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多発するニセ電話詐欺 金融機関が「最後のとりで」

2015-07-06 14:13:43 | 医療と介護
窓口で不審点見抜く多発するニセ電話詐欺を巡り、銀行などの金融機関が未然防止の「最後のとりで」として奮闘している。
ニセ電話を受けた高齢者は、金融機関の窓口で現金を引き出すケースが多い。
窓口でいかに不審点を見抜けるかが被害を防ぐカギを握っている。
「息子が家のリフォームをするので150万円下ろしたいんですが」
女性行員は銀行独自の「お振込・払込みのお客様へのアンケート」お示し、丁寧に説明しながら記入を求めた。
アンケートは約20項目で「はい」「いいえ」に丸印をつける。
女性行員は「携帯電話番号が変わった」など複数の項目に「はい」と答えたのを不審に思った。
即座に臨席の女性行員が所長に報告。
その間、男性行員が警察ニセ電話詐欺対策室に通報した。
今回の使途は典型的なだまし文句の一つで、「リフォーム資金のため」だった。
「元本が何倍にもなりますよ」
かかってきた電話に乗せられた男性(84)に待ったをかけた行員。
「そんなもうけ話はありませんから」と引き出しを思いとどまる
ように説得したが、それでも男性は何度も窓口を訪れた。
未然防止の決め手となったのは、銀行支店と警察刑事課の携帯電話を結ぶ“ホットライン”
被害に遭いかけた男性は、端から見たら明らかにおかしい投資話を信じ切っていた。
大金を引き出す際は、窓口での本人確認が必要な預金小切手の活用を呼びかけたりして、「水際作戦」を強化している銀行もある。

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高齢者が大金を引き出す“理由”は何か?
行員なら問い質すのが常識!
「息子さんの携帯電話の番号変わりましたか?」と問う。
「使途は?」
「ニセ電話詐欺ではないですか?」
行員が細心の注意をすれば、詐欺は防げるはず!

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