長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

宇治の思い出とスケートアメリカ

2021-10-27 23:55:12 | フィギュアスケート

フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPS)が始まりました。

今年はテレビ放送が関東ローカルしかなく、こちらではしていません

見る方法は有料配信のみ。

仕方なく、配信を購入しての観戦です。

ファイアースティックを使ってテレビ画面で見ていますが、巻き戻しや早送りが難しく、録画できないし、写りも悪いです

 

先週行われた第1戦、スケートアメリカ

男子は13戦連勝1位だったネイサン・チェンがヴィンセント・ジョウ(ヴィンス)と宇野昌磨に破れ、3位となりました。

ヴィンスは昨期の世界選手権では失敗し、フリーに進めなかったのです。

それが今回は会心の出来で、4回転ルッツ、フリップ、サルコウ、トゥループと次々決め、素晴らしい演技で、滑り終えて顔を覆って涙していました

表彰式。

いつもネイサンが鳴らすアメリカ国歌を今日は自分で、嬉しかったことでしょう。

ネイサンはさすがに元気がなかったですが、彼のこと、また巻き返すのでは?

 

続いてペア。

りくりゅう事、三浦璃来(りく)&木原龍一が2位となりました

日本人カップルでは初めての快挙です

高橋成美さんと組んでソチオリンピック、須崎海羽さんと組んで平昌オリンピックに出場しましたが、何れもフリーには進めませんでした。

全日本で、須崎さんのお母さんが私の隣席で応援されていたことがあります。

スケアメ表彰台で、初々しい2人の姿に思わずニコニコしてしまいました

 

そのりくりゅうですが、今年の4月京都・宇治の木下アカデミー京都アイスアリーナでのアイスショーBLOOM  ON ICEに出場されていました

私は島田高志郎君がスイスから帰国、久々にお目見えなので2日間のチケットを取り、せっかくだから泊まってゆっくりしてくることしました。

一日目、極寒の会場に備えスキーウェアーに包まって、リンク上に並べられた椅子に座り観覧。

高志郎君も久々に目の前で観れて、|緊張|ョ゚Д゚;))))ドキドキ

りくりゅうも、普通の席からは何度も観戦しているのですが、こんなに近く初めて。やはりペアは迫力があります

要所要所で合図の声掛けをしてるのが、(知らなかったので)聞こえてびっくりしました。

2日目は緊急事態宣言が京都にも発令され、急遽無観客に。

ホテルは取っていたので、そのまま宿泊することにしました。

 

ファン仲間の人たちも帰宅し、ホテルの近くを歩いていたら、道の向こうから見たことのある人たちが来ました。

わわわ、りくりゅうじゃないですか

木原く~んって呼ぶのは恥ずかしいし、どうしよう( 」´0`)」

そうだ、璃来ちゃ~んなら、知り合いのおばちゃんが声掛けた感じかな…

思い切って「璃来ちゃん

こちらを見るカップルとマネージャー?さん。

精一杯出した言葉、「今日、観に行ってました

お辞儀を返してくれる璃来ちゃん。

(長野の思い出参照:カップルと遭遇して女性に声掛けがち)

 

少し前、テレビのトークで木原君が

「男の方がすごくきつくてたいへんなのに、みんな女性にしか目が行かないから、ちょっと悔しい。」

みたいな話をしてました。

もしかして、この声掛けも?

いやいや、木原君の事ずっと前から知ってるし、成長も見てきましたよ~

 

翌日は平等院や宇治神社などを回り、長野みたいに御朱印をもらって来ました。

そして始まる2日目配信。

ホテルのロビーのWi-Fi繋いでスマホ観覧。

 

参道の手ぬぐい屋さんで、高志郎君がフライングスピンに入るところにそっくりなモモンガ柄を見つけました。

青い色が綺麗なので取り寄せで、他店で受け取ることにしました。

私は定期的に京都の楽器店に行くので、すぐに取りに行けると思ってたら緊急事態となり、しばらく行けませんでした。

やっと今週取りに行けます

全日本では、プレゼントボックス設置されるかな。


長野の思い出~全日本フィギュア選手権その2

2021-04-02 14:29:34 | フィギュアスケート

月日は流れ、ストックホルム世界選手権も終了、今月半ばには大阪にて世界国別対抗戦も行われます。

その翌週には宇治のアイスアリーナでBloom on iceも開かれ、島田高志郎選手が帰国して出演💓

・・・では下書きのままになっていた、その2取り急ぎアップ。

 

⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️⛸️

 

さて、2日間のテレビ観戦@現地の翌朝。

最終日はチケットの取れているメダリスト・オン・アイス。

世界選手権や、世界ジュニア選手権代表中心のエキシビションです。

 

始まるのは午後なので、時間がたっぷりあります。

チェックアウトして荷物を駅ロッカーに預け、土産物を物色(もう何度も見てる)。

まだ人も少なく、そのうち選手らしき学生さんらがチラホラ土産を見に来ました。

栗鹿の子なぞを見てると、3人ほどの学生さんが向こうから来ます👨‍👦‍👦

1人は他の子より背が高く、島田高志郎選手体型です。まさかね。

と思いつつ、こそっと見てみる。

小さな顔の半分以上が黒マスクに隠れて見えません🙊

真向かいに来てお土産を見てるけど、|緊張|ョ゚Д゚;))))ドキドキしてしまって、顔を上げれません。

(*μ_μ)σ| モジモジ・・・してるうちに、皆に呼ばれて行ってしまいました。

知り合いから、ステファン先生をお見送りしてたとの情報があったので、時間的・場所的にその直後だったんじゃないかなぁ。

未だに半信半疑で未確認だけど😌

 

