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自動車エンジン部品の日本ピストンリング(株)新規事業プレス発表会

2015-03-09 07:54:28 | 医療と介護
歯科インプラント製品への新規参入へ


日本ピストンリング(株)(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:山本彰)は3月8日、歯科インプラント製品「IAT EXA」を、同社ブランドとして取り扱いを開始したとして新規事業プレス発表会をホテル椿山荘(東京・文京区関口2-10―8)で開いた。
日本ピストンリングは、主力事業である自動車エンジン部品(ピストンリング シリンダライナ カムシャフト バルブロッカアーム 舶用・産業用大形ピストンリングなど)国内外の多くの自動車メーカーで、厳しい品質基準をクリアし純正パーツとして認定されており、その優れた品質は、NPRブランドとして世界各国で高い信頼を得ているという。
以上の製品説明についで、歯科インプラント製品への新規参入への経緯について、山本彰社長が説明した。
自動車産業はリーマンショックで業績が落ち込み危機感があったので、新規事業への参入を模索していた。
産・学連携の他、産・産連携で埼玉県下の中で同じ金属メーカーである石福金属と巡り合って意見交換して、創立80年の記念すべき年に新規事業を発表できた。
資材だけではなく、製造設備機器、技術、人の全てを譲り受けスタートラインにつくことができた。

今後、製造販売事業で蓄積した金属材料開発技術や精密加工技術等のノウハウを活用して、医療機器分野への事業展開を目指している。
新規事業参入を模索したいたなか薬事法の問題が大きなネットになっていたことも明かした。

歯科インプラント市場のトップ企業のシェアーは25%とされているが、1%を足がかりにしたいとした。
また、来賓として同席した昭和大学の宮崎隆歯学部長は、高齢者の健康長寿の大切さにふれながら、歯科インプラントの効用について述べた。
また、開発者の立場から歯科インプラント製品「IAT EXA」の特徴として、「純チタンワイヤ電極による放電加工により形状加工とともに施された清浄な表面で、規則正しく配列された放電痕による微小凹凸面と傾斜機能構造の厚い酸化膜で構成されています。
EDサーフェスは体液や血液の濡れ性が極めて高く、顎骨内に埋入後はタンパクや細胞が集積し、新しい骨再生に有利な生体反応を促進する」と述べた。













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