のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

色即是空・空即是色の円相(4)

2018-10-20 | 5次元宇宙に生きる(心)

 

空即是色

2

 

空から色が生まれる

それを知るまでに

長い年月が

私を

流れて行った

 

その間に

色から色を生み出そうと

躍起になっている

私がいた

 

書物を読み漁り

道を探した

苦難の末有りがたい経文を手に入れたという

僧の言葉と経文に

真実を見つけようと願った

色即是色の幻想に

目がくらんでいたのだ

 

色即是色に

進歩はない

形の違う

同じ質悪の絵を

進歩と思って描いていた

その虚しさに気付いたら

10年

今は貴重な体験だ

 

極端は極端にはしる

色即是色に幻滅した私は

空即是空に目を向けた

 

そのきっかけは

色即是空

その

教えだった

 

そうか!

分かった!!

真実こそ空だったのだ!!!

禅は空に向かうという

宇宙は空だ

そして

この己自身でさえ

空なのだ

 

色即是空

私は達成したと思った

色即是空

この私が空なら

その先には

空即是空の

世界がある

全ては

それが

極端に走った顛末だ

そこには

何もなかった

空は

ただ

命さえなかった

・ 

私は行き過ぎを感じた

道標を失い

宇宙の果てまでやってきたようだ

気付かなかった

正しい道を

どこかで見落としたのだ

引き返すしかない

 ・

道はどこにある?

空は正しい

そこまでは正しかった

我は空なり?

それは

正しいのだ!

 

ならば

還るべきは

色即是空

そこからやり直すしかない

空は正しい

ならば

空なる吾も正しい

信じるしかない

 

吾は正しい

すると

苦悩はありえない

正しいとは自然そのもの

それなのに苦悩があるのはなぜなのか

???

それは信じていないからだ

 

何を?

 

吾(自然)は正しいということを!

 

信じないから

自分で何とかしなければと思う

自分の力で

あらぬ方向に走り出す

 

信じたら

己の

全ては良しとなる

それは!

空なる吾から生まれるものの

新たな色を認めることだ

空から生まれる


真実は新たな色を生み出す

空即是色はそれを教えてくれていたのだ

私が私の言葉で理解した

瞬間だった

 

空即是色

それは

酒を持って市井に帰る

その姿だったのだ

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4 コメント

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Unknown (ZIP)
2018-10-20 23:53:18
形式論理は、
〜は、真である
〜は、偽である
と言う様に、あるモノが真か?偽か?
を問うているわけです。
真であるか?偽であるか?
ということは同じことを言っているわけです。

つまり、
ある存在が真と同じである
ある存在が偽と同じである
という様に、ある存在をある概念と一致させる
ことです。

概念に一致させることは、目の前の現実で起きている出来事の説明ではないということです。
概念に現実を一致させることにはどうしたって無理があるわけです。
言葉(形式論理)【法】は自分に起きる現実とは一致しない。
即ち、諸法無我。

色が空と同じであり
空は色と同じである
即ち、
存在【色】(原因から生じるもの【縁起】)は本質として無自性【空】である。
諸行無常

しかし、【空】を存在と存在のあいだ【間】として見るのであれば、無常というわけでもないわけです。

義理人情という龍もいれば、
義務道徳という龍もいるわけです。
返信する
ZIP様 (のしてんてん)
2018-10-21 09:26:49
ZIP様のお話を私がどれだけ理解しているのか、正直なところ分かりません。

論理を肯定されているのか、否定されているのか、あるいは論理を人の属性と見るのか。

私は後者だと思っております。

論理にしろ、概念にしろ、あるいは言葉そのものですら、人の属性あるいは一部と言っていいのかもしれません。

形式論であれ実質論であれ、理想論、観念論空論推論、あるいは無論理、すべてその意味で同質だと考えるのですが、いかがでしょうか。

何も語りえないものからヒトという領域が生まれ、知識が働いて己を知ろうと言葉を生みだした。ただそれだけのことなのでしょうね。

ヒトが言葉や論理を使うのは、一つはヒト社会を渡るためであるのですが、いまひとつは何も語りえないものへの回帰(願い)のため。

つまり後者のためなら論理の正否、方法、形式などを問うても意味はないということではないかと思うのです。

何も語り得ないものをどこまで実感し、その力を己の中で手出しせず活かしていく体験をどれだけ深く得るのかということなのだと考えます。

そこに至るために使う論理や概念は単なる道具であって、形や色が違っても何の問題もないわけですね。

私は自我と絵を追求することでここまで来ましたが、何が正しいのかまったくもって知りませんし、そんな答えを知ろうとも思いませんね。

ただひたすら、何も語りえないものと共にありたいと願うばかりなのです。





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般若心経と5次元と (デ某)
2018-10-22 14:15:00

詩的にして論理的 論理的にして詩的・・・。

今月27日は父の命日です。
19日、命日より一週間ほど早く父の三回忌を執り行いました。
お坊さんが来られ、いっしょに般若心経を唱えました。
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色・・・

お坊さんが仰るには
『意味がわかろうとわかるまいとひたすら唱えれば
 仏の道におのずから通じるところにございます』 と。

若いお坊さんで 
まだまだ世間も人間もわかっていらっしゃるまい、と思いましたが、
仰ることは一つ一つ平明でよく心に溶けました。

それにしても 5次元宇宙に生きる!と・・・
4次元の意味を理解しかねた高校生の頃、物理の教員に訊ねると
『3次元の立体空間に1次元の時間軸を無限に走らせた世界』だとか
『だから肺でも肝臓でもメスなど入れず血も流さず手術ができる』だとか、
『ゴム鞠を破ることなく裏表ひっくり返せる空間のようなもの』だとか・・・。
なんとなく面白くなって その道に進もうとしましたが、
数学で思うような点がとれず文系に変わりました(笑)
4次元を超える5次元空間・・・私には途方もありません。

ありがとうございました。
ますますのご活躍をお祈りします。

返信する
デ某様 (のしてんてん)
2018-10-23 11:40:31
心の問題というのは途方もない深さを抱えているのですね。

私は自分の心の動きに目が向きまして、どうしたら自分が納得できる世界に巡り合えるだろうというような視点から5次元に至りました。

ですので、
『ゴム鞠を破ることなく裏表ひっくり返せる空間のようなもの』

というようなことは考えたこともありませんし、とてもできることではありません^ね^

私にできることは、自分の頭で、どんな世界(空間)が思い描けるかということなんです。

私も大学は文系ですので、数学的な論理で考えるというより、文系なんです^ね^

思い浮かぶ世界を、どう表現したらいいのかということだけです。

それが何となく面白いのですけれど、^ね^


コメントありがとうございました。

お父様のご冥福をお祈り申し上げます。
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