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公害問題を考えるとこの国は文明国家ではない

2015-03-26 21:59:33 | 政治・社会・経済問題
国会議員はこの間、何をしていたのか?!
国とはそもそも何であるのか?
水俣病患者の無念さを思うとき、憤りを感じざるを得ない。
正義はあるのかないのかとさえ問いかけたい。
「これほどの悲劇が生まれたのに、行政の責任が認められないのはおかしい」
新潟市にある木戸病院で名誉院長を務める斎藤恒医師(84)はは、判決後の記者会見で怒りの声を上げた。
当然の怒りである。
「何より行政の責任を認めてほしかった」
判決で
水俣病を認められた原告男性(58)は無念さをにじませた。
新潟水俣病の公式確認から半世紀、工場排水を規制しなかった行政の責任は認められなかった。
1956年5月熊本で水俣病公式確認。
1965年1月新潟水俣病公式確認
1968年9月政府が水俣病を公害認定
2015年3月23日に言い渡された新潟水俣病3次訴訟の新潟地裁判決。
なぜ、裁判はこれほど長いのか?
「そもそも行政がちゃんとしてくれたらこんなことにならなかった」当然の怒りである。
公害問題を考えるとこの国は文明国家ではない。
非情であり無責任。


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