長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

リトミック教室からの入会

2020-08-28 14:37:33 | ピアノ・ソルフェージュ

7月に入会された年少さんの女の子、Sちゃん

リトミック研究センターの教室から来られました

リト研は主に国立音楽大学で行われてきた研究会で、歴史もあり確かなデーターや心理学教育学に裏打ちされ、系統だったリトミックを実施されています

(もちろん、講師の資格試験もなかなか厳しいものがありました。このことには後で触れますね

今は新しく発足されたリトミックの組織がたくさん出てきていますが、リト研を土台にされてるなぁというのが多いと感じます

 

そんなリトミックを系統だってきちんと経験されてきたSちゃんは、幼いながらも拍感があり、即時反応もよくできています。パズルやビーズ通しなどにより、指先も敏感になっていることと思われます

自然な体の使い方ができることにより、ピアノをグーモーションで弾く、そして1本ずつの指に集中させる、ピアノ演奏の第1歩がスムーズなのです

 

年少さんなので、これからゆっくりじっくり耳作り、歌う指作りをして育てていきたいですね。

とても楽しみです

実は、この記事をゆっくり書いてるうちに、この1ヶ月で「ぴあのだいすき」をどんどん進まれて、もう一本ずつの指でドも弾けるし、今週はドレミと渡っていく ”しんごう” までする予定なんですよ

 

リトミック研究センターのお話をします♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

私は独身時代ずっと小中学校の音楽科講師をしてきましたので、比較的小中学生のことはわかっているつもりでした。

しかしピアノ教師をするうち基礎の大切さを痛感し、特に小さい生徒さんへの伝え方を学びたくリトミック研究センターに入ることにしました。

1年目、初級の試験の時は臨月で受けられず、子供たちが少し大きくなってから数年かけて→中級→上級→ディプロマと進んで行きました。

結構長い道のりでした。

リト研の試験は、私の得意な聴音や即興演奏の他、様々な拍子の色々なリズム楽譜が提示され、それを見てステップして行くのです。

級が進むにつれリズムカノンといって、流れるリズムを1小節遅れでステップしていく課題もあるようになります。聞いたリズムを即記憶し、ステップしながら次の小節を聞きながら記憶したのを・・ステップしながら次の小節を・・・と繰り返すのです。(耳と身体が別のリズム!頭の中は二つのリズム!)

4分の3、4分の4拍子はまだなんとか行けますが、8分の6拍子になると本当に神経を研ぎ澄まさねばなりません。

勉強会で録音させてもらったものを聞きながら、

ティッカティ、ティ、ティリティリターとつぶやきつつ走ったり飛んだり跳ねたりしてる、変な子連れのお母さんが公園にいたのに、昔、遭遇された方・・・いませんよね?(それ多分、私だけど

 

リズム聴音も、意外と難しいのです。

メロディーがあれば耳に残りやすく、書き留めることができるのですが、リズムだけなのでフレーズの切れ目も分かりにくく、半端ない集中力が要ります。

3連符やタイがところ構わず挟まってるのも、確かな拍感が必要です。

 

でもお陰様でリズム感はトコトン鍛えられました。

そして何より身体を使うことは楽しく、演奏にも大切な心身の一体感を持つことができました

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リトミックからピアノの導入へ。

真っ白なキャンパスに音楽の第1歩を描いていきましょう

 


「私、今日はちゃんとしてた?」

2020-08-07 11:05:05 | ピアノ・ソルフェージュ

いつも終わると、ちゃんとしてたかどうかお母さんに尋ねています

弾きたい、弾けるようになりたい気持ちで一杯のYちゃん

年中さんです。

 

とても頭のよい生徒さんで、入会した時に使っていた教材「ぴあのだいすき」では物足らない様子が見られたので、思い切って次の教材へ進めました。

譜読みは「おんぷの学校」で徐々に

 

音を聴く耳と、歌わせる指を育てるため・・・

 

「ピアノファーストレッスン」も始めました

(解説は一番へ↓)

 

お母様が、ちゃんとしてたよ。とお答えになると

「してないって言われると思った」

ほとんどのお子さんはそうなのですが、興味が持てないときは集中が途切れ、他に気が行きます。

能力に進度がmatchしていない場合に、気が削がれることが多いのです。

Yちゃんもそうでした。

活発なお子さんなので行動に出て、すぐそのことが分かります。

 

年少時そんなYちゃんでしたが、簡単だけど楽しい曲、歌を引き立てる挿絵に弾きたい気持がmatch

思うように使えない指には、一本ずつ丁寧に先生の真似をしてよく耳を使って、挿絵の果物の大きさも見ながら・・・

とても集中して、上手に弾けるようになってきました

 

「さすが年中さん、どんどんちゃんとできるようになってきたね」

それを聞いて、嬉しそうに帰っていくYちゃんです

 

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これは私物で、うっすら写ってるのは勉強会で著者の原田敦子先生から学んだ数々のメモです。

使い始めて彼此17年にはなりますが、何度も書き込んでいます。

’13.4と日付を記入していますから、7年前にも書き込んだようです。

○つけしてるのは、かつて娘も使ったから。

学べば学ぶほど、本当に奥深い教材です。

小さな生徒さんも、注意深く聴き、音を出すようになります。

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