「ブログ書いたから公開しておいて」と旦那に突然言われた。 勝手にブログを作ってたみたい
まあ、いいけどさあ~~
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2009年8月16日(日)
夏休みを利用して以前からやってみたかったアルプス縦走に挑戦することに。
どの山に登るか出発の直前まで検討した結果、南アルプスの北岳(標高は富士山に次ぐ国内第2位)、間ノ岳(アイノダケ 第4位)、農鳥岳(ノウトリダケ) (総称して「白峰三山」)に決定した。
<白峰三山に決めた理由>
1.私の場合、車で登山口までアクセスするため、登山口と下山口が同じであること
→今回は下山口に車を停めて、そこから登山口までバスで移動
2.2泊3日程度で縦走できること
3.テント場があること
<予定ルート>
奈良田-(バス)-広河原(登山口)-北岳-北岳山荘(テント泊)-間ノ岳-農鳥岳-大門沢小屋(テント泊)-奈良田(下山口)
前の週までず~っと曇りや雨が続いていたけど、お盆が終わった今週から晴れ間が続くとの天気予報。今しかチャンスはないということで、16日(日)の18時ごろから急遽食料などの買出しに走り、テントやバーナー等のテント泊の準備が整ったのは22時過ぎ。
奈良田から広河原行きのバスの始発が5時30分で、その次のバスは2時間以上後になる。なんとしても始発に乗りたい。その為、夕食を食べた後、仮眠もとらずに17日(月)00時45分に家を出発。少しでも早く着いて現地で仮眠しようと、首都高、中央道をかっ飛ばす。
<高速料金>
原木IC-京葉口(京葉道) :100円
京葉口-高井戸(首都高) :500円(日祝割 500円均一)
高井戸-八王子(中央道均一料金区間):300円(深夜割引 50%OFF適用)
八王子-甲府南(中央道) :1000円(土日割引 1000円均一)
2009年8月17日(月)
2時50分甲府南ICを下りて、国道52号を身延方面に南下する。
国道52号沿いのコンビニで今日の朝食、昼食用のおにぎりを買おうと考えていたが、走れど走れどコンビニがない。やばい、このままだと甲府方面に引き返さないといけないではないか~!時間がないというのにーー。
かなり焦ってきた頃、真っ暗な中に煌々と光る明るい看板が見えてきた。どうかコンビニであってくれー、と祈るようにして近づくとそれはローソンだった。この時ほどコンビニの有難さを実感したことはない。ローソンは丁度、奈良田へ向かう県道37号の交差点を過ぎた所に立地していた。県道37号は山道となり、奈良田まで車で行ける。奈良田より先は、マイカー規制のため一般車は進入できない。
奈良田のバス停 バス停の先の河原にも大きな駐車場があった
4時30分奈良田に到着。広河原行きのバス停横の駐車スペースに車を停めて少しの時間でも仮眠する。30分程うとうとしただけでほとんど眠れなかった。
5時25分、バス停に向かうと既に多くの登山者が乗車して出発を待っている。
5時30分、定刻どおり出発。出発してまもなく河原沿いの大きな駐車スペースに停まって、そこでも登山客を乗せる。こちらがメインの駐車スペースだったようだ。
<バス料金>
奈良田-広河原間 :1000円
協力金 :100円
6時20分、広河原到着。
6時30分、トイレ、入山届けを提出し、いざ出発。意外と、広河原からバスを乗り継ぎ、北沢峠に向かう人達が多い。
今から登る北岳が綺麗に見える。
8時15分、大樺沢に到着。まだ雪渓が残っている。できるだけ雪渓の上を歩かないように右側を歩く。二俣を過ぎて、左股ルートを行く。斜面はどんどん急になり、立ち止まる頻度が多くなる。
後ろを振り返ると、鳳凰三山が綺麗に見えている。
10時30分、初めての梯子が出現。ここからはこのような梯子が連続する。
寝不足のためか、体が宙に浮いているようで力が入らない。疲れているとか、お腹が空いているという感覚もない。なんだか意識がもうろうとしてきた。
八本歯のコル
八本歯のコルから望む間ノ岳。奥には農鳥岳が見える。
11時00分、やっとのことで「八本歯のコル」に到着。間ノ岳、農鳥岳、富士山が綺麗に見える。
北岳山頂と北岳山荘への分岐 北岳への最後の登り
12時00分、北岳山頂と、北岳山荘方向への分岐に到着。ここで重いリュックを置いて、少しの水、食料等だけを持って山頂に向かう。
北岳山頂
北岳山頂
仙丈ヶ岳 甲斐駒ケ岳
12時25分、北岳山頂に立つ。仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳に加え、八ヶ岳、遠くに北アルプスも見える。
北岳から北岳山荘方面。小さく北岳山荘が見える。
12時50分、北岳山荘に向けて下山開始。はるか下のほうに北岳山荘の赤い屋根が小さく見えている。
