医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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目に見えないものの価値(余白)を評価する

2014-10-10 19:43:50 | 受けとめる力
富士山-世界遺産の意義
三保松原の「逆転登録」
「芸術の源泉」として世界遺産委員会が富士山の世界遺産登録が認められた。
だが、三保松原は富士五湖や登山道とちがって富士山から遠いことなどから「登録除外」が勧告された。
三保松原は富士山から距離はあっても、富士山を愛でる典型的な場所で、日本人にとっては両者は一体なのだ。
三保松原が登録に含まれたということは、世界遺産委員会が目に見えないものの価値を大切にする日本の文化を評価したということだ。
「富士山」は、葛飾北斎の浮世絵に代表されるように、芸術の源泉という「目に見えないものの価値」が評価されたのだ。
目に見えないものの価値(余白)を評価するのは、日本の文化の特徴だ。
三保松原についていえば、富士山との目に見えないつながりという視点から考えた時に、「自分がこれまで語ってきた『余白』と同じではないか」と気がついたのです。前文化庁長官・近藤誠一さん














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