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全国の競輪場のなかで酒が禁止なのは唯一取手競輪場

2014-09-04 06:37:38 | 創作欄


競輪にマイナーな烙印を押した美濃部東京都知事のミスリード

なぜ、今は競輪なのか?

利根輪太郎は過去を振り返る。
利根の心情のなかには、やはり中野浩一さんの影響が色濃く投影されていた。
自転車競技はヨーロッパでは高く評価されている。
だが、日本の競輪はギャンブルであるがゆえに、日陰の存在なのだ。
廃止された後楽園競輪を利根は知らない。
当時の美濃部知事によって競輪はマイナーな立場に追いやられた。
公営の競輪は国営の中央競馬とはイメージも大きく違う。
取手競輪も廃止を望む声もある。
酒類の持ち込み禁止、写真、録画・録画禁止でもある。
全国の競輪場のなかで酒が禁止なのは唯一取手競輪場。
ファンである客を信用していない証左なのだ。
ファンは常に監視される対象となっている。
利根は写真撮影をしていたら、直ぐに監視員が飛んで来て制止された。
競輪ファンの平均年齢は75歳前後であろうか。
ファンの大半が年金生活者だ。
必然的に売上高も年々落ちている。
「父親の職業を競輪選手と公言することが憚れた」少年時代の中野浩一さん
少年の父親が中央競馬の騎手であれば、恥じることもなく人に伝えることもできたはず。
一方、競艇はどうであろうか?
攻めの姿勢で貫かれている。
宣伝も上手だ。
オリンピックに競輪競技が組み込まれたことが唯一の救いであろうか?


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