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04年度モルモン歴史学会に出席して 1 

2004-12-19 11:12:26 | モルモン教関連
1 はじめに。
 今年5月19日―23日、ユタ州プロボ市マリオットホテルで開催された第39
回モルモン歴史学会に出席した。この学会には1994年パークシティで開かれ
た時に出席して以来10年ぶりである。しかし、ユタには2002年ソルトレーク
シティで開かれたサンストーンシンポジウムにも来ているので、この種の会
に久し振りという感じはしなかった。歴史学会の方がずっと学問的な雰囲気
があると思われるが、この種の催しに出て最近感じるのは、知的な末日聖徒
とモルモニズムに関心のある教会外の研究者が打ち解けて、学会を心底楽し
んでいる様子である。活発な信徒も教会を離れた人、モルモニズムの信仰を
否定している人も成熟した研究者として、一つのコミュニティがそこに現出
していると見ることができる。
 今回の大会テーマは「モルモンの文化的景観と物質文化」と題され、132
人が発表し、同時発表は6室に分かれて行われる盛況ぶりであった。以前よ
り恐らくは多少大衆化しているかもしれないがレベルは高く、会長など役員
も2年くらいで交代し、人材豊富で躍動している感がある。なお、この学会
には昼食会にセシル・O・サミュエルソンBYU学長(七十人兼任)が招かれて
スピーチを行なった。
 また、BYUの古い記念建造物的な校舎(BYAcademy)を多額な寄付で図書館
に改造したり、ブリガム・ヤング大学のあちこちで増改築が行われていたり
する様を見ると、教会はアメリカではあるいはユタ州においては勢いがあり、
健在であることが感じられる。
 (モルモン歴史学会会員 広島国際学院大学 現代社会学部 沼野治郎)     

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