医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



40年余の取材歴を踏まえ情報を発信

一番の問題は感情的な対立が両国の国民に浸透

2015-06-21 01:43:35 | 編集スクランブル
★「腸をきれいにする奇跡の『煮あずき』
余命3か月のガンが消えた1日1食奇跡のレシピ
ムラキテルミ著
新聞広告が目にとまった。
これが事実なら医学的に検証すべきではないのか?
そうでなけれ、そんな『軌跡』は人心を惑わす本として否定されるべきではないか。
医薬品ではないので、厚生労働省も放置するのであろうか?
★韓国に良くない印象を持つ日本人は52・4%、日本に良くない印象を持つ韓国人は72・5%にのぼるそうだ。今春の「言論NPO」などの世論調査。
1998年には小渕恵三首相と金大中大統領との間で日韓共同宣言が発表され、韓国では日本文化の開放が始まり、日本でも「韓流ブーム」が始まった。
50前は1年でわずか2万2000人がった相互訪問者数が1日で1万人を超え、今では年間500万人を超えるまでになった。
★戦争責任については、日本政府は基本条約で解决したという解釈だが、その後、慰安婦問題がでてきた。
これについては村山政権で「アジア女性基金」(1995年)が設立された。
その後、橋本龍太郎、小渕、森喜朗、小泉純一郎の各首相は償い金とおわびの手紙を渡すなどして対応してきた。
当時は、慰安婦問題は歴史の恥部にあたるような話で、「お互いに触れまい」とい暗黙の了解であった。
★李明博・前大統領が任期終盤の2010年夏に突然、竹島(韓国名・独島)に上陸したり、会合で天皇陛下の謝罪を要求したことから、日韓がおかしくなったとされる。
されにアメリカ国内に「慰安婦像」を造り、社会問題、国際問題にまで発展させた。
そこでは「アジア女性基金」や歴代首相のおわびの手紙のことは無視されている。
★一番の問題は、感情的な対立が両国の国民に浸透していることだ。
それは被害者感情と加害者感情のスレ違いである。
一部メディアがナショナリズムを扇動する。
このための日本側の市民感情が急速に悪化した。
日韓アイデンティティの衝突でもある。
少なくとも日本は長い歴史上で友好関係にあって、日本は韓国と血で繋がっている部分も事実として否定できない。。
不幸な歴史問題では豊臣時代の侵略と朝鮮併合問題である。
★「共に開こう新たな未来を」
利害が一致している部分を基本に
「相互理解とそれに基づく信頼関係」
最近、対立的な要素が浮き彫りになり、お互いを理解しようとする意志が弱っている。
このような時こそ粘り強く意識的に相手の視点に立って理解しようと努力をしなければならない。
韓国が求めているのは歴史を直視し、未来の土台を築きあげていくことだ。

コメントを投稿