その後、またその近くでお土産を見てると、今度はホテルの通路からTVでお馴染みの審判員や関係者の方々がカートを引いて出てきました🧳

 

近くをよく見ると、アイスダンスに転向した高橋大輔選手🕺と村元哉中選手💃がいます。

村元選手は試合の練習中、膝を痛めたと報道されていました。

すぐ傍にいます。今度は思い切って「哉中ちゃんですよね。」と話しかけました。

「お膝大丈夫ですか?」と訊くと、「はい、大丈夫です。」とにっこり😊

その後も何度か見かけ、顔が会うとにこやかにしてくれました。

優しくて可愛くて一辺にファンになってしまいました🥰

オーラ放ってる?高橋選手には他の人も話しかけてたので、便乗して少し話しました😆

 

まだ信州蕎麦を食べてないので、初めて飲食店へ。

密を避けるため、入れるのは少人数でかなり並びました。ほとんど観戦客だったような・・・。

結構ぎりぎりの時間になり、シャトルバス🚌で会場へ。

 

今日は知り合いのUさんが来てるはずです。

元生徒の親御さんで、ママ友でもあるのですが、お互いフィギュアスケート好きなのを知らなくて、数年前スターズオンアイスの会場で偶然出くわし、何でいてんの?!と。

ご自身もスケートされるので、とても詳しいです。

いつも来てたら連絡取るみたいな緩~い感じなのですが、今回びっくり隣席(密防止のため1つ飛んで)でした👀

 

エキシビションはアリーナショートサイドで、とてもよく見えました。

唄真(うたしん)💃🕺も観れて満足。(あーなのに解散なんて💦)

帰阪するための列車の本数が少なく、逃すと帰れなくなるので急いで会場を後にしました🏃

東京回りだと、そう急がなくても本数ありますが。

長野駅でJR篠ノ井線・しなの26号🚞を長らく待ち、名古屋まで。

 

途中、「日本3大夜景をご覧下さい🌌」との放送が。

特急からは上手く取れなかったので、駅🚉からのお写真をお借りします。

美しい夜景ですが、駅名が気になる😅

 

名古屋から大急ぎで最終新幹線🚅に。

端まで探しましたが2人掛け3人掛け共に、それぞれ1人ずつ座っておられて(普段ならガラガラというべきですが)、仕方なく、3人掛けの奥にお一人おられる席にそっと腰掛けさせて貰いました。

思えばgoo to travel最終日の最終便でした🤔

 

長野は静かで清潔感漂い、人も少なく、そして会いたい人と遭遇する天国のようなところでした⛸️❄️

夢の数日間を過ごすことができ、各方面の方々に感謝致します🙏


長野の思い出~フィギュアスケート全日本選手権2020

2021-03-05 12:41:11 | フィギュアスケート

2020年12月25日(金)

朝6時、出発。

大阪7:00発のサンダーバードにて金沢へ。

   

密を心配したが、列車内はガラガラ。朝食のパンを齧る。

向こうの方では念入りに化粧を始める女性。数人は乗車してるかな?というところ。

右側に琵琶湖が見えてきた。琵琶湖は広い。

雪がうっすら・・・敦賀を過ぎると本格的。

   

金沢から北陸新幹線「かがやき」に乗り換え。

東海道と山陽以外の新幹線は初めて。

全席指定だけど、ほとんど乗っていない。1車両に2,3人?

10:51 あっという間に長野着。新幹線って早い。

ホテルに荷物を預け、土地勘がなく右往左往(帰る頃に慣れて、色々後悔することになる)。

ビッグハットに向かうシャトルバスに乗る。

会場前からは、雪を被った清々しい山々が見える。

やっと長野に来た実感。

今回は何故か(主にお目当ての)男子からで、しかも12:00開始と、遠征の身には非常に早い。

全国中学生大会の歴代優勝者の掲示が!

さすが、羽生結弦、宇野昌磨は3度もしてる。

つまり、中学1年2年3年と優勝したってこと?!

小松原美里さんの名もあります。彼女はアイスダンスで日本のトップ。

 

さて会場内へ。

どの席もリンクに近い!

ラクタブの席で言うと、アリーナとスタンドSSのみのような感じ。

客席は前後左右を空けて、半分くらいを使用。

傾斜は緩やかなのに、よく見える。

 

男子ショートが始まった。

地方大会からネット中継やオンデマンド放送してるが、会場で観れると感激もひとしお。

全員分書けないので、思い入れの大きい選手数人について語る。

<第1グループ>

日野龍樹(25歳)羽生選手と同期で競い合った仲。お父さんはロシア人で通訳されてる。なぜかいつもネパール人と間違えられるらしい。美しく、重厚なクラシック音楽が似合う。今季で引退を決めた。

中村俊介(15歳中3)一昨年、大阪オータムクラシックで演技を観た。吉岡希君と仲良く手を繋いでいた。可愛い顔してなかなかの物。将来楽しみ。

三宅星南(18歳)王子様のような正統派な曲が素敵だけど、セナの名前に因んだF1のEXもこなす。来季よりシニア。

本田太一(22歳)真凜・望結・紗来姉妹の兄。引退の年をすばらしい演技で終えた。大学卒業でビジネスの世界に入るとか。真凜が世界中?から集めたお祝いメッセージは感動的。

