ドキドキして親の私が吐きそうになるほどだった娘の体験入園.
彼女にとっては初めての日本語だけの生活,
初めての集団生活,初めてのお母さんがそばにいない時間.
今年の夏は,娘に関しては,この体験入園だけうまく行けばそれでいいやと思ってました.
もともと日本語は達者なほうだったのだけど,慣れるのに2週間ほどかかってね…, 最初の一週間は様子見てたのか全然泣かなかったのに,二週目からギャン泣きしたりしてた娘.「おかしいな…,この子は学校生活,向いてるタイプだと思ってたんだけどな…」と思いつつ,「今何してるかな?」「まだ泣いてるのかな?」と,私自身何も手につかない状態でした.「もう辞めさせちゃおうかな?」なんて思っていた,娘に甘い私の気持ちを察した実母が,「あなたがしっかりしないとダメよ.すぐに慣れるから大丈夫.午前中の数時間だけじゃない.もう3歳だもの母離れして集団生活に慣れていかなきゃいけないわよ.ちょっと甘やかし過ぎてるからね,あなたが子離れしなきゃダメね.」って….
でもその後,慣れてケロっとするようになり,仲良しのお友達「ゆうちゃん」と「みよちゃん」と「みもこちゃん(みほこちゃん?)」達と一緒に「おままごと」を楽しむようになり,水が顔に掛かるのが嫌だった子がプール遊びも大好きに!「今日も園に行くよ」と言うと,「やった~」と言うようになり,やれやれでした.
そうこうしていると,動物の顔を描かせれば上手く顔が描けていると,お絵描きはクラスのお手本になったり,補助なしお箸で豆一粒一粒上手に摘まむと,先生が驚いて連絡してきたり,ダンスはまだ娘の学年では誰も出来ないジャンプするような高度なダンスを「年長組さんと一緒に躍ったんですよ.やっぱりNYに住んでいると,身体の動きが全然違うんですね」と出合う先生たちに口々に褒めて頂くほど(ダンスは嵐のお陰なんだけどね)に,娘,本領発揮!
そういう「できた!」という達成感が彼女の自信に繋がったのか,いきなり「ダイパー(オシメ),さのうやら(さようなら)」でトイレトレ完了.楽しいプール遊びのお陰で,頭からザーザーとシャワー掛けても平気になったので,お風呂時間が大幅短縮.
なんか知らんが洗濯物の隅をきっちり合わせて上手に畳むようになり,バアバや私が畳み直す必要もなくなったし,園に慣れたと同時にいろんなことが急成長.
そしてこれ,3歳2カ月の発達調査の結果.
言語は「日本語」のみでの判定です.
期待してなかっただけに驚いたけど,何となく想像していたとおりの結果が出てました(因みにこちらが,私が判断していた3歳娘の成長記録).この子には今までほんとに手を掛けていないし,何にも教えてこなくって,それこそ「門前の小僧習わぬ経を読む」で,お兄ちゃんの横で真似してただけだったのでね(その方が習得が早いものもあるのかもしれないけど…).もうそろそろ,息子と娘の一人ひとりを丁寧に理解し,それぞれの興味と理解度に合った課題設定をしなくてはいけないな…と,反省したり考えさせられたりでした.
大丈夫だ,これだけ集団生活に慣れれば,9月から始まるNYの園生活なんてお茶の子さいさい!のはず.NYの方は遊びと娘の大好きなお勉強だけだから(その分,生活基盤を整えたり,生活の中で養っていく学習の土台となる部分は親に任されるんだけど),トイレトレ完了してるだけでもどんなにラクか!と嬉しくなりました.9月からのNY生活は,日本で準備万端となりました.娘本人もNYでプリスクールに行く気満々です.
家では気に入らないと物を投げたり,私や息子に暴力振るう「暴れん坊」なのでやや心配していたのですが,外では他の子のおもちゃを横取りすることも,他の子を押したり叩いたりと乱暴することも一切なく,ちゃんと状況を読んで行動出来ているそうで,一安心です.
そんなこんなで,娘3歳の体験入園+日本の夏は大成功でした.