千葉大学の加藤隆(文学部教授、専門は聖書学)は聖書を本格的に読み進めようとする人のために、次のような指針を提案している。(「旧約聖書の誕生」2008年)。それにならって末日聖徒はどのように聖典を読んでいけば深い理解が得られるかを後半に記してみた。ここで言う「本格的に読む」とは、単に信仰者として信じている所や教会が提示している教えを越えて理解することを指している。
(1) 聖書の原語であるヘブライ語、ギリシャ語を学ぶ。
(2) 聖書の原文版を持つ。
(3) 英語、仏、独語を習得する。研究書、論文などを読むため、聖書学は西洋が本場。
(4) 研究のための七つ道具を揃える。ヘブライ語、ギリシャ語の辞書、聖書辞典、神学辞典、地図、歴史年表、コンコーダンス。
(5) 研究書、学術論文に目を通せる環境を整える。図書館、インターネットなど。
(6) これまでの聖書学の蓄積を踏まえる。
(7) 短いテキスト(本文)について深く考察する。関連する研究論文を集めて、関連個所を中心に目を通す。この作業によりあるテーマについて概観を得ることができる。
ついで日本の末日聖徒に当てはまる指針を、加藤教授にならって書いてみると以下のようになると考える。
(1) 聖書の原語であるヘブライ語、ギリシャ語を学ぶ。それに末日聖典の英語が加わる。
(2) 聖書の原文版を持つ。それに末日聖典(英文)。[KJV以外の現代英語訳聖書、BofM学習版も加える]。
(3) 英語で文献が読めること。末日聖徒イエス・キリスト教会は米国発祥、関連文献も英語。
(4) 研究のための七つ道具を揃える。上記(4)に加えて、「教会歴史」(英文、B.H.ロバーツ編)、B.H.ロバーツ「教会概史」英文、「モルモニズム百科事典」(英文) 、「聖句ガイド」(日本語合本)、項目別ガイド、聖書辞典(最後の二つは1985年英文の合本に収録されている。)
(5) 研究書、学術論文に目を通せる環境を整える。図書館、インターネットなど。末日聖徒の場合、BYUの宗教学センター、マックスウェル研究所、BYU紀要のホームページで刊行物リストを知る。同様にシグナチャー出版、コッフォード出版の刊行物リストに接することでも新しい動きを知ることができる。
(6) これまでの聖書学、 Mormon Studies (モルモニズム関連研究)の蓄積を踏まえる*。
(7) 短いテキスト(本文)やテーマについて深く考察する。関連する研究論文を集めて、関連個所を中心に目を通す。この作業によりあるテーマについて概観を得ることができる。
[21世紀におけるモルモニズム研究]
*Mormon Studies の分野の現状を知るには、当ブログ2009.07.08モルモニズム研究の七つ道具参照。
ジョセフ・スミスは・・・ヘブライ語で創世記の創世の物語を学んでいたことが分かっている。
彼はヘブライ語の学習に熱心で、教師はこれまでに指導したグループの中でも優れた生徒たちであったと述べている。
ーーー
いくらなんでもヘブライ語はハードルが高すぎる。。と思うなかれ。
教祖J・Sもヘブライ語を熱心に学んだとか。
ワタクシ?
Deeplがヘブライ語対応してから。。。
まずモルモン教みたいなオカルトとは縁を切る。
これが最初の第一歩
キリスト教も聖書も非キリスト教圏から見れば、カルト、オカルト視されても仕方ないわけですから。また、神学を学んだ者にとって、主流派のキリスト教も末日聖徒イエス・キリスト教会も大差ないのです。
宗教社会学的に研究の対象として、平等であるべきだと思っています。
上のコメントは削除一歩手前!
昨年は関東でもありましたね。私にとって思い入れのあるユニットが消えてしまいました。今回は関西ですか。
どんどん人が来なくなっていますからねぇ、やむ無しでしょう。
むむ。これは深い。
東京神殿オープンハウスですね。
待ちどうしい。
https://tokyojapantemple.jp/#dica_divi_carouselitem_0
>どんどん人が来なくなっていますからねぇ、やむ無しでしょう。
JNさん スレッドの話とずれてすみません。
長年慣れ親しんだユニットの名前が無くなるのはちょっと寂しいですね。
それより気になるのは、「統合が果たして良い結果になるのか?」と言う懸念です。
「近所に有って、親しい人が居て家族的な雰囲気のユニットを点在させる」と言う方法も有ったと思うのですが、教会役員は「管理のしやすさ」を優先したのかな?と思います。
そろそろ、「中央集権」から、「地域密着自立型」に代わっても良いような気がします。
今回の統合で思った事は、日本のモルモンも終焉が近いのか?って事ですね。 末日ですか?
NJさん、このテーマで別スレッド希望します。
合併して京都ステークになったんでしたっけ? もしかして高槻ワードは失くなっちゃったのですか? 詳しい情報を知らないのですが・・・寂しいことですね。
>それより気になるのは、「統合が果たして良い結果になるのか?」と言う懸念です。
私の長年の教会員生活から言えることは、合併したワードは再び分割することはない、です。
まぁアレですよ、教会がユニットの統廃合を「再編成」と呼んでいるのは、戦争中の軍隊が撤退を「戦略的転進」とか言って誤魔化していたようなもんです。
モルモン教会の衰退と終焉、それもまた善しです。
日本京都ステーク
境界線に変更のないユニット
1. 下鴨ワード (日本京都ステーク)
2. 伏見ワード (日本京都ステーク)
3. 城陽ワード (日本京都ステーク)
4. 大津ワード (日本京都ステーク)
5. 近江八幡ワード (日本京都ステーク)
境界線に変更のあるユニット
1. 岡町ワード (日本大阪北ステーク)
2. 千里ワード (日本大阪北ステーク)
3. 茨木ワード (日本大阪北ステーク)
4. 高槻ワード (日本大阪北ステーク)
5. 枚方ワード (日本大阪ステーク)
6. 舞鶴支部 (日本福知山地方部)
7. 福知山支部 (日本福知山地方部)
京都ステークは、京都府と滋賀県の大部分と大阪兵庫の一部を含むようです。
茨木、枚方、高槻が合併して「茨木ワード」
ステークもワードも役員さんが大変かも?
ユニットの集会は人数が増えて密になりそうなので、コロナ収束までは行けませんね。
これってかなり大きなワードになったんじゃないですか?
ああ、でも今はみんな来なくなってるから、そうでもないのかも・・・
ステークセンターの大きな建物ありましたよね、収容力はバッチリなのに会員が少ないと寂しさが割り増しです。