長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

絶対音感体験

2009-09-08 11:33:07 | 絶対音感

絶対音感」とは?
突然きこえた音の音程の名前がわかる能力のことです。
「絶対音感」をもっていれば、楽器がなくても頭の中に音をイメージすることができます。
ベートーヴェンが、耳がきこえなくなってからも作曲し続けることができたのは、「絶対音感」をもっていたからです。

タイムリミット
「絶対音感」を身につけるには、タイムリミットがあります。
「絶対音感」のおけいこは2~3歳からはじめるのが理想です。おそくとも6歳半までに始めないと身につきません。
したがって、周りの大人の適切な判断が重要になります。

「絶対音感」の研究は日々進んでおり、「絶対音感」が語学の習得など、他の能力の開発にも影響することがわかってきています。

from一音会



私は一音会の「絶対音感インストラクター」の資格を持っています。

昨日、絶対音感の体験を行いました。
お母さんと色々お話した後、Yちゃんがテーブルの前に座ります。
テーブルの上には赤の旗が1本。
“今から、「あか」の音を弾くから、聞こえたら「あか」と言ってハタを上げてね”
私が、ピアノで「あか」の和音(ドミソ)を鳴らします。
Yちゃん“あか”と何となく戸惑いつつも、元気よく答え、ハタを上げました。
10回続けて「あか」。
とても上手にできました
さすが3歳です。

1~2週間、「あか」を続けた後、2本目の「きいろ」(ドファラ)を入れます。
全問正解を基本とし、序々に増やして行きます。
お家でもできれば一日5回続け、9本の白鍵ができれば、黒鍵に入ります。

色は様子を見て、音名に変えていきます。
和音が入ったら、一音ずつに分離して行きます。
これをできれば、学齢期までに終えれれば、絶対音感がスムーズに身に付きます。
できるなら、1~2歳からがお勧めです。
耳の発達により、相対音感が付いてきます。
その前でないと、絶対音感は付かないのです。

私はその昔、4歳くらいから絶対音感のレッスンを受けたのですが、今は、音楽が周りに溢れていますし、幼稚園や保育所へ行かれる年齢も低くなっています。

実は、以前は聴いた音が分かったり、音が想像できたりするのは“当たり前”と思っていたんです。
絶対音感のレッスンを受けていたから、と言う事が分かったのは大人になってからでした。
音楽をして行く上で、「音が分かる」というのは必要不可欠で、なかでも絶対音感で音が分かるのは、語学で言うと、音楽が母国語になるようなものなのです。
つまり、意識しないでも自然に耳に入ってきて、意味が分かる、一度聞くと覚えている(これは個人差あり?)と言う事になります。
私は始めたのが遅く、最後までしていないので、白鍵と黒鍵の一部の絶対音感です。
それでも、音楽をやって行く上で、自然に何でもわかるという恩恵に預かり、素晴らしい贈り物をして貰ったんだな、と思っています。

Yちゃん、ぜひ「ハタ」しましょうね



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。