<第2グループ>

山田耕新(29歳)唯一の社会人スケーター。銀行員の仕事後、毎日練習を積む。とても丁寧な綺麗な滑り。ずっと続けて欲しかったが引退を決めてる。

<第3グループ>

三浦佳生(15歳中3)鍵山、佐藤と共に関東三羽カラスと呼ばれるがカラス?と戸惑ってる。後の二人より2歳下だけど、勝るとも劣らない勢いで4回転ジャンプに挑む。おそらくトップになるであろう末恐ろしい選手。さいたまの世界選手権会場ではまだ中1、お母さんと歩いてるところを見掛けた。

木科雄登(19歳)岡山にいた頃は三宅、島田と共に岡山三銃士と呼ばれた。力強い滑りで、キスクラでコーチの田村岳斗と並ぶと絵になる。来季からシニア。

<第4グループ>

須本光希(19歳)木科君の1コ先輩の関大生。スケーティングが美しい。初めて遠征して観に行った名古屋でのジュニアグランプリファイナルで銅メダルを取った。私が治療で一時毎日通っていた大阪城でランニングしてる情報があったが、会った事はないし、インスタライブの質問で訊いたら余り行ってないとのこと。

佐藤駿(16歳)4回転ルッツが飛べる。日本では今のところ試合で飛ぶのは羽生選手と二人だけ。フリーでは3本の4回転を入れている。尊敬する羽生選手の後輩で、幼い頃貰ったペンダントを大切に付けている。ジュニアグランプリファイナルで優勝し、シニアで準優勝だった羽生選手に表彰式で羨ましがられ、最高に恐縮する姿がなんとも初々しく微笑ましかった。

田中刑事(26歳)羽生選手、日野選手と同期でしのぎを削ったことも。オリンピックや世界選手権に出場している。2シーズン目のHiphipchinchinはリズミカルに踊りまくる激しいダンスプログラムで個性が光る。アニメの主人公になりきるEX(↓)も必見。写真は日野龍樹と。

山隈太一朗(20歳)スケーターである双子のお姉さんの選曲で、映画Call Me By Your Nameより。FSもミッシェルポルナレフ・メドレーでどちらもあまりフィギュアスケートでは使われてない新鮮な曲で空気感をよく醸し出してる。

鍵山優真(17歳)昨季のジュニア時代から全日本、四大陸選手権で表彰台に。ユースオリンピック優勝。佐藤駿とは親友で最強のライバル。苦手のないオールラウンダーで、リズム感抜群、足首や膝が柔らかくてどんなジャンプも着地を決めてしまう。

3年前のラクタブドームで全日本初出場のSPを終えた日。関係者席近くの後方席から早めに狭い階段を下りようとしていたら、下から中学生くらいの男子が上がってくる。すれ違いにくいなと思ってたら、その子が座ってる佐藤操先生に向かって「先生、最終グループになってしまったんです・・・」と困ったような顔で言ってる。しばらくして、はっ!ゆまち?!と気付いた(ゆまち=優真)。あれから早や3年。今や表彰台常連(今んとこ2回だけど)ですぞ。

<第5グループ>

羽生結弦(26歳)黒に金。XジャパンのToshlみたいなギンギンの衣装だ!ロックできた。めちゃカッコよく決め決め。キックして挑発。あっけに取られてる間に目の覚めるジャンプやスピンして、フィニッシュ!「おお~」という感じだけど声出しちゃいけない。総スタンディングオーベーションと拍手に包まれて。今年初めての演技とは思えない。4回転サルコウ、トリプルアクセル、4回転+3回転トゥループ(タノ…両手上に上げて飛ぶ)美しく完璧でした。103.53点すごい。何があっても他を寄せ付けない強さ、であり続けるすごさ。

 

宇野昌磨(23歳)何度かみているGreat spiritですが、何度観てもスカッとする昌磨の魅力炸裂プロ。民族音楽的で独特の世界観。ステファン・ランビエル先生が見守る中、本当に演技するのが嬉しくてたまらない様子。

 

島田高志郎(19歳)高志郎君、遂に19歳になりました。15歳から単身スイスに渡り、ステファン・ランビエルさんの門下に。背も私より小さかったのにスイス行ってる間にするする伸びて、177cm?手足の長さにFire danceの演技が生えます。1本目の4回転サルコウを決め、トリプルアクセルも後半に。最後のスピンがノーカウントになったのは残念ですが、2つ前の羽生選手も同様だったので仕方ないか(FSでは改善されていました!)。少しずつですが、着実に進んでいます。フランス大会を初め出る予定だった試合が中止になり、今年初の演技なので、もう少し出れてたらなぁという思いはあります。スイスではこんなに観客いないので、大勢の前で滑る機会がほしいですね。

私は島田選手を応援しています(後援会会員)。去年作ったバナーが今季の衣装とぴったり同じ色彩だったので、公式練習で見てびっくり。出してたの見てくれて応援になったかな。

 

友野一希(22歳)地元の選手なので観る機会も多いです。今季は中止になってしまいましたが、大阪プールでの催しにも毎年出てくれます。4回転サルコウとトリプルアクセルが得意で、すばらしい演技でいつも上位に食い込みます。2018年世界選手権5位。周りを明るくする兄貴肌、話上手でインスタライブも楽しい。最終滑走で、ちょっと緊張してたかな。

夢心地のまま、シャトルバスに並びに行く。

密を避けるため、小さめのバスで座れる人数ずつ。

順番が回ってくるまで、かなり時間が掛かった。

 

