今年から自治会の防犯委員を務め、夜の榊祭の警備に駆り出され初めて夜の祭を見た。
拝島日吉神社の榊祭は東京都無形文化財になっている。昼間の御神輿は祭礼委員を務めていたときに白装束と烏帽子をつけて静々と御神輿を担いだことがあるが夜の榊神輿は初めて。
今回は251回目ということで江戸中期からこのお祭りが綿々と続いているようだ。拝島町の住民は凄いね…!
真夜中12時近いが日吉神社の境内に露店が20軒以上出ている。台風の影響で雨が降っていて今年の見物人は半分以下とか?
これから巡行する榊神輿。5m以上の榊の木に土台に砂の重りを入れて倒れないようにしている。500kgはありそう。
0時をまわって祝詞があげられいよいよ担ぎ出す。担ぎ手は30人位かな?揉みだすと木の枝がユサユサ揺れて幻想的。神社の階段を下すのが大変。
町内を巡るが志茂町の屋台(山車)がお囃子で歓迎。
坂下自治会。
奈賀町の屋台の前でお囃子と競演。
太鼓も4人で力を入れて早いリズムで打つ。
加美町の屋台の前で。拝島の山車とお囃子も近郊では有名。
我々防犯役員の姿。榊神輿の後をノコノコついていく。
担ぎ始めて3時間経過。30人位で担いでいるが疲れが出て10m位しか持たないかな?
5時過ぎに神社境内に戻ってきた。今日は雨の関係もあり一時間近く遅れたようだ。でも5時間担いできたのは立派。榊の間から若衆代表が挨拶。
榊の最上部にあるお札?を取り合う。数年前の神社のHPから拝借。
この後榊はバラバラにされるが、榊を持ち帰ると無病息災の霊験があるそうだ。
この後、昼間は神様が鎮座した御神輿が町内を巡る。
この神輿を担いだことがあるが、静かなお祭りだなと思っていた。賑やかなお祭りは夜のうちに済ませているようだ。
普通なら1時間もかからないコースを5時間神輿の後を歩いて来たが、立休みが多く、腰が痛くなってマイリマシタ。
この榊神輿を見ていたら若い時に赴任先で担いだ新居浜の太鼓台祭りを思い出した。
新居浜市のHPより拝借。
太鼓台は3トンあって150人近くで担ぐがバランスが崩れるとばたっと一方に倒れる。真面目に肩を入れると逃げられないので肩を直ぐ外れるようにして担ぐ。
かきくらべは太鼓台を力を合わせて上に差し上げる。キレイに房が揺れて大拍手が起きる。Wikipediaより拝借。
太鼓台の担ぎ棒に乗る指揮者は若者達の憧れ。今では徳島阿波踊り、高知よさこい祭りと合わせて四国3大祭りになっているとか!?
都会に出ている若者も祭りの時は地元に帰ってくる。50台以上あるので交代を入れると1万人以上の担ぎ手が必要だそうだ。どこの祭りも祭りは若者たちの特権。
独特な笛、太鼓のリズムが聞こえてくると小中学校は生徒が興奮状態になって授業にならないとか。会社は当然休み。
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