北岳山荘とテント場
北岳とテント
13時50分、北岳山荘到着。テント泊の受付して早速テントを張る。既に10を超えるテントが張られている。
テントの中から見た北岳
テント場からは北岳が目の前に見える。ビールを飲んで昼寝する。
17時頃夕飯を食べてから早々に寝る。19時ごろ一旦外を覗くと、さっきまで晴れていたのが嘘のように霧がかかって神秘的な雰囲気になっている。
<北岳山荘>
テント泊 :600円
缶ビール :500円 (900円で生ビールも飲める)
2009年8月18日(月)
御来光
富士山のシルエット
3時、目が覚めたので外を見ると、無数の星が輝いていた。遠くに甲府の夜景も見える。
間ノ岳へと続くルート
5時30分、朝食を食べて、テントを撤収し出発。テント泊していた半分以上の人達が既に出発してしまっている。少し出遅れたか?今日も晴れている。寒いのでフリースを着て、手袋も付ける。
間ノ岳山頂と富士山
7時10分、間ノ岳山頂に立つ。山頂は広々としていて気持ちがいい。塩見岳が近くに見える。また、更に南の方に荒川岳がどっしりと横たわっている。
間ノ岳山頂から農鳥岳を望む。農鳥小屋が見える。
7時30分、農鳥岳に向けて出発。まずは、農鳥小屋まで400mも下らなければならない。結構な急勾配を滑らないように注意して歩く。ここで携帯電話のバッテリーがなくなり以降の写真は撮れなくなってしまった。
8時15分、農鳥小屋到着。座れるような場所がなかったので、そのまま素通り。ここからまた農鳥岳に向けて急な坂を上る。ゆっくりゆっくり歩く。
農鳥小屋から、農鳥岳への道は、Up、Downが激しく、坂を上りきったかと思うと、また下りるというのが何度も繰り返される。結構厳しい。
10時15分、農鳥岳山頂に立つ。
10時45分、大門沢に向けて出発。
11時15分、大門沢への下降点に到着。ここからはどんどん高度を下げていき、それと共に気温が上昇していく。また、下り始めてほどなく木々に覆われて視界が悪くなる。ここの下りが急勾配でひざがガクガクになってしまった。下りても下りてもなかなか大門沢が出てこない。ここはキツカッタ。また、時間帯にもよるのだろうが、この間2組の登山者としかすれ違わなかった。
13時30分、やっと大門沢小屋到着。豊富な水で顔を洗い、喉を潤し、水筒に補給して、しばし休憩。大門沢小屋は登山客にとってまさにオアシスといった感じだ。下降点~大門沢小屋、また、大門沢小屋から奈良田(下山口)まで、それぞれコースタイムは3時間で同じである。小屋の人に聞くと、同じ3時間でもここから先は、道が整備されているから歩きやすいとのこと。ということで、大門沢小屋には泊まらずに、下山することに決定。
13時45分、大門沢小屋出発。ほどなくして道に迷う。草に覆われているのだが、何となく踏み後が付いているように見える。まさかこんなところ通らないだろう?と思い、引き返すことに。すると、沢沿いに梯子がかかっており、沢を渡るのが正しいルートであった。直ぐに引き返したため、数分のロスで体力の消耗も少なくて済んだ。
途中、ルート上を水が流れていて沢のようになっており、正しいルートなのか不安になる場面が何度もあった。
ここでも急な下りだけでなく、上りもあり、重いリュックを背負って北岳山荘から歩き続けてきた体には非常にきつく感じた。
谷間のため既に日が差さない所もあり、もう少し遅く出発していたら、ルートを見失う可能性が高かったと思う。
広河原→奈良田への最終バスが16時に出発し、奈良田に16時50分に到着するので、大門沢小屋からの下山口を通過するのは16時40分ごろと思われる。このバスに乗れなければ、下山口から奈良田のバス停(駐車場)まで、35分も歩かなければならない。だから、何とかこのバスに乗りたいとおもい、急いで歩いたのだが、もう足の踏ん張りが効かないし、上り坂では足が上がらない。ここまで足が動かなくなったのは初めての経験だ。10年ぶりの3000m級の山登りで、テントを担いだ始めての縦走というのに少し無理をしすぎたか?
16時45分、まるまる3時間かかって下山口に到着。最後は気合で少し走ったのだが、なんと、数十メートル先でバスが出発してしまった。あと1分早ければ確実に乗れたであろうに。。。。 やむなく、駐車場まであるくことに。
17時15分、バスでは5分もかからなかった道のりだが、25分かけてやっと駐車場に戻ってこれた。
<帰りの高速代>
勝沼-八王子(中央道) :900円(深夜割引 50%OFF適用)
八王子-高井戸(中央道均一区間) :300円(深夜割引 50%OFF適用)
高井戸-京葉口(首都高) :560円(平日夜割 20%OFF適用)
京葉口-原木(京葉道) :100円
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