全面の大きな草を引き終えると、マーブルビーチの草引きは一層精神的な側面が大きくなってきた。
達成感が外見で満たされることがなくなってしまったためだ。遠目には元のきれいなマーブルビーチに変った。それ以上の変化はない。しかしビーチを歩くと、足元に無数の草の芽が伸びてくる。それを手当たり次第に引き抜いていく。草は休みなく成長していく。このバランスシートはこの草引きが際限なく続いていくことを現わしている . . . 本文を読む
6月から早朝の草引きを続けているが、今日ふと面白いことに気付いた。
いつも見る杖をついたおじさんが、飛ぶように歩いて通り過ぎたのだ。
始めて気付いたときのおじさんは、杖に身を託すような歩き方で、片方の足を少し引きずるようにしていた。
そういえば、最近、歩き方が変ってきたと思ったことが何度かあった。それが今日、颯爽とした歩き方に眼を奪われたのだ、相変わらず杖は持 . . . 本文を読む
職場の図書館でたまたま、B.エドワーズの「内なる画家の眼」という本を手にした。
開いて見ると、脳と左脳の思考方法の違いから説き起こして、絵なんて描けないと思っていた人でも無理なく絵が上達するシステムを紹介する本だった。
B.エドワーズ自身が絵の先生で、その実践から生まれたもので、その内容はほぼ100パーセント私が到達している地点と重なっている。そしてその説明方 . . . 本文を読む
人類誕生の歴史の空白に迫る!!
そんなキャッチフレーズに引かれて、プロメテウスを見てきた。
娘のバイト先の映画館では、リピーターも増えているという情報もあったので期待もあった。
3D映像にも違和感がなくなってきたし、映像は実に素晴らしかった。
人類はどこから来たのか。
改めてそんなテーマに郷愁を感じさせられた。
映画は人間の期限を求めて惑 . . . 本文を読む
夏休み最後の休暇をもらい、この日記のきっかけとなったのが3日前のことだった。
人が働いている日に、自分だけが休んで好きなことをしている。
サラリーマンにとってそれは極上の幸せなのだが、その日はなぜか気分が沈むばかりだった。
絵を描いていても、心は乗らないのだ。
するとはすかいの方向から妙な思考が起こってきた。
絵を描き始めて、休暇は私の創作活動の大きな糧だった。個性の不必要な仕事場で生き . . . 本文を読む