ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

パース行:ラウンドハウス

2021年09月29日 | オーストラリア:パース

パースを中心とする西オース
トラリアの近代史は、1829年
にイギリス領のスワンリバー
植民地として始まりました。


翌1830年には初の常設の建物
としてラウンドハウス建設が
始まりました。なんと刑務所



植民地建設はまず刑務所建設
からだったというこのリアル



完成は1831年で、今も西オー
ストラリア州最古の建物です。

古さを感じる独特な階段


西オーストラリアの流刑植民
地化は1849年からなので、こ
こは地元犯罪者のために建て
られ、1885年に流刑囚により
建設されたフリーマントル刑
務所
が収監を始めると、ここ
の囚人もそちらに移され、刑
務所としての幕を閉じます。

モデルが女囚といのもリアル


丸い建物には丸い中庭があり
8つの独房と看守の住居はす
べて中庭に面しています。



1833年に中庭に掘られた井戸



中庭に置かれたベルはかつて
ラウンドハウスの外に置かれ
1850~68年の間、毎晩9:50
に鳴らされていたそうです。

その目的はホテルのバーで飲
んでいる仮釈放中の囚人に10
時の門限を知らせるためで、
10時までに戻っていないと、
警察に捕まってラウンドハウ
スで一夜を明かすことになり
刑務所の後は留置所として、
1899年まで使用されたそう。


その頃の写真

(※19世紀後半のラウンドハウス
ウィキペディアより)


壁には収監の理由(殺人、放
火、豚殺し、家畜泥棒等も)
支給された物の品目
1日の食事と内容
囚人に課せられた仕事



ここの囚人も井戸、道路、埠
頭建設など重労働が刑として
課され、重労働者には毎日塩
漬け肉が200g出されました。
そうでなければ肉は週1回。

どっちも辛いかも


ナゼか内部の写真がなくこの
バーチャルツアーをご参照


ラウンドハウスの外には海に
向かって大砲が設置され、こ
れは1900年に設置された時刻
を知らせるためのタイムボー
ル(報時球)と砲台だそうです。



毎日午後1時になると高い場
所に掲げられたボールが落ち
空砲が鳴らされていました。
今でもボランティアの手によ
り時報が続けられています。



ここはアーサーヘッドという
場所でため息が出る美しさ



どうしてこんな脱走したくな
るような場所に最初の刑務所
を造ったのかと思う風光明媚



灯台もあり古から船の往来も
多そうで、脱走しやすそう

(👆脱走する気満々の視線)


港も近く賑やかな場所です。



沖合にはロットネスト島



現在は市民の憩いの公園に



とても好みだったノアの箱舟
風パブリックアート



メルボルンのブライトンビー
チのビーチボックスのよう



1851~1862年に建てられた
軍の兵站基地。今は博物館



ホテルもレストランもたくさ
んあり観光客が大勢いそう。



とても1日では時間がなくこ
の辺は出直してこないと~💦




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