末日聖徒イエス・キリスト教会を代表して、十二使徒のM. ラッセ
ル・バラード、クエンティン・L・クック両長老が4月18日ニュー
ヨークで開かれたべネディクト法王の「祈りの会」に出席した。カ
トリックのメディアは異なる宗派、諸宗教から250人が招かれたこ
の会をエキュメニカルな会合と位置づけ、モルモン教徒が初めて参
加したことに注目し歓迎する記事を掲載した。
米カトリック「諸宗教間協調を目指す事務局」局長ジェームス・マ
サ神父によれば、末日聖徒を代表する人と最近会ったとき、この度
法王の訪米に際し、参加する機会があるだろうか、と打診してきた
という。神父は「もちろん、私たちは価値観を共有するところがあ
り、お互いに相違を尊重しながらさまざまな社会問題で協力するこ
とができます」と応じ、実現に至ったのであった。
マサ神父は、この動きはゴードン・B・ヒンクレー大管長のもとに
カトリックとモルモンが相互に尊重し合うようになった経緯がある、
と述べている。ヒンクレー大管長はソルトレークシティの現・前諸
司教と会談していて、1月に亡くなった時には全米司教長から弔電
が届いていた。
末日聖徒イエスキリスト教会は、ニューヨークの祈りの会に合わせ
て、同じ日に教会のサイトに「信仰の多様性を尊重する」という声
明を掲載している。
「カトリックニューズサービス」 べス・グリフィン
http://www.catholicnews.com/data/stories/cns/0802159.htm
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http://blog.goo.ne.jp/numano_2004/e/ca922644f25df58e0a4a98811d077452
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