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印首相、山中伸弥所長に血液疾患治療で協力要請

2014-09-03 10:33:49 | 医療と介護
読売新聞 2014年8月31日(日) 配信

 日本を訪問中のインドのモディ首相は31日、京都大学iPS細胞研究所(京都市)を視察し、ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥所長から幹細胞研究の説明を受けた。モディ氏は、「インドでは血液疾患に苦しむ子供が多い。インドでもiPS細胞の研究を進め、治療に役立てたい」と協力を求めた。
 インドでは、治療法が確立されていない鎌状赤血球貧血症という遺伝病が多数報告され、対応が課題となっている。インド政府筋によると、モディ氏は、医療分野での技術向上や開発促進につながる日本の協力に強い期待を寄せており、自ら山中所長との面会を希望したという。
 モディ氏はこれに先立ち、安倍首相とともに、京都市の世界遺産・東寺を訪れた。帝釈天や不動明王などの仏像を見て回り、中央に安置された大日如来像の前で、2人並んで手を合わせた。東寺は、インドから中国に渡った密教にまつわる彫刻などで知られる。


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