医科歯科通信  (医療から政治・生活・文化まで発信)



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鶏肉が苦手

2015-06-29 23:41:53 | 創作欄
当方はカメラマンではない。
自称写真家である。
正確に言えば写真・映像愛好家である。
カメラが2度も壊れて動画は止めたが、静止画像でもそれなりに切り取れる映像がある。
昨日、「カメラマン、今度は何処へ行くの?」と顔なじみの人から声をかけられた。
「予定はありません」と答えた。
だが、相手の名前も聞いて居なかったし、どこに住んでいるかも知らないが、「おお、また会ったな、カメラマン」と出会うと笑顔で寄って来るのだ。
時には「おお、会長」と声をかけられる。
年齢は70代の中頃であろうか?
「取手においしい焼き鳥屋は?」と尋ねられた。
実は当方、鶏肉が苦手なのだ。
話は幼児のころにさかのぼるが、ニワトリをペットのように想っていた。
ニワトリはトウモロコシを与えると手の平からでも食べた。
雛鳥の頃から慣れ親しんだニワトリたちである。
だがある日、その中の1羽が居なくなっていた。
徹は従兄の朝吉に尋ねた。
「ニワトリが1つ、居ないね。どうしたの?」
「ニワトリ?昨夜、徹も食べただろう。おいしかっね」
「食べた?!」徹は正確にその意味が理解できなかった。
昭和23年、卵は貴重なご馳走であった。
当然、鶏肉もご馳走であった。
東京大空襲の前の月に徹と姉、妹たちは母の実家(取手・小文間)に疎開し、約3年余田舎暮らしをしていた。
その間、徹の父は関東軍に居て終戦を迎えたことから満州からソ連へ連行されていたのだ。



















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