2日目、3日目はチケットが取れてない。

何度も落ち続けた、憧れのアイスクリスタルの会員にようやくなれたものの、今回のチケットは長野ビッグハットの元々少ない座席数に半分だけの入場なので、厳しかった。

公式チケットトレード、長野に来てからも連日申し込んだが当たらなかった。

よって、まったり現地ホテルにてテレビ観戦。

会場観戦の人からのSNSやオンデマンドを見て、また知り合いと情報交換。

長野駅地下やコンビニで買ったお惣菜で食事しながら。

それもまた楽し。

 

朝~昼の間に、善光寺へ出掛けた。善光寺は3回目。中学の修学旅行と、スキーの帰り。どちらもフワフワした淡い記憶。

途中、芝居小屋があったが地元の人に聞くと、あまり使われてない様子。

 

スケート仲間で観戦日がすれ違ってるYさんが、善光寺大門にいるというので探す。お会いして御朱印について詳しく教えてくれたので私も作ってみた。

 

帰りは歩いてみる。

長野オリンピックの開会式会場があった。

駅にもプレートが。

1998年長野オリンピックが開催された。

その時のフィギュアスケート、日本代表は

荒川静香さん高1、本田武史さん高2、田村岳斗さん高3、初出場でそれぞれ13位、15位、17位。

 

駅の反対側のコンビニも見に行こうと、陸橋を渡っていたら、外国人男性がふたりで談笑しながら歩いてる。他に人はいない。

イギリスで変異種が現れたというニュースがあったばかりで、隣にならないよう少し離れて歩いた。マスクしてるので背格好とイケメンぽいことしか分からない。

しかし、後でものすごく後悔することになる。

ホテルに帰りSNSを見てると、ステファン先生を見た!という話題がいくつか上がっていた。

身振り手振りでパンを買おうとしていた等・・・

アアアァァ( °∀°)ァァアアアあれはステファン・・・ランビ先生だった!

なんで気付かなかった!おまけに離れて歩くなんて!

ステファン・ランビエルは、トリノオリンピックで銀メダル。夢中でTV観戦していた私はすっかり虜に。

バンクーバーでは4位。その後、なみはやドームにやってきたのを娘らと自転車連ねて観に行った。

その時、アイススケートを生で見たのは初めてで、浅田真央、高橋大輔、安藤美姫、ジュニアチャンピオンだった羽生結弦などがいて、すっかり嵌ってしまった。

 

人が少なく、冷んやり澄んだ空気の長野駅。

駅ビルにはお土産屋さん、地元名店、ちょっとした食べ物屋さんがある。

というか、そこにしかない。

毎日何度も通ってるうちにすっかり把握できたつもりでいた。

最終日はメダリストオンアイス。チケットが取れている。

贔屓の島田高志郎も友野一希も出なくてちょっと寂しいが、世界選手権に選ばれたトップ選手が最後を飾るアイスショーである。

初めて見るジュニアのアイスダンス、吉田唄菜&西山真瑚(うたしん)も出る。

この組は溌剌としていて観ていて心うきうき引き込まれる、将来楽しみなカップル。

(なんとこの後で解散という、信じられないニュースが)

・・・後半が消えてしまいました

書き起こすのに掛かりそうなので、日を改めます。

<後半へ続く


深い・・・

2018-09-24 01:04:36 | フィギュアスケート

シェイリーン・ボーンさんのインタビューの和訳sienna様のブログより転載させていただきます(多少縮小しています)。

羽生結弦選手のフリー・スケーティング「SEIMEI」「オペラ座の怪人」などの振り付けをされているシェイリーン・ボーンさんが、新プログラム「Origin」について語っておられます。

ユヅのアイドルの1人がプルシェンコということで、ユヅがこの曲を選んだ。どちらのプログラムもジョニー・ウィアーとプルシェンコという彼のアイドルへのトリビュート。でもプログラム自体は彼自身のもので、曲の解釈もそう。

私自身は日本の「古事記」の神話とか日本の建国といった話からインスピレーションを得た。振り付け作業では、それを元に動きを取り入れた。なぜそこにインスパイアされたかというと、私は、ユヅがとても特別な存在で、単なる俗世の人じゃなくてそれを超えた何かだと思っているから。異星人というわけじゃないけど(笑)、別の素晴らしい何かを備えている。私はそういった点や、彼の「創造力」というものを強調したかった。彼は「リーダー」。明らかにこのスポーツにおけるリーダーで、人々をインスパイアしている。

振り付けに関しては、彼は自分のやり方で動くべき。でもこの2人(プルとジョニー)を見て育って、今の彼がある。だから、彼の人生に大きな影響を与えたこの2人に思いを馳せて曲を選んだということが、トリビュートになっている。そして、今の彼がそれをどう使うのか、それに合わせてどう動くのか。それぞれのやり方は違うし、それぞれが独自に表したいものがある。ユヅと一緒に作ったこのプログラムは彼にとっても新しいものになり、私は本当に気に入っている。

プログラムではスケーティングを通じて彼のクオリティを見てもらえるはず。より速いフットワークやスピードなどいろんなレベルでね。そして彼の成熟ぶりも。豊かな経験の持ち主として、彼には表現することがいっぱいある。今や2度の五輪王者だもの、当然!(笑)そして、新しいエレメンツも色々と入れている。彼が現役を続けているのは主にそのためだから。彼はクワドアクセルを跳ぶ最初の選手になりたいの。

あのアクセルは氷の上を吹っ飛んで行く…。そんなわけで、一緒に仕事ができて嬉しかった。ユヅと仕事をするのはいつだって嬉しい。プログラムを作りながらとても特別な1週間を過ごした。このプログラムがどんな風に受け止められるか、彼がどうモノにして行くか、それを見るのが待ちきれない。

P:あなたは平昌で彼が優勝した時のフリー「SEIMEI」を振り付けたけれど、(五輪は)トロントで見ていた?

