ユタ州在住の女流作家メッティ・アイビー・ハリソン(末日聖徒、48歳)が、今年3月フィクション作品「エービシの書」を出版した。モルモン書アルマ19:16に登場するエービシというレーマン人の女性について書いたもので、好評価を得ている。この本について著者は次のように語っている。
「私は『エービシの書』を、彼女の物語を喜び記念するために書いた。人々の心を啓発・喚起し、彼女に敬意を覚えてもらうため、聖典の言葉をさらに探索し一種の『ミドラシュ』として著した。」
「私はモルモン書が、紀元前600年から紀元600年に実際に住んだ人々の歴史的な記述だとは信じていない。ただ、私のこの考えは民族の血液型や考古学的な検証の結果到達したものではなく、聖書、中でも山上の垂訓を徹底的に読み込んで、神や共同体についてじっくり考えた結果、理解が進んで達したものである。」
「私が書いた本の中で、『エービシの書』が最も人々の心に残る作品になるだろうと思っている。この本によって、読者が大事に思っている聖典に広がりを感じ、もっと好きになるのではないかと思っている。」
なお、Harrison は2017年に「レーマンの書」というフィクションを出版している。
Source:
http://associationmormonletters.org/blog/2019/03/true-fiction-harrison-on-the-book-of-abish/
英語の書名:
Mette Ivie Harrison, “The Book of Abish” (Common Consent Press, March 2019, 190 pages)
著者はブリガムヤング大学を卒業し(独文学BA, MA取得)、プリンストン大学で博士号(ゲルマン諸語と文学)を得ている。
はい! 私もそうですよ。
こういう事を言っても教会から出ていけ!なんて言われなくなったのは良い時代になったものです。しみじみ・・・
まぁ当てこすりや冷笑はされますけどね。
>聖書、中でも山上の垂訓を徹底的に読み込んで、神や共同体についてじっくり考えた結果、理解が進んで達したものである。
私の場合は、モルモン書に対する教会側の姿勢、ころころ変化する教義、自分の発言に無責任な教会幹部、自尊心ばかり高くて倫理観の抜け落ちた護教派教会員などを何年も見ているうちに「ああ、この本は悪い実しか結ばないのだな」という結論に至りました。
「人がその教えに従って最も神に近づくことのできる書物」でないことだけは確かです。
ネット時代になって会員が持つ信仰のありかたの幅が大きく広くなったんでしょう。各自各様でしょう。学者会員さんでも信仰維持から教会退会までいろいろあるでしょうし、様々。
ボコボイ氏(ボコヴォイ)
https://ameblo.jp/exmormon/entry-12444806912.html
イザヤのは28章っすね・・・「7 しかし、これらもまた酒のゆえによろめき、濃き酒のゆえによろける。祭司と預言者とは濃き酒のゆえによろめき、酒のゆえに心みだれ、濃き酒のゆえによろける。彼らは幻を見るときに誤り、さばきを行うときにつまづく。
8 すべての食卓は吐いた物で満ち、清い所はない。
9 「彼はだれに
」
28章
https://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/s/%EF%BC%92%EF%BC%98%E7%AB%A0
https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=https%3A%2F%2Fwww.deseretnews.com%2Farticle%2F900063943%2Fchurch
こういう事実に一言も触れないで引用するって何だかなぁ
私自身はモルモン書の歴史性を信仰の一部として信じているので比較的人生の助け手としやすいですが、そうでない聖徒には難しい側面もあるだろうなと思います。
リベラルな信仰を持っている聖徒が聖典として受け入れる助けになるのではないでしょうか。
アマゾンの定額制書籍の範疇になっていました。
アルマ19:16
そしてかれらもまたみな地に倒れるまで一心に主に祈った。
ただエービシと言う1人のレーマン人の女だけ倒れなかったが、
この女はその父が見た不思議な示現のために長らく前からすでに改心をして主を信じていたのであった。
ただ、伝道に出てはじめてモルモン書を読むようになったという宣教師(ほぼアメリカ人)が多いのも事実なんだけど。
ボコボイについて。2014/04/10 「米末日聖徒が旧約聖書の文書説について出版」以下、何度か引用・言及しました。4/10の記事で、彼がユタ大学教授であること、J. ウエルチの前書きを引用したことから、彼がモルモン教の世界を背景としていることが分かるはずです。出版社の名前 Kofford からも。
https://blog.goo.ne.jp/numano_2004/e/6d5832a2fc471d5e2becbf092f8a84e1
その都度紹介しなかったのは読者に親切でなかったことは認めます。・・彼が現在、元モルモンと見做されている?ことを Unknown さんのコメントで初めて読みましたが、私としてはそうであっても想定内で、それほど驚きません。彼に対する評価も彼の貢献に対する評価も変わりません。