まずは、あとがきを。
いやいやいや、なんてこと。
妄想のカケラだったはずのものが、
書き出してみれば、どっぷりと、本編にも劣らぬ長さになってしまったわ。
途中で、「しまった
ちゃんと、小説にすれば良かった」って、
気づいたんですけど、
あとのまつ~り~よ。
設定もなにもなく、
すばちゃんの「ミニスカサンタ歓迎」発言に、ちょっと、乗っかっただけだった1つめ。
最後の一文さえなければ、あれで終わりだったのよね~。
私の中で、妄想のカケラと小説の違いは、なにか。
一番の違いは、下書きがあるかないか。
きっちり、文章として手直しをして、できあがっているか、
はたまた、私の頭の中にあるだけで、終わりさえ見えていないか、
の、違い。
前者が妄想小説で、後者がカケラ、というわけです。
当初、カケラだった今回は、
だから、PC打ちつつも、終わりは見えてなかったわけです。
おかげで、時間がかかること。
UPしてしまってから、何度、書き直したいと思ったことか。
でもまあ、一応の終結を迎えました。
一番、ほっとしているのは、
もしかしたら、妄想の中の私。
一歩転べば、別れることになってたから。
あぶない、あぶない。
さて、続きは、おまけ。
クリスマス後の、とある音楽番組のリハ前の楽屋・・・。
「おはよーっす」
「おはよーございまーすっ」
「お願いしまーす!!」
「・・・・っす」
「あ、あれ?」
「どうした?」
「今さあ、なんか、キラッて、光った」
「何が?」
「ん~、なんやろ。REDくんとすれ違ったとき」
「あ、あれちゃう? 今日、珍しく、ピアスしてるもん」
「ピアスなん、珍しくないやろ」
「でも、ここんとこ、してなかったのに、今日、してるよ」
「おはよ! なに、どないしてん、そこ、かたまって、何してるん」
「いや、さあ、REDくんが、今日、ピアスしてるって」
「REDのピアスなん、珍しないやん」
「な? そやろ? なのに、こいつら、さあ」
「でも、あれ、新しそうやし」
「本人に、聞いてみたらええんちゃうん?」
「ブラック、聞いてみてや」
「あほか、おまえ。
オレがいきなり、あいつのピアスに興味示すん、おかしいやんけ」
「じゃあ、そういうんが、一番似合うんは・・・」
「ブルーやろ」
「おい! ブルー!!」
「なに?」
「ちょ、おまえ、こっち来いや」
「え~? なんなん、もう。まだ、オレ、なんも仕度・・・」
「いいから、来いや」
「何? どないしたん、みんなして。
あ、ピンクまで、おる」
「僕、おったら、あかん?」
「そんなことないけど、なんなん?」
「おまえ、REDのピアス、あれ、見たことある?」
「ピアスぅ? 最近、してへんかったやん」
「今日、してるんやって」
「へえ、そう」
「へえそう、ちゃうわ。気にならへんのかい」
「別に。REDのピアスが、なんなん」
「おまえ、察しが悪すぎひん?」
「ほんまや」
「あのピアスってさあ、プレゼントかなあ」
「彼女から? REDに?」
「そら、ないやろ。いくらなんでも、男にピアスって」
「ブラックは、ピアス、せえへんもんな」
「耳に穴開けるなん、考えとうもないわ。痛いやんけ」
「ちょ、話、ずれてんねんけど」
「こないだ、俺らで、彼女にメール、送ったやんか。
サンタの魔法たら、サブいこと言うて。
あれ、あのあと、どないなったん?」
「あれの仕切り、ナスやん」
「聞いてみよか?」
「こっち、呼んだるわ。おい、ナスッ!!」
「んあ? なんや?」
「ちょお、こっち来て!」
「なんやねんな、もう。はよ、仕度したらんかい」
「わかってるって。ええから、ちょっと」