自宅でね。彼が氷に下りた時から…ウォームアップの時からすでにそうだったけれど…一緒に仕事をした人については彼らが発する「バイブ(vibe:オーラ)」を感じ取れるもので、彼には自信があるのが分かった。焦ることなく落ち着いていた。目を見れば、これから最高の演技を見せてくれると分かった。すでに腹は決まっていて、いい余裕があった。だから私もナーバスにならずに見られたの。やれるって信じていたし、実際にやってくれた時には、もう、こんな感じで(とひれ伏すジェスチャー)。ワーオ。またもや「素晴らしいユヅ」を見せてくれたなって。

P:さて、あなたは彼が演じるべき大事な役を作るわけだけど、今シーズンのフリーの構成にあたってどこから始めたのか?プルシェンコトリビュートのプログラム。手をつけたのはどこから?

ユヅの場合、まずはエレメンツの配置。彼には立派なジャンプが揃っているから。30秒短くもなって。ユヅはそれに関しては知り抜いている。自分のジャンプのために何が必要か分かっている。私の方は、ストーリーや感情、変化の付け方とかハイライトを入れる場所などを考える。2人で最初から最後まで順を追って作っていった。

振付師として私は、彼のクオリティや能力を見せたい。それこそスタートポジションの瞬間からね。これまでと違うもの、オリジナルなもの、ユニークなものにしたかった。彼がそうであるように!だから1ヶ所ずつ時間をかけて「変化」を求めた。彼のファンが彼から新しさを感じられるように。エモーショナルなレベルだけでなくスキルというレベルでもね。そして、曲としても、違うバージョンとして新しさを感じてもらえるようにしたかった。

とてもエキサイティングな音楽だし、全てを一つにまとめることができれば夢のようでしょう。これから彼はいろんな試合に出るので、プログラムは磨かれていくでしょう。どんどん良くなるはず。

日本の建国、それを表現するのにユヅルほどぴったりな人はいない。彼はリーダーであり、クリエイターだ。それに、不可能を成し遂げることを望んでいる。振り付けのアイデアはそこから出た。(地面を指し)彼が一から自分の世界を作り上げてきたというビジョンを描いた。それに、彼には自分のやっていることに対する喜びがある。

茶目っ気があって、リンクに一緒にいるといつも面白くて。彼は、曲がかかると「ああ、こんなことができた!」「あれをやるぞ!」と、クリエイトすることを楽しんでいる。彼はそういう人。だからそれをストーリーに結びつけたかった。そしてこの「神」がいわば「現世化」して、世俗的、人間的になり、感情や触れ合いや痛みが伴って…。ギリシャ(…とシェイリーンは言っていますが、おそらく「日本」の言い間違い)神話の思想が詰まっている。それについて学んだり氷の上に置き替えたりするのは本当に面白い経験だった。

 

 P:あなたは振付師として日本の神話について考えたわけだけど、彼もそのストーリーを共有しているの?それともスケーターには自分自身のストーリーを作らせるの?

 必ず自分で考えてもらうようにしている。だって最終的にリンクに出たら、自分自身の心や声や魂から出たものでなければ。自分自身から出るものでなければホンモノじゃないでしょう。というわけで、彼のやることは彼自身の選択の結果であり、彼の考えは彼のみぞ知る。彼は胸にしまっておくタイプだから細かいところまではシェアしてくれないと思う。でも彼の演技から伝わるはず。私にとって大事なのはそこ。それが心からのものなのか。うわべでは観客の心は掴めない。フリをしてもダメ。誠実でなければ。俳優と同じこと。

 

P:ユヅル・ハニューをチャンピオンたらしめている資質とは?

ユヅは心から自分を信じている。決してブレない精神的な強さがある。口先だけじゃなくて本当に信じている。何も言わなくてもちゃんと心で分かっている。そして自分自身を信用している…。努力もしている!ゴールに向かって努力している。恐怖心に邪魔されることなく。

私たちはよく恐怖心のせいで新しいリスクを取ったり、新しいことに飛び込んだりするのを止め、自分自身の邪魔をしたりするけれど、彼はそんなことをする人間じゃない。ただ、そこに向かって行動するだけ。すでに五輪連覇しているのに、なぜまた五輪に、あるいはワールドに、と言う人がいるかもしれない。でも彼にはミッションがある。クワドアクセルができることを信じている。そして、それに向かって突き進む。こういう生き方は万人への優れたメッセージになる。とても大切なことよ。本心から行動するということ。そう、脇道に逸れずに。

 

P:最後の質問。このフリーでこれぞっていうお気に入りのところはある?

