長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

Eテレ「時々迷々」

2015-07-17 10:24:57 | ピアノ・ソルフェージュ

久しぶりに見た「時々迷々」

今回の題名「さがしもの」

幼稚園の頃、友だちと竜の絵を描く女の子。

小学校3、4年になり少し大人びた女の子は、自分の中には竜がいて暴れると感じてる。

なぜか筆を埋めてるシーン。

 

図工の時間、4人グループで水に絵の具を落として行き、模様紙を作っている。

「先生、ひとりでやっちゃいけないんですか?」

女の子たちは、「ピンク」「黄色」「オレンジ」と順に楽しそうに色を選び、落としていく。

次に彼女の番。

他の女の子たちが耳打ちして相談、「水色にしない?」という。

彼女は墨のボトルを持ち、どぼどぼ流し込む。

 

山の中の湖は心の世界

ボートを漕ぐ”時々迷々”ときどきまよまよ(片桐はいりさん)「どうしてこんなところに来たの?」。

「みんなきらいなの。みんなは、いい子ぶったり、みんなとおんなじ考えのふりしたり、ふりばっかりのふにゃふにゃ人間だ」。

「本当は水色がいいと思ったんだけど、竜が心の中で暴れるの。」

 

作った紙に絵を書く。

彼女は女の子たちに、私の筆を隠した、と言って黒い絵の具を浴びせ出す。

同じく絵にも黒い絵の具を飛ばし、口で吹いてそれが竜のようになる。

他の子にも浴びせ出し、何か言おうとしたが倒れてしまう。

保健室で気づき、外へ出ると周り中が自分を避けているようだ。

 

「もういやだ。湖に行こう。湖で竜になって暮らそう。」と学校を出て行こうとする。

校舎の窓からは、みんながさっきの竜の絵を破いて投げ飛ばしてくる。

すると、幼い時よく遊んだ友達が、それを拾いに来て彼女に渡そうとする。

受け取らず押し倒す。

でも、何度もまた拾い、渡す。

 

湖のボート。

「(友だちは)なんでこんなことするの?」

時々迷々「まっすぐ見て!感じるの!」

「でも、竜が・・・」

「竜なんてここにはいない。」

 

窓から友だちに「頑張れ」の声。

池にはまっても、拾って渡す友だちから、とうとう受け取る。

 

湖のボートには誰ももう乗ってない。

 

友だちといっしょに埋めた筆を掘り返す。

「なんで自分で埋めたの?」

「筆を貸して欲しかったの。」

 

図工の時間に作っていたのは連凧だった。

海辺で竜の絵を先頭に揚がる連凧。

本物の竜のようだ。

 

この話、先生は完全に影の存在。

金八先生とかだと、大事件が起こって先生の奮闘で解決して行く、先生の物語だけど・・・。

この番組は生徒が主体。

本当の世界は、そう。

誰でも、身近にいつでも起こってる事で、迷ってる。

心の中の葛藤、その事に気付く友だち。

 

小学校中学年からの心の変化、特に女の子は早くから気づき、悩む。

小学校教師として、ピアノ教師としてこの年頃の生徒と長く関わってきましたが、本当にひとりひとりにとって大切な時期だと痛感しています。

 

「時々迷々」、深い・・・。

そしてEテレ、って本当に面白い番組満載ですね。

次の「ココロ部!~外国から来た転校生」、転校生はピアスをしてるが、校則違反なのでどう関わったらいいか、というテーマ。

ブラジルでは赤ちゃんの時にお祝いして付ける、お母さんからの大切な愛の贈り物で、体の一部だという。

温泉での外国人に対する考慮なども紹介し、「君はどう考える?」と視聴者に問われる。

 

一方的に、こうしなさいでなく、どう考える?と自分の頭で考えるという事。

これは、今の時代に忘れられがちな、たいへん重要なことですね。



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