Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

新しい職場環境

2024-07-25 | 大学・仕事
ブロンクス地区の病院歯科を任されたと以前書きました。

7月からスタートしています。
初日は、いきなりポンッと私1人で診療で
歯科助手は緊急でブルックリン地区へ。
歯科医師はいない。
コンピューターのパスワードも、全ての戸の扉が施錠されているのも、
機器類の電源元も、
何もかも分からない状態で放り込まれ、
本当にアタフタし、ど~~~~っと疲れが出たのですが、

全てを開錠し、
全ての扉の中、引き出しの中を物色し、
スイッチ押したり、電源入れたり、
なんとか把握。

2週目は、
「試されてるな…」感満載だったのですが、
いきなり予約患者数20人。

やってやろうじゃないか!と挑んだところ、
とんとん拍子で診療が進み、
遅れることなく診療終了。
疲れも無し。
患者さんの質が、マンハッタン区よりも、クイーンズ区よりも
礼儀正しくて良い。
エリアによって違うんです、患者さんの質って。
たぶん、いろんな密集度とか、
人の多さとかが、イライラ度を増すんだろうなぁと思っています。

この日の終わりに、
ブロンクス区のマネージャーが、
「凄い!ユウコは患者さん全員、慌てることも、待たせることもなく、
診療完了した!
患者さん、こんな歯のクリーニングは初めてだって喜んでるし、
ユウコって凄い~~!
ユウコ、ブロンクス地区に欲しい。」
と、クイーンズ区に連絡。

本日3週目は、
マンハッタン区に駐在で、
うちの病院の全地区の医科歯科を牛耳っている看護総婦長が、
「あなたのする歯のクリーニングがとても好評なのよ。
ちょっと私の歯のクリーニング、今日してくれない?」
と、わざわざブロンクス区までタクシー乗ってお越し。
また試されてる感…

面倒くさいなぁ~~~。
あんた、障害者でもなんでもないんだから、
そこら辺の開業歯科に行ったらいいじゃん!
無駄に緊張するから、疲れんのよっ!


と思いつつも、やったりました。

でもまあ嬉しい限りです。

これこれ、私が求めていたNYに必要とされている感。
承認欲求満たされました!

ブロンクス区のこの障害者病院歯科の患者さんに、
歯科衛生士が介入するのは初です。
患者さん達の8~9割が歯周病ですが、
きちんとしたディープクリーニング(SRPs)をしたことのある患者さんは
2割ほどしかいないため、
私が片っ端から開拓していきま~す。

楽しみだわ~。
器具の先端を伝わる歯肉の中に潜むザラザラとした歯石。
炎症を起こした歯肉からドス赤い血が溢れ、血まみれになる口腔内。
目を瞑って思い出すだけで、ゾワゾワします。
残念ながら、写真をUPできないのよねぇ。グロ過ぎて。
「口の中から、臓器でも取り出してるみたいだ…」
と言われたこともあります。
怖がって動き回る患者さんをじっとさせてクリーニングする横で、
「信じられない!」と介護者やご家族の方が、
目を丸くして凝視。
好きだわ~~~~、この仕事。
趣味の上行く、趣味。

マンハッタン区やクイーンズ区で一緒に働いたことのあるドクター、
理学療法士、ナースもブロンクス区にいて、
みんなでワチャワチャ話しました。

ブロンクス区の病院の歯科の横を開放して、
社員専用のルーフトップのカフェテリアにして欲しいと要求しておきました。


こんなにスペースがあるのよ。
カフェテリアにしなくても、ちょっとここで深呼吸するだけでも、
随分リフレッシュできると思うの。

と言うと、
「勤務中に、ここでマリファナ吸うんとちゃうやろな?」と言われました…

吸うか!

まあ、NYあるあるだもんな。

クイーンズ区の病院も楽しいし、
ブロンクス区の病院も楽しいし、
開業歯科も楽しいし、
可能であればずっと働きたいというか、
職場に寝泊まりしたいくらい好きです。

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コメント
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