ああ、難しい。たくさんのプログラムを振り付けるけれど、いつも、ダイヤモンドを散りばめるように…曲のそれぞれのパートを際立たせるようなものを探す…。ユヅの場合は…ルビーとかダイヤモンドとか。

1カ所すごく気に入っているのが、サーキュラーステップの終わりで止まって背中をそらしてひざを曲げるところ。その動きにはグッと来てしまう。彼の強靭さ、柔軟性や、空間の制し方が伝わってきて。そのほかに、スタートとフィニッシュのポーズ。

それから、別の手を伸ばして掴み取っている場面。誰かの背中に触れるという感じに似ている。まるで子供のような…彼らをはじめて触れる時みたいに。「触れる」ってとても人間的。「触れる」ことで生きているという気持ちにさせられるし、愛を感じる。こういった動きが自分の琴線に触れて、鳥肌が立ってしまう。

他の人たちも、その人なりの「瞬間」を彼の演技から見つけられますように。

もう一度、録画観て来よう・・・


羽生結弦展

2018-05-06 14:43:53 | フィギュアスケート

連休に羽生結弦展へ行ってきました。

高島屋のサイトにもupされていた衣装です。

見てる人々は口々に「細っ」「内蔵入ってるん?」。

本当に腰が細い(クリックで拡大できます)。

食事すると軽く動けないから、試合前は食べるのやめたって聞きましたけど・・・。

その分、太腿はすごい筋肉でした。

(Let's go crazyの衣装写真でよくわかります。)

 

こちらも、先日見てきました。

チャコット心斎橋店に展示されてる宇野昌磨選手の衣装。

お肉好きだけあって、なんと立派な体格。

朝からステーキ食べるとか、対照的です。

 

でも身体が柔らかくて鋭くて。

どちらも世界のトップ4回転ジャンパーで、スピンやステップも美しく、演技力も抜群という

オリンピック金銀、本当に素晴らしい誇らしいスケーターたち

 

久し振りにミナミへ行ってびっくりしたのは、観光客の多さ。

日本人はほとんどいないのでは?

心斎橋筋商店街では、YAMAHAもChacottも移転してしまいました。


VR~バーチャルリアリティ体験

2018-05-02 17:00:02 | フィギュアスケート

NHK大阪放送局のBKプラザで、VR体験をして来ました。

こんなヘッドフォン+メガネみたいなのを付けます。

 

今回見れるのは、フィギュアスケート羽生結弦選手の凱旋パレード。

https://www.nhk.or.jp/vr/

このサイトでもマウス操作で画像は見れますが、全然違いました。

この羽生選手の横にいる、丸いロボットみたいなのが360°カメラ。

このカメラの目線になって、一緒にパレード車に乗ってるようなのです。

車の穴から上げってくる羽生選手から始まります。

車を囲む10万人以上の人・人・人・・・。

きゃーと声が上がりそちらを振り向くと、うちわや手を振る人々。

それに答えるすぐ傍の羽生選手。

 

カメラマンらも盛んに声を掛けてきます。

隣でポーズを取る羽生選手。

喜ぶ大観衆の声・声・声・・・。

大変な臨場感。

 

もう私は、この黒丸君ロボット(?)でしかありません。

目を回しながらパレードを終えた僕に、なぜか羽生選手はいたずらを・・・。

僕(黒丸君)の周りを金メダルを持って、ぐるりんと回すのです。

わわわ・・・これ以上書けない。

ご想像にお任せします。

バッタリ

 

以上、初VR体験でした。

ちなみに今、なんば高島屋で催されてる羽生結弦展もよかったです。

数々の大きなパネル写真、4点の衣装もありました。

ジュニアのころからの今までの成長ぶりが伝わる、よい展示でした。

 

さらに、ファンの集い的な「Continues~with Wings」というアイスショーも素晴らしかったです。

今月CSでTV放送されます。


町田樹~早稲田ウィークリーより~

2018-04-10 23:27:42 | フィギュアスケート

 

このブログにも何度か登場してきた、町田樹さん

元フィギュアスケート選手で、現在は早稲田大学大学院スポーツ科学研究科博士後期課程で研究を行っています。

当時日本のフィギュア界には高橋大輔、織田信成、小塚崇彦の世界的3強がいました。

そんな中、町田選手は表現力も技術も素晴らしいのに、ここぞという時に弱さが出てしまい、なかなか世界選手権に選ばれるチャンスを物にすることができませんでした。

ところがソチオリンピックも近付き、若い羽生選手がめきめき頭角を現しつつある頃、町田選手も刺激を受けたのか、成績が安定してきたのです。

(・・・思い切って髪を刈り、坊主にしたときがありました。私は直接話す機会に、「髪の毛切ってんね、似合ってるよ」と余計なことを言ってしまい、嫌そうな顔をさせてしまって後悔しております。でも、自分に活を入れ、この辺から強い町田選手になった気がします。)

そして、独特の表現が話題になり、「氷上の哲学者」と言われ、トップに躍り出て、たくさんのファンができるようになりました。

ソチオリンピック出場5位入賞・世界選手権銀メダル(SPは羽生選手を抑え1位)という快挙。

しかし翌年、世界選手権代表発表の場で突如、辞退・引退を発表しました。

「ベートーベン第9」の完成形を楽しみにしていた私には、とてもショックでした。

そんな町田樹さんの、後輩に贈る言葉を抜粋してみました。


 町田樹がアスリートに伝えたいこと 「フィギュアを凌ぐ学問で得た充実感」

誤解を恐れずに言えば、競技力を磨くことはアスリートにとって本義ではありますが、その能力だけで実社会を生き抜いていくことは難しい。

アスリートが競技者人生の大半を費やして磨き上げるスキル(競技力)と、実社会で求められるスキルとの間に見られる齟齬(そご)が、アスリートのセカンドキャリア問題を難しくする最大の要因だと、私は考えています。

<略>

アスリートは、血のにじむような努力をし、苦難を経験しながらも頑張り続けるという強靭な忍耐力や信念を持っている。そして、そういった芯の強さは学術研究でも不可欠です。

