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わたしに会うまでの1600キロ(映画)

2015-10-08 | 映画・演劇

この映画のポスターを見た時に、一人の女性が大きなリュックを担いで1600キロを歩き続ける実話に基づいた話として興味を持った。

1600キロといえば青森から下関に至る距離で、そこを大きな重いリュックを担いで歩き続けるにはトレーニングを積んだ肉体と逞しい精神力が必要と思ったが、映画の内容ではマルで素人の女性が急に思い立って、「リタイヤーしてもいいんだよ」と言いながら歩き続けたと知って驚いた。

普通の車道を延々と歩いたのかと思ったが、アメリカ西海岸にパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)という長距離自然歩道があり、その距離はメキシコ国境からカナダ国境まで4000キロ以上あるが、その中の1600キロを94日掛けて歩いたようだ。

ルートの途中には思いを書くノートが置かれ、荷物を途中で受け取れる場所があったり、誰がどの辺りを歩いているかハイカー達に情報が伝わるような仕組みも出来ているようだ。

PCTのコースは幾つもの山脈を越えるようになっているらしいが、主人公は素人だけに山を越える描写は殆どない。実際に山岳地帯は歩いていないかもしれない。

映画のスタートは剥がれた足の生爪を剥がす瞬間と同時に、ソバにあった登山靴が一瞬に谷底に落下する衝撃的なシーンから始まる。リュックが重すぎて立ち上がれなかったり、取説を見ながらテント張りに苦戦したり、燃料が違っていてコンロが使えなかったり、素人が生死を掛けて、苦闘しながら歩き続け、自分を変えていく姿を映し出している。

映画は2時間の中に1600キロが凝縮され、過去の話がフラッシュバックのように挿入されるので、リュックを担いで歩く苦労がイマイチ分かり辛いかも知れない。

気軽な山歩きの経験すらないのに、何のトレーニングもせず、1600キロ踏破に挑んだ女性がいる。アメリカ西海岸を南北に縦断する自然歩道パシフィック・クレスト・トレイルという過酷なコースを歩いたシェリル・ストレイドだ。彼女がその途方もない体験をまとめ、世界を驚きと称賛で包んだベストセラーの映画化が実現した。

なぜ、彼女は歩いたのか?物語と共に明かされるのは、愛する人を失った悲しみからのどん底の日々。美しくも厳しい大自然のなかで、彼女が本当の自分と出会うまでを描き、観る者にどんな逆境の中でも前に進むパワーをくれる感動作が誕生した

 

スタートしてすぐに、「バカなことをした」と後悔するシェリル。

 

今日から一人で砂漠と山道を歩くのだが、詰め込みすぎた巨大なバックパックにふらつき、テントを張るのに何度も失敗し、コンロの燃料を間違ったせいで冷たい粥しか食べられない。この旅を思い立った時、シェリルは最低の日々を送っていた。

だが、この道は人生よりも厳しかった。極寒の雪山、酷暑の砂漠に行く手を阻まれ、食べ物も底をつくなど、命の危険にさらされながら、自分と向き合うシェリル。果たして彼女が、1600キロの道のりで見たものとは──?

 

100名山一筆書きを達成した田中陽希が、200名山一筆書きに挑戦している。山に登りながら8000キロを200日で走破しようとしているが、これも自分には想像できない挑戦であり偉業である。山でマラソンをやることも想像できなかったが、今では走っている若者がワンサカいる。想像できない色々な事がこれから起きるのだろうな?

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