先日は、S氏によるPTNAコンペティションの公開レッスンでした。
状況の分からない小さな受講者さんは、先生が話してる間に違う所をどんどん弾いたりで、会場はその可愛さ、先生の困り具合に
微笑ましく、クスクス・・・。
細かなテクニックを分かりやすく解説され、大いに参考になりました。
1人1人の割り当てが非常に短いので、丁寧な指導にあっと言う間に時間が来てしまいます。
先生も、段々と模範演奏中心にならざるを得なかったようです。
さすが、ショパンコンクール4位を経験されただけあって、ここをこんな風に・・・と弾かれる音が多彩で美しく、ため息が出ました
そして、今日は以前から申し込んでいた、レッスン室見学の日でした。
なかなか他の教室でのレッスンを見る機会は少ないので、とても楽しみにしていました。
M先生の教室は、広くて天井が高くて音響効果も素晴らしく、ホールのようでした。
ピアノはスタインウェイ。
立派な彫刻が置いてあるのですが、彫刻家だったお祖父様の作品だそうです。
幼児さん、小学生、高校生とレッスンを見せて戴いて、一貫したM先生ならではのロシアン奏法の指導がありました。
高校生のバッハ平均律やショパンエチュード、ベートーベンソナタの演奏も、小さい頃からの基礎の積み重ねなのだと言う事がはっきり分かります。
初めから音色や歌い方を少しずつ、しかし徹底して追求する。
その土台があってこそ。
やはり、基礎つくり指つくりを「小さいうちから丁寧に」。
恩師・原田先生も仰ってるように、私もいつもそう考えてレッスンしています。
さらに、指導力を高めるために、また自身の演奏力を高めるためにも、勉強を続けて行きたいと思います
ああ、ピアノって奥が深くて楽しい