研究者も、なかなか目に見える形で世の中から認められず、信念や信条を強く保てなければすぐに挫折してしまいます。

99%の苦難の先にある1%の光を信じる精神を、私はアスリートとしてのキャリアから学びました。

 <略>

まず、スポーツという世界は、アスリートだけが形成しているものではなく、社会という大きな枠組みの中で成立しているということを知ってほしいと思います。

行政機関としては、2015年にスポーツ庁が設置され、スポーツに関する政策を立案していますが、そのためにはスポーツマネジメントやスポーツ法学、スポーツ政策学などの学問による下支えが必要になってきます。

また、とりわけオリンピックやワールドカップなどのメガスポーツイベントは、スポーツを産業化させ、経済と密に結び付いているものですから、経済学、商業学的観点はどうしても不可欠です。

それから選手の競技力を高めるためには、コーチング学領域において集積された指導理論や心理学によるメンタル面でのサポート、バイオメカニクス(人間の身体運動に関する科学的研究)、栄養学などの知見も極めて重要となります。

<略>

このように選手として活動すること以外にも、さまざまなアプローチを通じてスポーツという文化の醸成に寄与することができるのです。

スポーツ界において「アスリートだけが主役である」という考えは、もう古いのかもしれません。つまり「スポーツを支える」人材無しに、スポーツ界は存在しないのです

アスリートとしてのキャリアは、遅かれ早かれいずれ終わります。

スポーツ科学を勉強し、スポーツ文化の広がりを知ることによって、引退後に広がるさまざまなセカンドキャリアの可能性に気づくことができるんです。

実は私自身、引退の2年ほど前から研究者としてのセカンドキャリアを見据えることによって、むしろ自信を持ってアスリートとして競技に打ち込めた。

だからこそ、現役最後の年にはソチオリンピック5位入賞、世界選手権銀メダル獲得といった好成績を残すこともできたと思っています

<略>

フィギュアスケートや他の「アーティスティック・スポーツ(※)」の50年後、100年後を見据えて、責任のある提言をするための研究をしていきたい。

そして、そんな提言をしていくためには、「アーティスティック・スポーツ」の本質を捉えなければならないと考えています。

※フィギュアスケートや新体操、アーティスティックスイミング(旧称シンクロナイズドスイミング)など、音楽を伴う採点スポーツを町田さんが新たに呼称し、定義した言葉

「アーティスティック・スポーツ」の大きな魅力は、人間の身体運動におけるアスレチックな面とアーティスティックな面との融合です。

ジャンプやスピン、回転数を競うだけであれば、音楽、振付、衣装といった要素は必要ないですよね。

フィギュアスケートは、それまで氷上で同じ図形(フィギュア)をなぞっていたスケートに、ジャクソン・ヘインズという男性バレエマスターが踊りを導入したことで進化してきましたし、アーティスティックスイミング(旧称シンクロナイズドスイミング)も、もともとは「アクアティックバレエ」という名前の興行に端を発しています。

それらは競技力を競うためではなく、元は鑑賞されることを意図した身体運動文化だったんです。

そういった本質を踏まえながら、次世代に「アーティスティック・スポーツ」の真の魅力とその発展を支える基盤を継承していけるような研究に取り組んでいきたいと考えています。

<まだまだ続くが、割愛>

 

 TVでは、平昌オリンピックの解説もされていました。

周到に下調べされた、洞察に満ちたコメントの数々はどんな解説者よりも素晴らしいものでした。

アイスショーでも、プロスケーターとして自分で演出・振り付けした独自のプログラムを発表しています。

 

・・・そして可愛い現役時代の町田選手を投入。


フィギュア関係本2冊

2018-04-03 12:19:25 | フィギュアスケート

図書館で借りた本

「羽生結弦は助走をしない~誰も書かなかったフィギュアの世界」高山 真

 

1980年からのフィギュアスケートファンという著者ならではの、徹底的分析。

演技内容について、こんなに具体的に細かく詳しく書かれたものを見たことがありません。

読みながら、録画を見直して行きたくなります。

(残念なことに時間が取れず、まだそれが叶っていません

トップ選手に求められるのは、”トータルパッケージ”。

4回転ジャンプを何種類も飛ぶ時代に突入した今も、そのジャンプ自体の出来栄えだけでなく、スピン、ステップ、それらを滑らかに繋いでいく複雑なスケーティングの技術、美しさ、ミュージカリティが重視されます。

それを事細かく試合ごとに検証して行くわけです。

ほんの一部分を借りますが、”羽生選手はイメージだけでなく、音符やリズムに厳密にエッジワークを合わせていて、「この曲を選んだ必然性、滑る意味」をクリアにし、全てのトランジションが異常なレベル”だそうです。

音楽家の端くれとして、この本はフィギュアスケートを鑑賞する時の「バイブル」と成りうるのでは・・・

 

もう1冊は後日。


浅田真央さん引退

2017-04-14 10:56:54 | フィギュアスケート

びっくりするほど連日の報道でした。

今までの演技が何度も放送されています。

バンクーバーオリンピックでのラフマニノフ「鐘」のような重厚な楽曲でのプログラム、そうそう誰もが演じきることはできないでしょうね。

迫力がありました。

当時、なみはやドームに初めて見に行ったバンクーバー&世界選手権の直後の大阪公演は、パガニーニ「カプリース」でした。

真央さんは扇を持って舞いながら、ものすごいスピードで通り抜けて行きました。

(ランビエールさんの「椿姫」、高橋大輔さんの「eye」、15歳ジュニアチャンピオン羽生結弦さんの「ヴァーティゴ」などなど・・・今思えば貴重


今年のファリャ「Ritual Dance」は、ショートとフリーでピアノバージョンとオーケストラバージョンを演じ分けるという挑戦。

衣装も色を変え、表情の変化にこだわった。

エキシビジョンのバッハ「チェロ・スイート」、あまり使われることがないバロック音楽のソロで、真央さんならではの気品ある演技で魅せてくれました。

 

