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エボラ熱死者1万人超す 鈍化傾向も増加続く 

2015-03-15 18:07:30 | 医療と介護
 WHO、終息見通し立たず
共同通信社 2015年3月13日(金) 配信
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は12日、エボラ出血熱の感染が深刻な西アフリカのリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国での感染者(疑い例を含む)が10日までの時点で2万4350人に上り、うち死者が1万4人に達したと発表した。米国やナイジェリアなどで死亡した15人を加えると、死者は1万19人となる。
 感染拡大のペースは以前に比べ鈍化しているものの、依然として死者、感染者ともに増加しており、終息の見通しは立っていない。
 WHOによると、3カ国の国別の死者はリベリアが4162人、シエラレオネ3655人、ギニア2187人。
 3カ国のうち一時は感染状況が最も深刻だったリベリアで新規感染者が出なくなっている一方、ギニアやシエラレオネではなお予断を許さない不安定な状況が続いている。
 WHOは、遺体の安全な埋葬が徹底されておらず感染のリスクが高いままだとして、住民への啓発強化を呼び掛けている。
 WHOのエイルワード事務局長補は11日の記者会見で「今年半ばまでに感染を食い止めることは可能なはずだ」との見通しを示したが、流行が終息すると考えるには時期尚早だとも述べ、楽観論にくぎを刺した。
 今回のエボラ熱流行は2013年12月にギニアで始まり、長年の内戦で医療インフラが貧弱なリベリアなどの周辺国に拡大した。












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