「また、良からぬ企みやな」
「そんなん、ちゃうわ」
「REDのこと」
「REDが、どないか、したんか」
「この間、俺らで、例の彼女に送ったメール、あったやんか。
あれ、どうなったん?」
「どうなったって・・・、さあ? あれから、別に、なんも」
「なんか、聞いてないの?」
「RED、今日、ピアスしてるんやって。気づいた?」
「いや、してたか? 気づかへんかったわ」
「さっき、あんなに、近くにおったのに」
「近くにおったかて、気づかんもんは、気づかへんわ」
「彼女と、うまいこと、いったんかな」
「いったんちゃうか?」
「俺らがしたこと、バレてないんかな」
「バレてたら、なんか言うんとちゃうか?」
「いや、言わんやろ。そんなん、オレやったら恥ずかしいもん」
「まだるっこしいこと、しとらんと、直で聞いたらええやん」
「誰が、聞くん?」
「もしバレてなかったら、ややこしいで」
「そうか? ほしたら、どうすんねん」
「あ~ッ、RED、今日、新しいピアスやんかぁ」
「ばかオレンジ!」
「声、大きいな」
「あかん・・・」
「RED、顔つき、変わったやん」
「空気、読まんやっちゃな」
「あ、でも、見て。なんや、嬉しそうやねんけど」
「ええやろ、似合うやろ?」
「ええやん、ええやん。どないしたん、買うたん?」
「おう、まあな」
「でも、なんで、片一方だけなん」
「もう片一方は、彼女が持ってんねん」
「へえ、そうなんやあ、ラブラブやなあ、ええなあ」
「どっかの、おせっかいサンタのおかげや。
ありがとう、な」
「あ」
「バレてるやん」
「みたいやね」
「な? せやから、言うたやんけ」
「うまくいったんや」
「あほらし。ああ、おもろないわ、めんどくさ」
「まあ、そう言うたるなって。REDが幸せならええんちゃうか?
さ、はよ、仕度せんと、リハ、始まるで」
FIN.
いやいやいや、なんてこと。
妄想のカケラだったはずのものが、
書き出してみれば、どっぷりと、本編にも劣らぬ長さになってしまったわ。
途中で、「しまった

気づいたんですけど、

設定もなにもなく、
すばちゃんの「ミニスカサンタ歓迎」発言に、ちょっと、乗っかっただけだった1つめ。
最後の一文さえなければ、あれで終わりだったのよね~。
私の中で、妄想のカケラと小説の違いは、なにか。
一番の違いは、下書きがあるかないか。
きっちり、文章として手直しをして、できあがっているか、
はたまた、私の頭の中にあるだけで、終わりさえ見えていないか、
の、違い。
前者が妄想小説で、後者がカケラ、というわけです。
当初、カケラだった今回は、
だから、PC打ちつつも、終わりは見えてなかったわけです。
おかげで、時間がかかること。
UPしてしまってから、何度、書き直したいと思ったことか。
でもまあ、一応の終結を迎えました。
一番、ほっとしているのは、
もしかしたら、妄想の中の私。
一歩転べば、別れることになってたから。
あぶない、あぶない。
さて、続きは、おまけ。
クリスマス後の、とある音楽番組のリハ前の楽屋・・・。
「おはよーっす」
「おはよーございまーすっ」
「お願いしまーす!!」
「・・・・っす」
「あ、あれ?」
「どうした?」
「今さあ、なんか、キラッて、光った」
「何が?」
「ん~、なんやろ。REDくんとすれ違ったとき」
「あ、あれちゃう? 今日、珍しく、ピアスしてるもん」
「ピアスなん、珍しくないやろ」
「でも、ここんとこ、してなかったのに、今日、してるよ」
「おはよ! なに、どないしてん、そこ、かたまって、何してるん」
「いや、さあ、REDくんが、今日、ピアスしてるって」
