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どこか哀れさを感じさせる人

2015-07-11 02:44:50 | 雑記・断片・映像
生活困窮者に支援の手
働きたくも働けない、働いても最低限度の生活を
維持できない。
生活保護に至る前段階から支え、自立できるように多方面から後押しする「生活困窮者自立支援制度」がスタートして3か月がたった。
ホームレス状態にある人など一時的な住居や食料の提供。
借金整理などの計画相談・指導。
生活困窮世帯の子どもの学習支援。
厚生労働省が6月に発表した、4月の相談変数は全国で2万3019件。

4月以降、自治体の判断で行う支援事業を一つ以上実施しているのは493自治体。

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家人のパート先にも生活困窮者はいるようだ。
知的な問題もあり「他では雇ってもらえない」と家人が指摘していた。
その人に母親も居たが数年前に亡くなっている。
「子どもは見ず知らずの男に遊ばれて生まれたのでは?」と他人は憶測する。
49歳であるが同じ仕事場の26歳の若者と親しくしている。
若者も知的な問題があり、単純な清掃の仕事しかできないようなのだ。
他人の眼には仲のよい母子と映じている。
当方も2人の姿を何度も見かけているが、誰からもまともに相手にされない者同士が何時も寄り添っているよう想われる。
この女性を見かけるようになったのは、20年ほど前。
午前5時ころに家を出る姿を見かけ、当方が出勤する時間帯にさくさ坂を上ってくるのだ。
1年中、制服のように同じ茶系の地味なジャンパーを着ている。
ズボンはグレーである。
真冬でもコートを着ていない。
運動靴は薄汚れている。
昭和20年~30年代の女性を思わせる。
「昭和枯れすすき」を連想さると家人はいい印象をもっていない。
顔は浅黒く化粧気がまったくない。
長い髪を束ねている。
人の視線を避けるようにうつむいて歩く姿が、どこか哀れさを感じさせる。
「小学生の息子に殴られた」と顔と目の回りを腫らせて職場に来た時は皆が唖然とした。
「あなた、その顔で街中を歩くのよしな」とアドバイスした人も居た。

「あれで嘘もつくし、仕事は手抜きをすので、悪知恵は回るのね」と家人は手厳しい。











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