「田中義剛の足し算経営革命」田中義剛、ソニー・マガジンズ
メルマガ1日一冊から・・・・
行政でまちづくり、特産開発に携わっている方、そして農協の職員の方是非一読をお薦めします。
農協の農家を食い物にする図式が・・・まさにそのとおりではないか? と感心しました。
北海道で生キャラメルを売りまくっているタレント田中義剛さん、最近のテレビでも凄い反響でしたが、その田中さんの一冊です。
よしたけ”さんは、30代でタレントとしてそれなりに成功していましたが、浮き沈みの激しい芸能活動に危機感を持っていました。
遊びほうける生活の中で、これは自分の求めている生活ではない、と感じていたのです。ここが並みの俳優と違いますね。
そして、35歳のときに前から興味を持って勉強していた牧場経営を北海道で開始します。
しかし、実際には牧場経営は夢に描いたイメージとは異なり、いろいろ苦労があったようです。
さらに10年間赤字が続き、芸能界活動の収入で それをカバーしてきました。
・農協からも無理難題を吹っかけられた。
家畜をたくさん飼え、機械を買え、ローンを組め、貯金をしろ、
言うことを聞け・・・。一方的な指導ばかり(p88)
農協職員の皆さん思い当たることが大いにあるでしょう。
農業をやって、残ったのは足腰の痛みと、農協の借金だけと嘆かれている農業経営者の気持ち痛いほどわかります。
そうした”よしたけ”さんがブレイクした
秘訣は、高く売れる商品開発力です。
1リットルの牛乳は75円。
1リットルからチーズを作ると500円。
自分のレストランで売れば1000円。
牛乳を農協に売っているだけでは、儲からないのです。
そうなんですよね。925円の違いはお起きです・・・・。
・このご時世に、「どうやったらたくさん牛乳が搾れるか」
などという授業を受けていても仕方がない。肝要なのは、
「どうやったら売れる商品を作れるか」ということ。(p180)
ここらが凄いでしょう。こんな柔軟な頭で地域づくりに取り組みたいものです。
田中義剛さんは、現代のシュリーマンだと思いました。
シュリーマンは、子供のころの夢であったトロイの遺跡を発掘するために実業家として財産を作り、その資金で遺跡を発掘しました。
田中義剛さんは、夢の牧場経営をするために、芸能界で稼ぎ、夢を現実化したのです。
・俺は常に、「廃棄物になってしまうものを使って
なんとか商品化できないか?」ということを
考えている。(p22)
・百貨店などと組むようになると、独占販売の話を持ちかけられる
ことはよくある。でも、そこでその話をそのまま受諾してはダメ。
「よそで売るな」と言われたら「年間保障してください」ぐらいの
条件を提示しなくては。(p135)
・今の時代なら「二兎も三兎も追いながら
時代に風穴を開けて、自己実現を完成させる」
というのが正しいやり方ではないか。(p154)
一度は読んでみたい本ではないでしょうか。
メルマガ1日一冊から・・・・
行政でまちづくり、特産開発に携わっている方、そして農協の職員の方是非一読をお薦めします。
農協の農家を食い物にする図式が・・・まさにそのとおりではないか? と感心しました。
北海道で生キャラメルを売りまくっているタレント田中義剛さん、最近のテレビでも凄い反響でしたが、その田中さんの一冊です。
よしたけ”さんは、30代でタレントとしてそれなりに成功していましたが、浮き沈みの激しい芸能活動に危機感を持っていました。
遊びほうける生活の中で、これは自分の求めている生活ではない、と感じていたのです。ここが並みの俳優と違いますね。
そして、35歳のときに前から興味を持って勉強していた牧場経営を北海道で開始します。
しかし、実際には牧場経営は夢に描いたイメージとは異なり、いろいろ苦労があったようです。
さらに10年間赤字が続き、芸能界活動の収入で それをカバーしてきました。
・農協からも無理難題を吹っかけられた。
家畜をたくさん飼え、機械を買え、ローンを組め、貯金をしろ、
言うことを聞け・・・。一方的な指導ばかり(p88)
農協職員の皆さん思い当たることが大いにあるでしょう。
農業をやって、残ったのは足腰の痛みと、農協の借金だけと嘆かれている農業経営者の気持ち痛いほどわかります。
そうした”よしたけ”さんがブレイクした
秘訣は、高く売れる商品開発力です。
1リットルの牛乳は75円。
1リットルからチーズを作ると500円。
自分のレストランで売れば1000円。
牛乳を農協に売っているだけでは、儲からないのです。
そうなんですよね。925円の違いはお起きです・・・・。
・このご時世に、「どうやったらたくさん牛乳が搾れるか」
などという授業を受けていても仕方がない。肝要なのは、
「どうやったら売れる商品を作れるか」ということ。(p180)
ここらが凄いでしょう。こんな柔軟な頭で地域づくりに取り組みたいものです。
田中義剛さんは、現代のシュリーマンだと思いました。
シュリーマンは、子供のころの夢であったトロイの遺跡を発掘するために実業家として財産を作り、その資金で遺跡を発掘しました。
田中義剛さんは、夢の牧場経営をするために、芸能界で稼ぎ、夢を現実化したのです。
・俺は常に、「廃棄物になってしまうものを使って
なんとか商品化できないか?」ということを
考えている。(p22)
・百貨店などと組むようになると、独占販売の話を持ちかけられる
ことはよくある。でも、そこでその話をそのまま受諾してはダメ。
「よそで売るな」と言われたら「年間保障してください」ぐらいの
条件を提示しなくては。(p135)
・今の時代なら「二兎も三兎も追いながら
時代に風穴を開けて、自己実現を完成させる」
というのが正しいやり方ではないか。(p154)
一度は読んでみたい本ではないでしょうか。