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蔵王を歩く

2019-07-15 | ハイキング

蔵王は百名山の一つだが、ロープウェイで山頂まで行き、蔵王最高峰の熊野岳から刈田岳(かっただけ)の山行は、手持ちのガイドブックでは初心者コース。

冬の蔵王は若い時に二度ほどスキーで行ったが、夏の蔵王は初めて。百名山に敬意を表して、ロープウェイ途中駅の樹氷高原駅から歩くことにした。

イロハ沼からワサ小屋跡に向かう途中で、登山道を外れて沢を登ってしまった。最後の登りで気付き、「ボケッと生きているんじゃない~!」とチコちゃんを思い出し、苦笑いしながら登った。ボケが進んでいるのか、最近よく道を間違える。~反省です。

樹氷高原駅8:50→ワサ小屋跡11:00→熊野岳(昼食)11:30/55→刈田岳12:40/13:15→避難小屋13:50→地蔵山14:45→地蔵山頂駅15:00

標高:樹氷高原駅1340、ワサ小屋跡1700、熊野岳1840、刈田岳1757、避難小屋1830、地蔵山1735、地蔵山頂駅1665

ヤマレコで4時間10分、9.7km、累積標高差700/350m

山形駅からバスで蔵王温泉に、15分程歩いてロープウェイの駅に着く。一面のガスで今日は期待できそうもない。

ロープウェイは15分おき。8時45分に乗る。

樹氷高原駅で降りてユートピアリフトに向かう。視界は30m位かな?

リフトはまだ動いていなかった。残念…

観松平に向かってゲレンデの斜面を歩く。登山道に比べて傾斜がキツイく、ジグザグを意識して10分程登る。

リフトの上は展望台になっていた。ここから飯豊連峰、朝日連峰、月山、鳥海山が見えるようだが~残念。

ここから観松平、イロハ沼の遊歩道が始まる。

数分で五葉松の古木が多いという観松平に着く。山形出身の斉藤茂吉の歌碑があるが、山寺にも茂吉の歌碑があった。

まだシャクナゲが咲いていた。ここのシャクナゲは奥秩父では見られない白い花。

観松平から10分ほどでイロハ沼に着く。

イロハ沼周辺は高山植物が多い。今日はアチコチでハクサンチドリが目に付いた。

イロハ沼の周回コースを抜けるとワサ小屋跡に向かって登山道が始まる。

20分程のヤブ漕ぎ。踏み跡は分かるがササを刈ってくれないかな~?…ズボンがビショビショ!

蔵王温泉コースの分岐に出てきた。

道が良くなった。蔵王温泉から登る人も多いようだ。蔵王温泉からCT3時間強で熊野岳に登れるようだが、自分は4時間以上かな?

この辺りで熊野岳が目の前に見える筈だが…?

ここで左に沢を登ってしまった。沢を渡るのが正解だが本当にボケッと生きている。

登りやすく、踏み跡も多く、疑問を持たずに登って行った。

このあたり踏み跡が薄くなり登山道を間違えたと気付いた。YAMAPでこの上の登山道を確認。

登山道に出てホッとした。15分程の沢登りだった。この沢は破線コースでもありません。

ロープウェイ山頂駅の木道に出る。

アチコチに立入禁止の表示。この辺りでコマクサの群落が見られそうだが、まだ一片も見当たらないが、これからかな?

ワサ小屋跡に着く。右から登ってくるはずだった。

お地蔵さんかなと思ったら山姥(やまんば)の像でした。おワサさんという老婆がここで茶店を出していたという。

熊野岳に近付いている筈だがマルで見えない。

この近道の表示から熊野岳に登る。ガレバが始まる。

一面のガレバだがペンキマークを確認しながら登る。

20分程ガレバを登って山頂に着いた。

山頂の熊野神社に参拝。

広い山頂で昼食。ここにも斉藤茂吉の歌碑があった。

山頂から馬の背に向かってダラダラ下りる。

馬の背はフラットで幅の広い尾根道。この辺りでもコマクサが見られそうだ。

ここは美しい御釜が眼下に見える場所と教えられたが視界50mでマルで見えない。残念~!

こんな花もありました。

刈田岳の展望台。観光客が一気に増える。

こちらの方向で御釜と五色岳が見える筈。

こちらは熊野岳方面。マルで見えず、蔵王は太平洋と日本海の気候がぶつかる所で、ガスが出やすく、天候が変わりやすい山だそうだ。

展望台から5分ほど登って刈田岳山頂。キルンが異様に多く、何となく不気味?

山頂の刈田峯神社です。熊野岳の神社より立派。

展望台の近くにあった山頂レストラン。避難小屋も兼ねているそうだ。屋上のサイレンが避難の合図。蔵王は活火山です。

外に出たら大きな駐車場。蔵王は簡単に来られる山になっているが、仙台側から来るのかな?…蔵王が噴火したら車はやられるだろうな~?

熊野岳に向かって馬の背を戻る。ガスが濃くなり、迷いやすい尾根道になった。道沿いの棒の列が目印で安心して歩ける。殆どハイカーがいなくなった。

ボンヤリと建物が出てきた。熊野岳の避難小屋だった。14時前だが殆ど人に会わず寂しい。

ここから10分ほどで熊野岳に登れるようだが、巻道でワサ小屋跡に向かう。

ワサ小屋跡に着く。地蔵山が見えてきた。

ここが朝間違って登って来た思い出の沢。

沢から5分ほどで地蔵山の山頂に着いたが誰もいない。

ロープウェイの山頂駅が見える。山頂駅の先は三宝荒神山。

駅から三宝荒神山を回る蔵王自然植物園という周回遊歩道が出来ているという。

有名な2mを越える大きなお地蔵さん。

懐かしい樹氷源コースの表示。ここから滑り降りたことを覚えている。

ロープウェイの乗客は私一人。車窓の右に樹氷源のスキーコースが見える。

滑り降り易いコースの感じ。

このコースを滑り降りたと思ったら懐かしい。

蔵王温泉に下りたら空が明るくなってきた。温泉に入りたかったが、山形新幹線の都合で帰路に着いた。山形は仙台回りが便利と知ったが、後の祭りでした。

久し振りの駅弁は店員に勧められた「牛肉どまん中」。新幹線も久しぶりだが、駅弁もよかった。新幹線と路線バスの旅もいいものですね~!

御釜を見られなかったのは残念だったが、これも蔵王、あれも蔵王~。絵葉書で我慢します。

歩いた感じだが、蔵王は蔵王温泉から歩き出し、熊野岳を登って、刈田岳からバスで白石蔵王に戻るのがお勧めのコースかな?

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