合、満州事変、シナ事変、太平洋戦争など決して侵略戦争ではなく、他国に謝るようなことは行っていないと述べている。(だけど他国から尊敬・感謝されてもいない)

イギリス在中のブレイディみかこは中学1年生のハーフの息子を通して英国の社会を書いているが、英国の貧富差別、教育格差がアラワニ。福祉国家と思っていたが大間違いと知った。英国は今では多民族の移民国家で差別用語は社会から徹底的に排斥されされているという。ここでは英国人の伝統、精神の継承という話しは全く出てこず、多様性教育に徹しているようだ。

日本も価値観の多様性や、多くの外国人が定住するようになり、これから多様性教育の重要性が高まって行くのだろうな~?

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