一方で、「メリーポピンズ」「アイガットリズム」など、軽やかで楽しいものも得意でしたね。

何度も観たいと思う演技の数々・・・。
 

真央ちゃん、お疲れ様でした。

とは言え、これからも各方面で活躍されそうな真央さんです。


ファンタジー・オン・アイスin神戸

2016-06-22 13:44:25 | フィギュアスケート

昨年行った、ファンタジーオンアイス神戸があまりに素晴らしく、今年もチケットを取りました。

今年のアーティストは、昨年に続きピアニストの福間洸太朗さん、ケミストリーの川畑要さん、オペラ歌手の鈴木慶江さん、そして、三味線の吉田兄弟。

何だか、すごい組み合わせです。


スケーターは、織田信成、安藤美姫、鈴木明子、本田真凛、青木祐奈、ハビエル・フェルナンデス、ステファン・ランビエール、ジョニー・ウィアー、ジェフリー・バトル、イリヤ・クーリック、ブライアン・ジュベール、ボロソジャル&トランコフ、カッペリーニ&ラノッテ、そしてエアリアルとアクロバットの方々。

 

 

ジュニアの真凛ちゃんと祐奈ちゃん、溌剌とした演技で非常に伸びやか。

日本女子の次世代を担うな、と感じさせられました。

 

吉田兄弟とのコラボで信成さんの2011年SP「Storm」、ハビエルの「バルセロナ」。

信成さんは、当時はまさか本物とのコラボするなんて思ってなかったでしょうね。

引退後、ますます花開く信成さんです。

「バルセロナ」は吉田兄弟の書き下ろしのようです。

三味線がこんなにも激しく力強くて驚き。世界チャンピオン、ハビエルにぴったりでした。

 

ソチ五輪金メダリストのペア、ボロソジャル&トランコフ。

インド舞踊「Nagada Sang Dhol」は、アイスダンスと見紛うほどのダンサブルなプログラムでした。

ペアは傍で見ていると、迫力が違います。

激しく舞いながら、次々技を決めていく演技にただただ圧倒されました。

 

ジョニーの「ビヨンセ・メドレー」。

真っ赤な衣装で、もう、これはジョニーにしかできない世界です。

「ジョニー ・ウィアー ビヨンセ・メドレー」の画像検索結果

 

福間さんとのコラボで美姫さん「バラード4番」、明子さん「アヴェ・マリア」、ジョニー「月光」。

どれも素晴らしかった。

でも、なんといっても、最後のランビとのコラボ、ラヴェルの「La Valse」(ワルツ)が圧巻でした!

(スコア、買いに行こ!)

福間さんの解説を転載させていただきます。(instagram

 

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ステファンとのコラボ曲、ラヴェルの『ラ・ヴァルス』について 。(長野公演にいらっしゃる方で、前情報なしで観たい方はスルーしてください)

原曲はオーケストラ用の作品で、ラヴェル自身による2台ピアノ版(=2人4手)と、1台2手版があります。私は、2台ピアノ版を何度か弾いてきましたが、1台版ではどうしても沢山の音が削られてしまい、他の方の演奏を聴いても自分で弾いてもなかなか満足感が得られず、これまでレパートリーには敢えて入れていませんでした。

しかし、4月にジュネーヴのアイスレジェンズでステファンの滑る「ラ・ヴァルス」を拝見し、彼の方からこれを日本のファンタジー・オン・アイスで披露したいと言われ、かなり時間は限られていましたが、私なりに二台ピアノ版をアレンジして長さも4分に編集して弾くことに決めました。

幕張の時から、ステファンと合わせをして、この曲について楽譜を見ながらお互いの解釈を深め、どのように構成・演出していくかも話し合いました。

「舞踏会のロマンチックな世界にいた自分が、知らぬ間に輪からどんどん遠ざけられ、目の前で現実と非現実が目まぐるしく回り、最後は大砲が鳴り響く中、自己破壊(self-destruction)に陥る」という感じのストーリーで、ああいった形になりました。お蔭さまで、腹筋・背筋・その他が鍛えられております(笑)。 この難曲を大舞台の大トリで弾かせていただくということで、初日の本番前はナーバスになりましたが、昨年この神戸の会場で得られた奇跡的な体験を思い出し、加療のため出場できなかった羽生結弦さんの分も頑張らなくては、と自分を奮い立たせ、舞台に上がりました。

僕らの作品で、皆様に新鮮な感動を与えられれば、最高に嬉しいです。

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遠くの福間さんの演奏を、人の頭の間から首を伸ばしたり、双眼鏡覗いたりしつつ、こっちに来るランビ様も見なくちゃならないし・・・。

最後、私もいっしょに倒れそうでした。

(最後、ランビ様は氷上で激しいスピンの後、倒れこみ、同時に福間さんまで椅子から倒れてしまったのでした。)


今年は早々と、先行抽選のチケットに当選することができました。

来年も行きたいけど、羽生選手も戻ってくるでしょうし、チケット争奪戦がまた大変なことになりそうです


☆既に当日、BSで3時間放映されましたが、関西地方中心に、6月25日(土)16:00~17:00ABCテレビ地上波で放送があります

時間から見て大幅カットでしょうが、ラ・ヴァルスはするはずです。

ぜひ、ご覧になってください。