「REDのピアスなん、珍しないやん」
「な? そやろ? なのに、こいつら、さあ」
「でも、あれ、新しそうやし」
「本人に、聞いてみたらええんちゃうん?」
「ブラック、聞いてみてや」
「あほか、おまえ。
オレがいきなり、あいつのピアスに興味示すん、おかしいやんけ」
「じゃあ、そういうんが、一番似合うんは・・・」
「ブルーやろ」
「おい! ブルー!!」
「なに?」
「ちょ、おまえ、こっち来いや」
「え~? なんなん、もう。まだ、オレ、なんも仕度・・・」
「いいから、来いや」
「何? どないしたん、みんなして。
あ、ピンクまで、おる」
「僕、おったら、あかん?」
「そんなことないけど、なんなん?」
「おまえ、REDのピアス、あれ、見たことある?」
「ピアスぅ? 最近、してへんかったやん」
「今日、してるんやって」
「へえ、そう」
「へえそう、ちゃうわ。気にならへんのかい」
「別に。REDのピアスが、なんなん」
「おまえ、察しが悪すぎひん?」
「ほんまや」
「あのピアスってさあ、プレゼントかなあ」
「彼女から? REDに?」
「そら、ないやろ。いくらなんでも、男にピアスって」
「ブラックは、ピアス、せえへんもんな」
「耳に穴開けるなん、考えとうもないわ。痛いやんけ」
「ちょ、話、ずれてんねんけど」
「こないだ、俺らで、彼女にメール、送ったやんか。
サンタの魔法たら、サブいこと言うて。
あれ、あのあと、どないなったん?」
「あれの仕切り、ナスやん」
「聞いてみよか?」
「こっち、呼んだるわ。おい、ナスッ!!」
「んあ? なんや?」
「ちょお、こっち来て!」
「なんやねんな、もう。はよ、仕度したらんかい」
「わかってるって。ええから、ちょっと」
「また、良からぬ企みやな」
「そんなん、ちゃうわ」
「REDのこと」
「REDが、どないか、したんか」
「この間、俺らで、例の彼女に送ったメール、あったやんか。
あれ、どうなったん?」
「どうなったって・・・、さあ? あれから、別に、なんも」
「なんか、聞いてないの?」
「RED、今日、ピアスしてるんやって。気づいた?」
「いや、してたか? 気づかへんかったわ」
「さっき、あんなに、近くにおったのに」
「近くにおったかて、気づかんもんは、気づかへんわ」
「彼女と、うまいこと、いったんかな」
「いったんちゃうか?」
「俺らがしたこと、バレてないんかな」
「バレてたら、なんか言うんとちゃうか?」
「いや、言わんやろ。そんなん、オレやったら恥ずかしいもん」
「まだるっこしいこと、しとらんと、直で聞いたらええやん」
「誰が、聞くん?」
「もしバレてなかったら、ややこしいで」
「そうか? ほしたら、どうすんねん」
「あ~ッ、RED、今日、新しいピアスやんかぁ」
「ばかオレンジ!」
「声、大きいな」
「あかん・・・」
「RED、顔つき、変わったやん」
「空気、読まんやっちゃな」
「あ、でも、見て。なんや、嬉しそうやねんけど」
「ええやろ、似合うやろ?」
「ええやん、ええやん。どないしたん、買うたん?」
「おう、まあな」
「でも、なんで、片一方だけなん」
「もう片一方は、彼女が持ってんねん」
「へえ、そうなんやあ、ラブラブやなあ、ええなあ」
「どっかの、おせっかいサンタのおかげや。
ありがとう、な」
「あ」
「バレてるやん」
「みたいやね」
「な? せやから、言うたやんけ」
「うまくいったんや」
「あほらし。ああ、おもろないわ、めんどくさ」
「まあ、そう言うたるなって。REDが幸せならええんちゃうか?
さ、はよ、仕度せんと、リハ、始まるで」
FIN.